昆布の里

2021年2月22日

 

 

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函館真昆布の名産地

函館市は,昆布の生産量全国一を誇り,その品種は,高品質の真昆布です。
 その中でも,南茅部沿岸は,
  ・昆布の育成に必要なケイ素を多量に含む流紋岩(酸性岩)である。
  ・広葉樹が多い自然林からの栄養塩やミネラルが大小30数河川から流れ込む。
 など昆布の育成に適した環境にあることから,品質ともに優良な函館真昆布の名産地となっています。

 

献上昆布として名高い最高級品の白口浜真昆布

南茅部沿岸で水揚げされる昆布は,「白口浜真昆布」とも呼ばれ,身が厚く,その切り口が白いことから,この名がつきました。
 上品な味わいと澄んだダシが豊富にとれ,高級加工品としても使われています。
 また,古くから松前藩が朝廷や将軍家に献上していたことから,「献上昆布」とも呼ばれています。
 寛政の頃,幕史・村上島之允が著した「蝦夷嶋奇観」でも「御上り昆布,一に曰く天下昆布~廳(ちょう)に奉る。これ昆布の絶品とす」と記されているほどです。(南茅部町史より)

 

献上昆布2.jpg

 

 

全国有数の昆布生産地

函館市の昆布生産量は,およそ3,800トンで,全国有数の昆布生産地です。
 そのうち,南茅部地域で水揚げされる昆布生産量は,函館市の約7割を占めています。
 主に関西方面へ出荷され,だし昆布や昆布巻きに利用されます。

 

 

全国で初めて養殖の企業化に成功

 

南茅部地域では,昭和40年代に真昆布の養殖に取り組み,企業化に成功しました。
 天然昆布は,その年の繁茂状況等により,生産量が左右されますが,養殖昆布は安定した生産が可能で,現在では,南茅部地域の昆布生産量の9割以上を占めています。

 

昆布養殖.JPG

 

 

養殖昆布の生産過程

養殖昆布1.jpg

母藻の採取~あん蒸(じょう)(8月中旬)


 母藻として採取した天然昆布を陰干しし,種苗の

 

生産に必要な遊走子の放出を促すため,新聞紙

に巻いて1~2晩あん蒸させます。

 

養殖昆布2.jpg

種苗生産(8月下旬)


 滅菌海水に母藻を投入し,遊走子を放出させ,

遊走子液を作ります。
 その後,別の滅菌海水が入った水槽に,

遊走子液を少量ずつ入れ,40~50日間培養

します。

養殖昆布3.jpg

仮殖~種付け(10月中旬~11月)


 種苗を外海環境に馴らすため,種苗を付着

させた糸を,沖の養殖施設に約1週間仮殖します。

この作業を「沖出し」と言います。
 その後,養成綱に種苗糸を,30~50cm間隔で

挟み込み,本養成に移行します。 

養殖昆布4.jpg

本養成(12月~6月)


 昆布の成長を促進するため,養成密度は1株当

たり4~6本となるよう間引きし,水位調整などを

行います。

養殖昆布5.jpg

水揚げ(7月~8月)


 養成綱ごとに水揚げし,陸上で洗浄,

乾燥作業を行います。

養殖昆布6.jpg

整形作業


 乾燥した昆布を,製品規格に合わせ

て加工し,出荷します。

   このように昆布が皆さんの食卓に届くまでには,様々な工程を経ています。どうぞご賞味ください。 


       養殖昆布7.JPG

 

 

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南茅部支所 地域振興課
電話:0138-25-5111
ファクシミリ:0138-25-5110