市長定例記者会見(令和2年11月26日)

2020年12月7日

定例記者会見

日時 令和2年11月26日 木曜日 午後2時30分

場所 市役所8階大会議室


【会見事項】

 

発表事項     

  新年恒例の大規模イベント等の対応について

  新型コロナウイルス感染症対策について

 

幹事社質問

 

各社質問

 



                                                          【一覧へ戻る】

 


発表事項

(市長)

私から2点ほどお話をさせていただきたいと思います。

1点目は、昨日教育委員会から1月11日に予定していた成人祭を中止する旨の発表を行ったところでありますが、そのほかの新年恒例行事についても、現下の北海道、そして本市における新型コロナウイルス感染症の感染者の増加を踏まえて、1月4日に予定しておりました函館市年賀会、函館市と函館市議会、そして函館商工会議所の3者の共催で開催しておりますが、これと翌日の1月5日に予定しておりました消防出初式の2つの行事については、今年度は見送ることを決定いたしました。

年賀会も出初式も700人から1,000人程度がホテルの会場や函館アリーナに参集して来るので、なかなか感染防止対策が難しいということで見送りを決定したところであります。

もう1点についてでありますが、北海道が今日発表するようですが、これまで警戒ステージを道内が3で、札幌についてはステージ4相当ということで、今月の7日から27日までを集中対策期間として道民に感染予防対策を呼びかけてきたところでところでありますが、この期間を12月11日まで延長するということを本日決定する見通しだとお聞きしております。

延長後の新たな対策として、札幌市内全域において接待を伴う飲食店の休業を要請することと、新北海道スタイルを実践していない施設の利用を控えるよう、札幌市民だけではなく道民全体に呼びかけることなど、さらなる対策の強化、徹底を図るということを、本日決定して発表されるようであります。

こうした状況を踏まえて、函館市においてもこれまでも申し上げてまいりましたが、札幌市との不要不急の往来を控えるということ、また、飲食の場面における感染リスクの回避の取り組みについて、改めて市民、そして飲食店など事業者の皆さんにもお願いを申し上げたいと思います。

函館では、10月までは感染者も少なく、感染経路もほぼ特定されていまして、札幌由来の家族や親族間の感染が多いという特徴がありました。ただ、11月に入って、市内でも感染者が感染していることが分からずに家庭に持ち込んで、家族が感染する例が見られるようになり、若い無症状の人たちが家庭内にウイルスを持ち込みやすいということが出てまいりました。とりわけ高齢者や病気がちの家族がいる家庭は、感染させてしまうと重症化するリスクが高いわけでありますので、十分注意していただくようお願いしたいと思います。

これから年末年始にかけて、子どもや孫など親族が函館に帰ってくるということも考えられますから、家庭内であっても、会話するときにはできればマスクをしていただきたいと思います。そのほかにもまめに手洗いしていただくことや部屋の換気を行うなど対策を講じていただきたいと思っております。

もう一方で、11月に入ってかなり本市も感染者が増え、60人を超えてまいりました。10月までと異なって、感染経路が不明なケースがかなり現れてきていまして、14日には、当市においても酒を提供する飲食店でクラスターが発生したところであります。この飲食店の関連で当市の約60人の感染者のうちの半数、30人ほどが、飲食店に直接出入りした人だけではなく、そこからの感染の広がりを含めて占めている状況にあります。

冬になると換気もなかなか難しくなりますし、その中で長時間、飲食を共にしたり、マスクなしで話したりすることは、感染の危険性が非常に高まりますので、店側もそうですが、利用客側も基本的な感染予防策を徹底していただきたいと思います。

とりわけ北海道がこれから、感染対策が不徹底な店には行かないでほしいと呼びかけるようであります。函館市においても、例えば、従業員やお客さんが全くマスクをしていないとか、お酒を飲んでグループで大騒ぎしているといった適切な予防策がとられていない店舗の利用については、市民の皆さんはもちろんでありますが、観光客の皆さんにもホテル等を通じて、利用を控えてほしいということを申し上げていきたいと思います。

冬を迎えてインフルエンザとの同時流行も懸念されます。市民の皆さんには、これまでもお願いしてまいりましたけれども、改めて、マスク着用、手洗いや消毒、3密の回避、こまめな換気といった「新しい生活様式」の徹底をお願いしたいと思います。

市としても、新型コロナウイルス感染症の拡大防止、また医療体制の維持、確保に全力で取り組んでまいりたいと思いますが、市民の皆さんにも、改めてご理解とご協力をお願い申し上げたいと思います。

 

 

 

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幹事社質問

 

(幹事社)

2点お伺いしますが、札幌でのGo To トラベルキャンペーンの除外などが決まりましたが、函館市への影響についてどのように考えているのかということと、今後実施予定の冬の観光需要を高めるような事業について、現時点で方針に変更はないか、また持続する場合、観光客などに呼びかけたいことがありましたらお願いします。

 

(市長)

Go To トラベル事業の見直し等の影響ということですが、今札幌市と大阪市を目的とする旅行が除外となりました。Go To トラベルが始まった当初は東京が除外されていました。それが解除されて、10月以降、前年を上回る予約が入っているホテル等もあるなど、回復傾向が顕著に見られたんですが、北海道の感染状況が悪化しているということが全国に広がりまして、キャンセルの動きが出ているということをお聞きしているところであります。

ホテルによって、多少違いもあるようでありまして、影響がないというところ、「10月は個人客が伸びて高稼働で推移」、「11月以降も好調に推移しているけれども、今後は心配」、「修学旅行や国内の団体旅行の動きも増えているし、11月は想定よりも予約が入っていた」というようなホテルがある一方で、「北海道の新規感染者の増加によって、キャンセルが増加傾向」、「修学旅行がキャンセルになるなど影響が出ている」、「11月以降、事前予約が前年より増えていたけれども、やはりキャンセルが出始めた」というようなことで、ホテルによって若干の違いはありますが、影響は受けてきたのかなと思っております。

11月24日から12月15日までの3週間は、大阪市と札幌市を目的とする旅行が割引の対象外となるわけでありますが、函館市にとっての影響がどのような形で出てくるのかは分かりませんけれども、やはり札幌市が除外されるということは何らかの影響があると思います。札幌市が除外されているということで、北海道がちょっと危ないなと受け止められるのか、札幌市は除外されているけれども、そのほかの地域は大丈夫なんだということで、函館市への観光客が、今後札幌の代替として増えてくるのか、そうしたことが今の時点では、見極めがつかないということで、しばらく推移を見るほかないと思っています。

いずれにしても、事業者の皆さんには、観光客の皆さんを安全に迎えるため、引き続き、徹底した感染防止対策に取り組んでいただきたいと思います。市としても市内の感染状況等について小まめに観光情報サイトなどを活用して、正確な情報提供を観光客の皆さんに対してしていきたいと考えております。

それから、冬の観光対策ということで補正予算を組んだ17億円の対策ですが、この実施については、今のところ変更することは考えておりません。観光業界は大きな傷を負っておりまして、観光都市函館の一番の産業でありますから、落ち込みを放っておくというわけにはいかないと考えております。冬の観光需要の喚起に向けた取り組みについては、今の感染状況の中では、方針を変更するということは考えておりません。予定どおり年明けの1月4日から各種の冬季イベントや市内飲食店で利用できる宿泊客向けのグルメクーポンの配布は、今準備を進めているところであります。

また、来年2月から3月までの2か月間、Go To トラベルが1月末で終了の予定でありましたから、市が独自に50%の宿泊料金助成を行うということで、12月1日から予約販売を開始する予定であります。Go To トラベルの延長の話もあったんですが、今のこの状況では延長できるかどうかというのは、非常に微妙だなと考えていますけれども、市の割引については予定どおり実施していきたい。緊急事態宣言等が発令されて、もう身動きできない状態になれば別ですけれども、現時点では予定どおり取り組んでいきたいと思っております。

観光客の皆さんには、当然「新しい生活様式」を地元で、もともとマスクの着用などをされていると思います。そうしたことを函館でも行っていただいて、先ほど申し上げたように、ホテル等によくお話を聞いたりして、大声で騒ぐような飲食店や感染症対策がしっかりしていないような飲食店などを避けていただく。普通に函館に来て、ホテルに泊まって、観光地を見物して、普通の飲食店、きちんとしたところで食事していただければ、感染の心配はお互いにそんなにないのかなと思っていますので、気を付けて市内の観光を楽しんでいただければと思っております。

 

 

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各社質問

 

(記者)

 北海道が明日からホテルの1棟を借りた宿泊療養施設を開設するということで、市としても先日、渡島総合振興局のほうに平井副市長が行って、早期の開設を要望しておりましたけれども、今回開設することが決まったことに対しての市長自身の受け止めをお聞かせください。

 

(市長)

渡島総合振興局長のもとに平井副市長が出向いたことを皆さんにも報道していただきました。間に合わない場合には、函館市が独自に宿泊できるような市の施設を準備するということで、北海道にはかなり急いでいただくようにお願いしてきました。北海道にも頑張っていただき、我々の想定よりも早く用意していただいたと思っています。

今はまだ病院で患者の面倒をみられる状況にあり、軽症者を無理に移す必要はありませんが、そうした段階で用意していただいたということに感謝をしています。

 

(記者)

現状ちょっと医療体制の逼迫が懸念されていたということですが、医療体制の現状を市長ご自身はどのようにお考えですか。

 

(市長)

 11月17日の対策会議を公開で行ったときに、氏家病院局長からも状況のお話がありました。先ほど申し上げましたように、最近感染者は増えてますが、軽症の方が多い。今日も5名ぐらいの発表ですが、ほとんどが軽症者で、ホテルも準備できたということから考えれば、よほど大きなクラスター、一番心配なのは病院や介護施設、札幌や旭川で起きている事態のように、一気に50人、100人ということになると、なかなか厳しい事態になりますが、今の函館の状況では、余裕があるという状況ではありませんけれど、ある程度持ちこたえて、対応できる状況にあると思っています。

 

(記者)

最近の事例として、市の発表内容では、職業年代など全て非公表という形で発表されて、その後で、事業者側がうちの従業員が感染したことが確認されましたということで、事業者単位で発表することが、かなり多くなってきています。

事業者側と市の発表のスタンスにずれがあって、市民の間でも疑念が生まれているんですけれども、事業者と発表方法をすり合わせていくとか、発表方法を今後検討することはありますか。

 

(市長)

お気持ちは分かりますが、なかなか難しいと思います。市は1人出るごとに、毎日何回も発表するわけにいきません。前日検査したものを翌日午後に発表させていただいています。その間事業者では、店舗を閉めて消毒する必要などがあるので、発表もせずにいきなり閉めると、あの店どうしたんだという感じになりますから、1人出た時点で即対処する必要がある事業者に応じて、市が都度発表するというのは厳しいので、ある程度やむを得ないと思っています。

これは函館だけの特殊事情ではなく、札幌等でもあれだけ出ている中で1人出るたびに発表できない中で、事業者側も翌日まで待って対処するわけにはいきませんので、その点はご理解いただきたいと思います。

 

(保健所長)

私共の公式発表は、感染者個人を基準として発表しておりますので、ご本人に職業を確認したうえで、発表しているところでございまして、今市長が申しあげましたとおり、事業者としては、また別の判断もあろうかと思います。そこの部分で若干齟齬が出てしまうと思っています。

 

(記者)

先ほど質問がありました冬の観光対策に関してですが、12月1日から受付を開始するということですが、このコロナ禍の中で、プロモーションはどのようにしていきますか。直接東京などを訪問することなどは難しいですよね。

 

(市長)

難しいですね。12月から予約を受け付けるのは、来年2月と3月の宿泊で、少し時間があります。今、政府としては、少なくともクリスマスまでには収束させて年末年始は、ある程度自由に行き来できるようにしたいということで、必死に取り組んでいるわけです。

この状況で、2月や3月まで拡大していくかというと、おそらく収まっていくのかなということもあって、予定どおり12月には予約を入れていくものです。Go To トラベルは今もうやっている事業で、ちょっと状況が違うかなと思っています。

けれども、今首都圏に行って、東京もGo To トラベルの対象外になるかならないか微妙な段階になっている中で、東京やあるいは大阪もそうですし、名古屋もそうです。函館と空路で結ばれて、行こうと思うようなところはみんな感染拡大しているところでありまして、そこに職員が出向いて、以前のようなプロモーションを行うということは難しいと思います。そうすると情報を使ったり、旅行会社や様々なサイトを使って、函館では2月と3月は半額になりますよということをキャンペーン的に打っていくことしかできないのかなと思っています。

 

(記者)

今後の話なので見通しになるとは思いますが、来年2月からの宿泊割引を行って、人の移動が活発化することで、函館でも感染拡大するのではないかという懸念はありますか。

 

(市長)

今まで函館では、旅行者がホテルや飲食店で感染したとか、感染を広げたということはありません。一般的にGo To トラベルで人が動くことによって、感染が拡大したと最近はずいぶん言われていますが、半分はそうだろうし、半分はそうでもないなと思います。

私自身から言うと、やっぱりGo To トラベルで、さあ旅行してもいいですよとやったことが、旅行だけでなく、もう前と同じ生活をしていいんだというような感じで受け止められて、まちなかで騒いで飲むとか、マスクもしないで食べるとか、いろいろなことが始まって、それがGo To トラベルのせいだと言われればそうかもしれないけれども、そうではなくて、札幌なら札幌の若者がススキノに行って騒いでいるというようなことで、誘発したことはあるんだろうと思います。

だから、普通に観光客がホテルに宿泊して、普通に観光地を見物して、食事もそんなに騒いだりしないで、来た人たちだけで普通に食事をしている分には、そんなに感染の拡大はないのかなと思っています。きちんと守ることを守っていただければ、そんなに心配しなくていいんじゃないかと思います。

ただ、先ほど申し上げたように、全国的に緊急事態宣言だとか、北海道がその適用になれば、これはもう函館の感染が拡大していないとしても、実施は難しくなるかなと思います。

 

(記者)

市内でコロナウイルス感染症患者が相次いでいて、市職員の感染も最近あるかと思いますが、市職員に対して感染対策の徹底などの呼びかけを行ったとか、今後行う予定があれば教えていただければと思います。

 

(市長)

市職員の1例目の感染は4月で、同居している方が入院先の札幌の病院で感染して戻って来て、同居の市職員が感染したというのが最初だったと記憶しています。

その後、函館では7月と10月に若干と、しばらく感染が多くありませんでしたので、市職員が感染したのは、11月に入って親族との関連で市職員に感染したというものです。

それから江別市の消防学校に研修で行っていて、そこでクラスターが発生して、現地で陽性が確認され、そのまま療養したという消防の職員がいます。また、先日、仕事上で接触していた市職員が感染して、そこから同じく市職員の濃厚接触者4人ぐらいに広がりました。

それから今日発表する中に2人入っていまして、もう1人陽性かもしれないということで、最大3名で合わせて10名ぐらいになります。

飲食店関連で感染者が増えたときに、全部局に対して11月24日の総務部長通知で、自宅であっても飲食に気を付けるようにという旨の通知を出しました。また、明日部長会議がありますので、その中でも再度、市職員同士の飲食も気を付けるようにということを徹底するようにしていきたいと思います。

いずれにしても、市職員がこれ以上の人数感染すると、市民からもみんなが我慢しているのに何なんだということになりかねないので、職員にもきちんとした形で感染予防対策をとってもらいたいと思っています。

 

(記者)

行事の中の関連で、昨日、市教委のほうから成人祭の中止が発表されましたが、この判断について改めてお伺いいします。

 

(市長)

教育委員会からも、以前より相談を受けていましたが、函館アリーナに1,000人を超えて、場合によっては1,500人ぐらいの新成人が集まって来るんです。進学や就職で札幌や東京などに行っている人たちも戻って来ます。そうすると久しぶりだから、終わった後に、普通の場合は、さあ飲みに行こうかとかってなるんです。

それを果たして実施できるかなというと、函館市内の若者だけでも厳しいのに、全国各地にいる二十歳が実家に帰ってきて参加するということになると、これは不安です。だから申しわけありませんが、私からも中止するべきではないかということを教育委員会に申し上げていました。

最終的な判断は教育委員会がいたしましたけれども、やむを得ないのかなと思っています。ただ、どういう形で代わりに新成人をお祝いできるかということで教育委員会でいろいろと検討しているんだと思います。

 

(記者)

宿泊療養施設ですが、北海道のほうでは100名以上の収容人数がありますので、当面は間に合うと思いますが、クラスターなどで感染者が急増した場合に、市独自で使えるような施設があると伺ったことがあるんですけれども、これはどこで何人ということは積極的に発表してはいないけれども、市としては指定をしているという段階、クラスターが発生して急増した場合に、市としてすぐ使えるようなステージにあるとか、どういう段階というご理解でしょうか。

 

(市長)

実は、北海道によるホテルの確保が間に合わないということも考えられたので、市の宿泊施設については、いつでも収容できる段階にありました。明日から北海道がホテルを確保して110人まで収容できるということであります。ただ、万が一のことがあれば困るので、市が確保している宿泊施設については、そのまま継続していつでも使える状態にはしておきます。

ホテルが満室になって、北海道がさらに第2のホテルを用意できればいいんですが、できない場合には市の施設を使うというように、予備的なものはいつでも確保しておくつもりです。いずれにしてもそう状態にならないことが望ましいです。

 

(記者)

逆に言うと、北海道が第3とかもあるかもしれませんが、ホテルを確保するんだったら、市有施設はその次の選択肢ということですか。

 

(市長)

もちろんホテルができる以上はホテルですが、第3まで用意しなければならない状態になったら、函館の医療体制はもたないんじゃないかと思いますので、そんなことは絶対に避けなければなりません。

 

(記者)

そうすると市がいつでも使えるように確保している市営の施設がどこということを積極的に市民に対しては言わないけれども、そこは準備していますということですか。

 

(市長)

これはホテルもそうですが、収容が必要になる段階まで、積極的に示す必要はないと思っています。そうでなくとも、あるということで一定のご安心をいただけたらなと思います。

 

(記者)

先週の市職員の飲食店への巡回を取材させていただいて、チラシを渡して説明をされていました。その場だけでなく、日ごろから市内を取材や自分の食事で回っていると、するお店は換気等をこまめにしていますが、やはり市の巡回が終わった後も、頑として、悪気はないと思いますが、換気等をせずに閉めきりで、外から見ると常連のお客さんが楽しそうに談笑しているお店がそこそこあって、しかも換気をしないお店ほど人気があるというか、密でやっているなという感じがするんですが、こういう段階にきたら、冬の観光キャンペーンも予定どおりということでしたので、もう一段強い指導なり、業界団体等や施設管理者を通じた強い要請をしないといけないのかなという気もするんですが、どうでしょうか。

 

(市長)

これは、なかなか難しくて、日本の場合には法律に強制力がありませんから、やっても、はいはい分かりましたって言われるとそれまでの話で、指導後にいなくなれば元どおりで、何回やってもきりがない話になりかねません。だからさっき申し上げたように、私は最近はそういう店に全く入っていないから、最近の状況は分かりませんけれども、そういう不完全な店があるとすれば、先ほど申し上げたように、良識がある人たちはそういう店には行かないでほしいということを訴えるしかありません。それは知事も今日これからおっしゃるんでしょうけれども、私からも市民の皆さんや観光客の皆さんに、そういう店は使わないのが一番なんだということを、はっきり申し上げておきたいと思います。

 

(記者)

成人式の話でお伺いしたいんですけれども、新成人にとってはもちろん一生に一度の一大イベントで、代替になるものを教育委員会のほうで考えているということですが、成人式に関連して、着物のレンタル業者や美容室や着付け屋さんのほか、成人式に合わせて帰ってくる人たちの需要を見込んだ飲食店の方々など、いろいろな業種に影響が及ぶと思うんですけれども、その辺へのフォローなど何か考えているものはあるんでしょうか。

 

(市長)

それは考えていません。ほかにも例えば新年交礼会をやらなければ、ホテルでの会場費だけでなく飲食費も全てなくなるわけですし、あちこちの忘年会や新年会がほとんど開催されない状況にある中で、宴会場を持っている施設にとっては非常に書き入れ時なわけで、それがなされないのに、一方で美容室など成人式に関連した部分だけ補償するというのは、なかなか厳しいと思います。

ただ、晴れ着を着て記念写真を撮るという方はいらっしゃるのかなと思いますし、そうした姿で何か工夫して参加できるような方法がとれないかなということで、教育委員会が様々検討しているものと思っています。

 

(記者)

旧ロシア領事館の件なんですけれども、先日の文化財保護審議会のほうで委員のみなさんが文化財に指定するべきだという方向で議論が進んでいるようで、市長は以前の会見で文化財の指定については、何か否定的な発言をされていましたが、仮に審議会が指定が妥当だという提言をまとめた場合には、市としてどう対応されるのかお伺いします。

 

(市長)

まず、国の指定文化財ということになると非常に大きなことになってくるんだけれども、私自身は、旧ロシア領事館がどうこうということではなく、市の指定文化財のあり方というのはどうなのかなと思っているんです。

そういう中で、今、売却をしようという方針でそれに参加しようとする人がいる中で、それと文化財の指定というのは全くリンクさせる必要がなくて、こっちはこっちだと思います。民間の施設であろうとも、遺愛やハリストス正教会など多くが国の指定を受けている施設もある中で、いまそれに間に合わせるかのように、急遽市の指定文化財にというのは問題が別だと思います。

市の文化財審議会が審議すること自体は一向に構いませんので、審議いただければいいんじゃないでしょうか。ただ、それに今我々がやろうとしている旧ロシア領事館の売却ということは左右されません。

今のぼろぼろになっている状況で文化財として指定できるのかという問題もあります。復元というか、きちんと改修した形で進むのか、老朽化のままでもするのか、それは審議会が審議することですけれども、そういうこともありますし、別に民間の手に渡ったからといって、文化財としての価値があるとすれば指定を否定するものにはならないので、その問題とこの問題は別だと思っています。リンクさせたい人はいるんでしょうけれども、私としては別問題だと思っています。

 

(記者)

ただ、市の指定文化財になると民間に売却後の改修などについて、一定の補助などもありますよね。

 

(市長)

審議会の答申を受けて市として決定します。しかし所有者の考え方で受けないこともあり得るわけで、そこまで拘束はされないということです。

 

(記者)

Go To トラベルの運用見直しについてお伺いしますが、札幌と大阪を目的とする旅行については適用しないということで、大阪や札幌からいらっしゃる方については適用するという政府の方針ですが、その決定についての市長のお考えをお願いします。

 

(市長)

なかなか難しいですけれども、札幌や大阪では市中で感染が蔓延しているから、何ともない地域から行った人が感染しやすい状況にあります。感染経路が不明ということが多いわけで、そういう中で注意してくださいというよりは、そこを止めるほうが一番で、それから同じように、大阪や札幌の市民がまち中での行動、飲食もなるべく自粛してくださいということが同時に行われて、ある意味、まちを少しストップさせようということですね。

ただ札幌市民なりが気を付けて函館に来ることについては、函館での市中感染の可能性は低い。札幌から来た人が感染を広げるかというと、先ほど言いましたように、酒を提供する飲食店で騒ぐことを目的で来たような人は別ですけれども、そうではなく家族やカップルなどで、普通にホテルに泊まって、観光地を見て、大騒ぎをしたりマスクを外してというような飲食店でなければ、そんなに心配しなくてもいいのかなと思います。

そういうことから言えば、私は、札幌から来ても大阪から来ても、今の時点では、ようこそいらっしゃいましたということしかありません。ただ、気を付けてくださいということは、十分にホテルを通じてお願いをしていく必要があると思っています。

 

(記者)

病床の逼迫状況に関してなんですが、旭川が今あのような状況になって、道北の中心都市として担う患者の数が道北全体からというところがあると思います。道南の中心都市である函館として、北海道からは病床の逼迫に対する発表はあるとは思いますが、道南全体に対して、函館がこういう状況ですよということを函館市独自でアナウンスするというようなことは考えていませんか。

 

(市長)

函館市内の指定医療機関が、とりわけ中等症から重症の患者をみて、軽症の人たちは、八雲や今回の奥尻の関係で江差とかでみてもらって、共同体制、互いの病院間の連絡はきちんと取れていますし、渡島保健所と市立保健所の連絡体制もきちんとした形で行われ、医師会との話も行われています。ただ、渡島、檜山管内の住民に対して、函館市が大丈夫だとか大丈夫でないとか、足りないとか多いとか、あまり不安を煽るようなことを申し上げても、それぞれの町は感染を防止するためにいろいろなことを努力してやっているわけですから、それを継続してもらうしかないと思います。

指定医療機関のある函館市としては函館市民だけではなく、道南全体のこともきちんと考えた上で、ホテルの確保や市の宿泊施設、市が用意したところは函館市民しか入れませんよということではありませんので、やはり道南全体を考えて我々も取り組んでいきたいと思っています。

ただ、今の病床状況を逐一渡島や檜山の住民の皆さんに言っても、旭川ほど感染者も多くないので、なかなかぴんと来ない面もあるのかなと思います。函館市民に対しては、感染が急激に拡大してきて心配もあると思って申し上げていますが、それ以外に対しては、函館市ではなく、北海道の役割だろうと思っていますので、渡島総合振興局なり檜山振興局なのか、あるいは渡島保健所なりが各自治体にそういったことを説明されるのであれば、そうしていただきたいと思います。

 

(記者)

先日、五稜郭公園でサクラへのたばこのポイ捨てによるぼやがあって、私も函館に赴任して1年半たって、函館の方の喫煙マナーはおおむね良いのかなと思ってはいるんですが、観光都市にしては珍しく、喫煙ルールについてどうかというのが、市内にほとんど目に見える形では掲示がされていません。そのために、本当に好きな人は函館バスのバス停だろうが、市電の停留所だろうが吸い始めてしまっている人もいるなという感じで、観光客が困った様子で横にいる光景も、ごくまれではありますが、たまに見ることがあります。こういうぼやの一件もあったりして、人通りが多かったり観光客の利用が多いエリアにおけるマナーの表示、条例や法理の表示、あるいはそれを裏付けるような分煙体制の整備についてはどうでしょうか。

 

(市長)

ポイ捨て条例は20年以上前には制定していると思いますが、路上の禁煙ということまではいっていません。ただ、私自身は本町や大門などを歩いてもほとんどそういう人は見かけませんが、そういう意味では昔はたばこの吸い殻がその辺にだいぶ落ちてたし、吸いながら歩いてた人がいましたけれども、ほかのまちに比べても、そんなに多いとは感じていません。ただ、常識のない方はどこでもいるので、いくら看板などで啓発しても、そういう人たちには効かないんです。昔と違って今の時代、看板を見てそうだよねとなる人は、最初からそんなことはしません。だから看板やポスターを掲示したって、もうこれだけまともな人が増えている中では効果がないと思っています。

だから、やるとすれば東京都みたいに罰金を取るというようなことまでいかなければならないけれども、函館がそこまでひどいかというと、私はだいぶ良くなってきているなと思っています。

ただ五稜郭の件は、報道を読んでいるだけですが、たぶん常習犯でしょうし、とんでもないことなので、これ以上もしやるとすれば、きちんとした形で防犯カメラを設置するなどして特定する必要はあると思います。

 

(記者)

成人式の関係で、1月11日の成人式の中止を判断されたということは、いま全国にいる新成人の方たちに函館に帰って来ないでと呼びかけるんでしょうか。

 

(市長)

そんなことは言いません。

それとこれは別で、十分注意してもらうということで、帰って来てもらって構いません。成人式に来るというのは、友達とわいわいやるために、わざわざ東京とか札幌から、戻って来るとすればそういうことが目的で戻って来るわけだから、それはただ年末年始に戻って来るのとはわけが違います。戻って来るなということではなく、気を付けてくださいねということです。

 

(記者)

戻って来て、親しい友人と何人かできちんとしたところでご飯食べるぐらいのことについては。

 

(市長)

小池都知事も小人数って言っています。何十人もで同窓会のようなことをするのは控えるべきと思いますけれども、常識的な範囲内、4人以内とか小声でとかの話がありますので、それは函館においても同じだろうと思います。

 

(記者)

記念写真を撮るとかでは戻って来ても構わないということですか。

 

(市長)

一向に構わないですよ。個々に家族と会うとか、家族とともに成人を祝うのは、家族としては当然のことでしょう。お子さんが帰って来て、両親やきょうだいでお祝いをするのは十分意味のあることだし、いいことだなと思います。

 

(記者)

クリスマスファンタジーが間もなくですが、今年は多くのイベントが中止になってしまった中、縮小する形ですけれどもツリーに明かりが灯りますが、その辺に対しての市長の思いはいかがでしょうか。

 

(市長)

いろいろこういうご時世、コロナウイルスが蔓延している状況の中でやることがどうかなということもありましたが、ステージイベントやスープバーをやめて、多くの人の密集を避ける形で開催します。それで、会場に飾った20メートルほどのツリーと花火を離れて、あまり密にならないように見ていただきたい。

市民にも観光客にも、こういうときだからこそ、少し明るい希望の光のようなものを見ていただければなと思います。

頑張っていきましょうというような気持で、ちょっと晴れ晴れする。子どもさんを連れて、ああきれいだねって言っていただける。こういうときだからこそ意味があると、私自身思っています。

 

 

記者会見動画YouTube 函館市公式動画チャンネル)

   
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