いけすイカについて

2014年3月26日

 

 

函館特産いけすイカ

 

○ 釣りイカを船のいけすで運ぶ「いけすイカ」

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 スルメイカ(通称マイカ)は,船上で,氷を入れた発泡スチロールや木箱に詰めたものや,漁船で冷凍にするなど,一般的には,死んだイカを水揚げします。
しかし,「いけすイカ」は,釣ったイカを漁船の水槽(いけす)に入れたまま,港まで運び,生きてるイカを水揚げします。
したがって,「いけすイカ」は陸揚げした時には,生きているため,鮮度が大変良いのです。
 また,一部は,いけすから活魚輸送車に積み「活イカ」として,生きたまま流通されています。  

 

 

 

 

 

○ 函館だからできる「いけすイカ」

函館は,スルメイカ(通称:マイカ)の良好な漁場である津軽海峡に面した街です。

スルメイカ漁は,毎年6月1日から解禁となり,盛漁期となる夏には,函館市の沖が主要な漁場となるため,

市内からも漁火が見え,これも名物となっています。このように,漁場から市場までの距離・時間が非常に短いほか,

本州等と比べ沿岸域の水温が低いため,いけすイカの水揚げが出来るのです。

 

 

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▲早朝,漁を終え函館漁港へ入港します

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▲漁港には活魚運搬車も来ます

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▲漁船のいけすからイカを揚げます


 

 

 

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▲イケスから直接,活魚

としても出荷します。

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▲積み込み作業(横方向)

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▲積み込み作業(正面)


 

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▲イケスから直接,活魚車

へ積み込んでいます

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▲市場のせりに出すためトラ

ックへ積み込んでいます

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▲「いけすイカ」です。生きています
この黄色い箱で市場へ出荷されます


 

 

 

○ 函館産のイカが美味しいわけ

北海道大学大学院

水産科学研究院

教授 桜井泰憲

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北大の桜井教授によると
「津軽海峡では,初夏から冬にかけてスルメイカが漁獲される。これらは,秋から冬に山陰日本海から東シナ海で生まれて,暖流にのって北上してくる。初夏の津軽海峡には,活発に餌を食べて成長するスルメイカが来遊しており,たとえ小型であっても身が厚く,肝臓(ゴロ)も太っており,美味である。また,秋から冬には,北海道からサハリン・千島列島まで索餌回遊していたイカが,再び津軽海峡を通過する。これらのイカは,再び南の産卵場へ向かうものであり,大型でかつ良く太っている。これをサケにたとえるならば,北洋でせっせと餌を食べて脂の乗ったものに相当する。一方,日本の南で漁獲されるスルメイカは,産卵間近のものであり,身はやせており津軽海峡のイカに比べて味は落ちる。」



 
 
○ 「いけすイカ」の取り組み

 

北海道沿岸でのイカ釣り漁業は,明治以前からおこなわれ,1970年の後半から“いけす”を装備する船が多数出て,これによりスルメイカを容易に生かして持ち帰ることが出来るようになり,今日に至っております。

現在は,市内の 函館市漁業協同組合 と 銭亀沢漁業協同組合 の所属漁船43隻が“いけすイカ”を水揚げしています。

 

 


 

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