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市長記者会見(令和6年4月23日)

公開日 2024年05月17日

更新日 2024年05月17日

記者会見

日時・場所

  • 日時 令和6年4月23日 火曜日 午後3時30分
  • 場所 市役所8階大会議室

会見事項

会見の様子(動画)

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幹事社質問

(記者)
 市長就任1年にあたり,この1年の市政運営について所感をお知らせください。また,公約達成の観点から,できたことやできなかったこと,2年目にまず取り組みたい課題について,いくつか個別事例を挙げて教えてください。
(市長)
 1年の所感ですが,この場に来てから考えようと思っていました。まず,私は,記者会見が苦手なんです。だから,1年間を振り返って,記者会見はどれもこれも思い出深いです。
 また,新しい時代を感じた1年だったと思います。例えば,町会単位の対話集会を数多くやりました。昔の移動市長室は,身近なもの,クレームに近いようなものがすごく多かったです。でも,最近のその町会単位の意見交換会では,もちろん身近な話題もありますが,私の政策をすごく読み込んで来てくれて,そのうえで,提案をいただいたり,実情を踏まえた要望をいただくケースが多く感じられました。それはきっと,ただの傍観者ではなく,自分も主体的に地域に関わるというような意識に変わってきたのではないかと感じました。
 あと,新しく変わったということで印象的だったのは,地方の声が中央に届くという実感をしました。都道府県の市長会とか全国市長会から中央への要望は,従来からもちろんやってきていましたが,最近は,直接首長同士が携帯のLINEグループで繋がるなど,新しいプラットフォームが出てきていまして,そこでのスピーディーな動きで中央に声を届けて,素早く規制緩和にまで繋げるという事例があったことがすごく印象に残っています。
 それと,1年を振り返ると,やはり第1章かなという感じがします。体制づくりをまずやったということが思い出されます。人口減少対策の本部がなかったのでそれをつくったり,あるいは危機管理監を設置したということを含めて,まずは体制づくりをやったという感じがします。
 それから,公約達成の観点からいいますと,まず,就任してすぐの5月に,物価高対策,生活の支援をやりました。それと,6月の補正予算で,素早く対策をしなければならない,喫緊の課題だと思って印象にあるのは,産業に関するものです。例えば,1次産業では,天然コンブの資源回復の対策とか,あるいは農業法人の参入支援もやりました。他にも多くの対策を6月の補正でやりましたが,医療や健康関係もありました。がん検診の無料クーポンを,新たに40歳にも配付する事業とか,医療用ウィッグの補助金を新設したり,そのような医療や健康にも意を配したと思います。
 あとは,令和6年度のいわゆる最初の本格予算で,様々な分野において取り組みましたが,子ども,子育て,教育といった未来への投資に着手できたなと思います。第2子以降の保育料の無償化とか,小学校の入学祝金,公立はこだて未来大学の無償化とか,あとは,子どもの居場所づくり,無料学習支援を拡充することにも着手できたことは,一定程度,前進したなと思います。
 できなかったことという部分のご質問もあったと思います。できなかったことというか,本当にまだやりたいことはたくさんありますが,敢えて言いますと,8つの扉の一つのインクルージョンという分野についてですが,もっと踏み込んでやれたら良かったという思いがあります。

(記者)
 2年目に取り組みたい課題については,どうでしょうか。
(市長)
 2年目に取り組みたい課題については,まだあまり予断を持たずに考えています。というのは,かなり課題が山積していて,どれも急ぎのものばかりだと考えています。先ほども,きめ細かく声を聴いているということをも申し上げましたが,それ以外にも業界の方からのヒアリングを,去年もしましたが,今年も色々声を聴きながら,何を取り組んでいくのかを考えていきたいと思いますが,今,この4月の段階でこれだという決め打ちをしない方が良いと思っています。

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各社質問

(記者)
 新幹線の函館駅乗り入れについて質問します。先日,JR北海道の綿貫社長が,会見で函館駅への乗り入れについて,実現が難しいのではないかというコメントをされていましたが,それに対する受け止めについて,コメントをお願いします。
(市長)
 実現が難しいのではないかというコメントがあったかどうか,記憶が定かではありません。まず,JR側としては,こちらとしてもそうですが,大前提として,函館市からまだ具体的な,例えば要請とか,あるいは協議とか,あるいは話し合いとかは,まだ一言もしておりません。まずは,調査結果が出ましたので,何度も申し上げているとおり,議会と話をしたいという段階ですので,JR側としても函館市から何か一言でもあったのであれば違うのかもしれませんが,市としても何も申し上げていない段階なので,JR側としては,平成23年になると思いますが,並行在来線の分離を,函館市を含めた地元自治体が表明したときの経過のままなのだと思います。そのようなことを,記者会見の場でおっしゃったのだと認識しています。

(記者)
 北海道新幹線の札幌延伸が2030年から延期するのではないかということが一部報道でありまして,まだ発表はされていませんが。前回の調査報告があったときに,市長は,2030年の札幌延伸と同時に函館駅の乗り入れを目指したいとおっしゃっていましたが,例えば,札幌延伸が遅れた場合,函館駅の乗り入れについても,同じ時期にというところは変わらないのでしょうか。
(市長)
 まだ,公式な発表はありません。延期するのではないかという報道は見ましたが,現時点では札幌延伸は2030年と言われています。もしそれが変わるとしても,1日も早く札幌延伸をしていただきたいという立場は変わりません。2030年の札幌開業に合わせて乗り入れを検討するという調査結果でしたが,それはそのとおりです。もしそれが変わるようなことがあったとしても,やはり札幌開業と同時というのは基本線になると思います。

(記者)
 議会の方でも,総務常任委員会で前回の調査結果の内容に対する質疑ということで,開催されました。今後の方向性について,今後どのように議会の中で議論を進めていってほしいというところや,今後市民への説明や沿線自治体の方々との協議とか,どのように進めていくのか,今のところの思いをお聞かせください。
(市長)
 17日に総務常任委員の皆さんとの協議会で,非常に活発で前向きな質疑,議論をいただいたということに,大変感謝をしています。そのときに傍聴ができなかったので,後で議事録を読ませていただきました。ちょっと空気感は分かりませんでしたが,非常に熱意がある議論が交わされたのではないかと読んでいました。非常にありがたいと思っています。どこかの場面で,私自身,議会の皆さんと新幹線の函館駅乗り入れについて,お話をしていきたいと思っています。近隣自治体との話し合いについては,まずは,議会とお話をして,その後のことだと思っています。

(記者)
 近隣自治体については,議会の後ということでした。先ほど,JRとまだ協議に入っていないということでしたし,あと,道や国とも協議が必要と思いますが,そのスケジュール感についてはいかがでしょうか。
(市長)
 関係機関はたくさんあります。それだけに,この構想を進めていくにあたっては,ハードルが多いというのはもちろん,簡単なことではないという認識であります。今からスケジュール感とか,どういう順番でということではないと思っています。繰り返しになりますが,まず議会と,ぜひお話をしたいという思いが,本当に1番です。

(記者)
 新幹線についてです。乗り入れをまず置いておいてというのもちょっと変な言い方ですが,札幌延伸に関して,市長の従来からも含めた期待というのは,具体的にはどういう期待を抱いていらっしゃるのでしょうか。
(市長)
 様々あります。やはり,例えばインバウンドの観光客が,新千歳空港に着いて,札幌圏を周遊されて帰るというのが今の流れではないでしょうか。あるいは東京に行ってしまうとか。それが,札幌駅と新函館北斗駅,あるいははこだてライナーに乗り換えて函館駅,この間が短く鉄路で結ばれることで,新千歳空港に来てくれたインバウンドの観光客が,たくさん函館に来ていただくことができ,このプロモーションのしがいがあります。1番大きいのはそれです。あとは,何と言っても札幌の方にしても,函館の方にしても,利便性が一気に高まります。これは,これまでになかった変革だと思います。

(記者)
 今は,札幌からの流れについてのお話しでしたが,津軽圏,さらには仙台,それから北関東や東京からの流れという意味での期待は,どのように思っていらっしゃいますか。
(市長)
 もちろん,そこの人の流動が活発になることは間違いないと思います。一方で,東京から札幌,あるいは東北,あるいは青森から札幌という流動が盛んになり,スピーディーになることによって,新函館北斗,あるいは函館が置き去りにされるというか,いわゆるストロー効果といったものを,非常に懸念をしているところです。

(記者)
 同じ延長線上のお話です。札幌延伸により,札幌,あるいは北海道内での道南への動きが活発になる,それから本州方面からの動きが活発になるという効果あります。その中で,ストロー効果に言及されましたが,それが函館のまちづくりや未来像を阻害するほどの大きな影響が出るのではないか,そのように懸念されるから,函館駅乗り入れという可能性を探られているということでしょうか。
(市長)
 もちろん一つの要素ですし,非常に大きな要素です。札幌延伸は,もちろんストロー効果というマイナス面もありますが,先ほど言ったようなプラス面もあります。いずれにしても,札幌から道南にかけて,それから函館圏に,非常に大きな影響があります。その中で,人口減少が加速度的に果てしなく減っていくのではないかというような地域の危機にある中で,札幌延伸の影響は,必ずしもプラスばかりではありませんので,非常に不安や危機感を強くしています。何か中心となる起爆剤が必要だという思いから,新幹線の調査をしまして,調査結果を基にお話し合いをしていくという段階です。

(記者)
 先ほどJR北海道のお話がありましたが,会見の中で,今回整備費の中に車両費が含まれていないことなどから,調査結果について疑問を呈していたというところと,あとは,運行主体にはならないで,費用は負担しないというような考えについても触れていたと思います。それについての受け止めと,そういった中でどう話し合いを進めていこうとお考えでしょうか。
(市長)
 前提として,まず議会と話をするということはありますが,それでも,あえて今の質問に触れるとすれば,運行主体にならないという言及が,確かにあったと思います。それも先ほど申し上げたことをなぞることになりますが,出発点が経営分離に沿線自治体が同意をした,函館市も同意をし,平成23年12月に表明をしました。そのときに,色々なやり取りがあり,そのうえで結論が出たというところから何も変わっていないという意味だと受け止めています。そうだとすると,運行主体になり得ないという言葉が,自然と導き出されます。だから,これから話し合いをしていくことなのです。ただ,話し合いを始めるかどうかは,議会と話したうえですが。運行主体についての発言についても,決して全否定とか,非常に否定的な印象を僕は持ってるわけではありません。楽観的な人間と言われればそれまでかもしれません。
 それから,車両費についても,これも本当に色々な考え方が出てくる話です。だから単純にゼロヒャク,ゼロサムの話ではないと思います。今回,調査結果の中に車両費を何か前面にして,ボリュームたっぷり書いたりしなかったのは,これから話し合いをする中で色々な選択肢があるからだと考えています。ですから,今の段階で,車両費について書いていないという,ある意味その懸念というか,そういうゼロベースのお答えをされるのも自然なことかと思っています。

(記者)
 調査結果を見ましたが,かなり内容が複雑な感じがしました。住民の方にはホームページで公開していると思いますが,例えば,市として別途,住民の方向けの説明会とか,話し合いの場とか,そういったものを設ける予定はありますでしょうか。
(市長)
 広報紙に少し噛み砕いた形で載せるとか,もちろんホームページでも公開していますが,もし分かりにくいというお声があるようであれば,いつ行うという予定はしていませんが,分かりやすい形で市民に伝えることについて,手法も含めて検討していきたいと思っています。

(記者)
 1年の振り返りということで先ほど色々お話いただきました。今月から,北斗市と七飯町の3つの自治体で介護と保育の分野での奨励金の取り組みを始めていると思いますが,あらためて人口減少が進む中で連携が大事という部分とか,なぜここに力を入れようと思ったのかをお聞かせ願います。
(市長)
 良い質問ですね。先ほどこの話をすれば良かったと思ったくらい,実は印象に残った取り組みの一つです。保育士とか介護人材確保の対策としての奨励金などですが,函館市と北斗市と七飯町において同じ制度で動き始めました。実は,私が言い出したというよりは,北斗市長や七飯町長からのお声掛けというか,ご提案というか,そのような中で決まっていったことです。大変感謝をしています。それぞれに人材を取り合うことが1番駄目です。ですから,このような人材確保の上でも,この3自治体が協力できたことは,非常に意義あると思っています。それから公立はこだて未来大学も,この2市1町で広域連合を設置し運営しています。未来大学の取り組みに関しても,これまでも様々連携してきましたが,今回の無償化を含めて,北斗市,七飯町との連携を,ますますしていきたいと思っています。その他,周遊観光であるとか,北斗市や七飯町に限らず,南北海道の各自治体とは,多分,これまでにない連携の強さが出てきたと思っていて,それも私の感覚としては,先ほど言った中の「新しい時代」の一つでした。

(記者)
 就任1年の節目ということでお伺いします。本年度の予算にも入っていると思いますが,最優先に取り組まれたことがいくつもあると思います。やはり印象的なのは,子育てとか教育への支援と感じました。市長がこの分野に最優先というか,着手しなければならないとした思いをあらためて教えてください。
(市長)
 実は,どの分野も本当に重要で,子ども・子育ての分野を何か順位付けることは違うのではないか思います。ただ,人口減少という見方もそうですし,やはり若い方々に選ばれるまちにならなければならない。函館市が選ばれないまちになってしまっていると感じていて,これを何とかしなければならないということは,優先度とは別に行政の一番の基礎になっている時代だと思っていて,それで強調して申し上げています。選ばれるためには,もちろん仕事もそうですし,都市の魅力も必要ですが,やはり若い人たちが,この地域に守られているというか,この自治体に温かく見守ってもらっていると感じられるような取り組みが必要だと思っています。そういう意味で,今申し上げたような取り組みが予算化できたことは,意義あることだと感じています。

(記者)
 先ほど,他の記者の質問に対する答えで,もうちょっと取り組みたかったことでインクルージョンという話がありました。これは具体的にどういったことで,もうちょっと取り組めばよかったと思われたのか,教えてください。
(市長)
 昨年度は,例えばインクルージョン未来推進機構が取り組んだイベントとか,あるいはファッションショーの実行委員会が市役所1階で開催した取り組みとかに支援するなど,どちらかといえば力を貸すような形の取り組みだったと思います。そこをどのように市が関わっていけば良いのかが,まだ手探りなんです。もっとどんどんアクセルが踏めるようなインクルージョンの体制づくりができると良いと思っているのが一つです。
 あとは,インクルージョンは,垣根を取り払って,分断しないで,ということですから,障がいがあってもなくても,年齢とか国籍とか性別とか,そういう区別や違いを乗り越えて,同じ場所で働いたり学んだりするような社会にしようするものですが,これは,大人というか,ある程度成人してしまってからだと,固定観念みたいなものができてしまいます。これを取り払うには苦労します。だけど,子どもというか,年齢が低いときは,そもそもそのような壁の感覚みたいなものはありません。だから,子どものうちにインクルージョンの取り組みを進めたいと思っています。よく「今日生まれた子どもは,22世紀まで生きる」というように言うのですが,「今日生まれた子どもは,22世紀まで生きる」というフレーズは,だから子どもを助けようという意味もありますが,子どものパワーはすごいという意味を込めて,よく使うフレーズです。特に,インクルージョンの社会を実現するには,子どもの力を借りなければできないと思っています。インクルーシブ遊具を少し取り入れたりしていますが,そういうことも含めて,今年度以降,スピードを上げたいという感覚で,先ほど申し上げました。

(記者)
 函館市の人口は,減少の一途をたどっていますが,一方,外国人の人口は増加している傾向にあります。外国人材が働きやすい環境の整備が今後必要になってきますし,生活しやすい環境の整備が必要なってくるかと思いますが,それについて市長の考えがあればお知らせください。
(市長)
 全くおっしゃる通りで,非常に重要なテーマだと思っています。今は,ベトナムの方が1番多くて,次に中国の方で,この2つの国の方が圧倒的というか,飛びぬけて多いです。ただ,これから多分,分野も増えてくるでしょうし,色々な国の方が函館に来て,学んだり働いたりしてくれると思います。それにあたって,生活に不便があったり,場合によって非常に苦しんでる方がいらっしゃるというのを耳にしますので,これまでも,それに対する対策を行ってきているはずですが,そこは,一段上の取り組みが必要だと思っていますので,よく調べていかなければならないと感じています。

(記者)
 話は変わりますが,名探偵コナンの映画が非常にヒットしておりまして,函館が今回の舞台で,色々イベントが今市内で行われています。コナンがこれだけヒットをしていて,函館に観光客が来ていることを,市長はどう受け止めていらっしゃますでしょうか。あと,コナンには弟の洋さんが出演されていると思いますが,今回,イベントなどで市長と共演する場面はなかったと思っています。今後も多分ないのかということと,あとコナンで共演しなかったら,いつ共演する場面があり得るのかというところを教えてください。
(市長)
 まず,2番目の質問の方からお答えします。まず,大泉洋氏と,コラボしたイベントは今回はありません。コナンに関して共演がこれからないのかについては,製作委員会に私から何か問いかけたわけではないですが,こういう映画とか,芸能関係と政治というのは,相性が悪いのではないかと私は思っています。だから,あえて関わらないわけではないですが,何か積極的に連携するようなことは特にしていません。行政として予算をつけて,まちの賑わいをさらに高めるというようなことは,一生懸命やってますし,これからもさらにロングランで続くでしょうし,これからも長い期間,聖地巡礼で来てくれると思います。そういった取り組みはしていきたいと思います。
 それから受け止めですが,まず本当にたくさんのコナンファンの皆さんが函館に来ていただいてることに感謝しており,そしてまた心から歓迎をしています。大いに意義あることだと思っているのは,これから,先ほど外国人の話もありましたが,より多くの人々に函館に来てもらいたい。それは交流人口や関係人口もありますし,定住人口という意味でもありますが,それは,その都市の魅力だと思います。都市の魅力というのは色々あります。函館市は,元々食もありますし,温泉もありますし,景観も素晴らしいこともありますが,やはり外国の方がもし憧れてきてくれるとすれば,こういうコナンのようなコンテンツの力,それはリアルでもアニメでもゲームでもコミックでも良いのですが,そういうものの力というのは,もう欠かせないということが,前から思ってましたが,これで完全に証明されたと思います。これから,このコナンがヒットして,函館が注目されているということは,一つの大きな方向性が出たと思いますので,観光業界の皆さんとか,色々と検討を深めていかなければならないと思っています。

(記者)
 新幹線に関して伺います。市長は,市議会でまず議論をしていくというようなお話をずっとされておりますが,つまり市議会で何か一定の方針を示して欲しいということなのか,何か市議会が考え方を文言などにして示すことを想定しているのでしょうか。また,いずれにしても,市議会で何か考えをまとめるというようなことであれば,それをいつ頃までにその議論の決着をつけて欲しいというふうに考えているのでしょうか。
(市長)
 まず,市議会と話す前提といいますか,今の段階で乗り入れの実現までを見据えた何か緻密なプランを完全に構築して,それに対してのイエスかノーかを求めるとか,全然そのような段階でないのは,皆さんも分かっていらっしゃると思います。まず,議会とか,地域とか,あるいは関係機関と話し合いをしようにも,調査しないと何もできなかったということです。この地域が今人口減少が進み閉塞感があって,それを打破するために新幹線はどうだろうか投げかけようにも,ツールがないので話し合いにもならなかったわけです。だから今は,扉の前に立っているという感じです。息苦しい中にあって,新幹線という道がその先にあるとして,扉はあるが,扉を開けようにも,話し合いしようにも,データがないと話し合えない。扉を開けようにも鍵がないと開かないというか,そういう感じです。今,調査が終わって鍵を手にした。それで扉を開けますか,それとも開けないで,このままで頑張るのかという段階だと思います。だから,多分市議会議員の皆さんは,できるできないとか,本当にできるのかとか,あるいは細かく車両のこととか,建築限界のこととかを細かく聞きたいということではないと思います。まず,扉を開けて前に進むのか,それとも進まないのか。スタートラインには立ったが,レースに臨むのか棄権するのかという,今そういうことを話す,本当の最初の段階だと思っています。
 そういう意味では,先ほど市議会で何か決めて欲しいということなのかということであったと思いますが,これはまだどこの自治体もといいますか,全国どこもこのスタイルでの乗り入れの構想はないわけで,何か手順が決まっているわけではありません。だから,プロセスもかちっとしたものではありません。市議会についても,例えば,今何か第一段階として,市から提案をして,それを市議会が了承してくれた。では次のステップに進むということではなく,今はとにかく一言もお話をしてないわけで,まずは市議会での議論というかお話し合いをしていく。その上で,例えば100%何かがOKになりましたとかNGになりましたということにならないと進まないっていうことではありません。話し合いをしていって,一定程度熟度が高まったと思ったときに,次の展開をする。それが関係機関との協議になるのか,もっと何か違う調べごとになるのかは,話し合う中で出てくることだと思いますし,論点が見えてきたり,懸案事項が見えてきたりすることになると思います。だから,今市議会と言われてますが,何か1つの基準を決めて,これをクリアするまでは何もしないとか,そういうことではありません。とにかく今の段階で私自身が一言も話しておりませんし,市議会でしっかり議論をしなければならないという声もありますし,市議会の皆さんも絶対したいと思っているはずです。意見はあるはずです。だからそれをお聞きしたいということです。

(記者)
 今のお話であれば,市議会で話もされていないので,そういう話をして欲しいという意味で,議会で議論をして欲しいとおっしゃっていたと思います。そうすると,ゴールを決めないということになると,市議会の中で色々な議員が,それぞれ私はこう思います,私はそう思いますと言って,言い終わったらそれで終わりというような展開となる可能性があると思います。そういう状況になるようなことは,市長は多分期待されていないと思います。そうすると,次の展開は,やはり議会が何かしらの考えを取りまとめて,多数派の意見を取るのかどうなのかは分かりませんが,その考えを取りまとめて市長に提言するとか,こういうふうに動いていきましょうというような動きを想定しないと,近隣自治体とかJRに話すらできないようなことになってくると思いますが,市長はどういう想定をしていますでしょうか。
(市長)
 そうではありません。何かここまでという基準を決めたうえで,議会の中で,いわゆるその基準の100%の合意を得ないと外と話せないということではありません。納得いくまで話しをする,納得というのがどこまでかというのは非常にファジーだと思いますが,納得感がお互いに得られるまで話をしていく。そして次は,どこかの段階で市が行動していく。もちろん,そこで新たな自治体の負担が生じるという話になれば,その都度市議会にもちろん協議をしていくということです。

(記者)
 衆院選の関係ですが,自民党衆議院北海道8区支部の向山淳支部長が,新幹線の乗り入れに関して精一杯応援したいというような発言をされていたということですが,こういった国政に関係する政治家の方,特にこの道南の政治家がこのような発言をしたことについて,市長はどう受け止めていらっしゃるのでしょうか。
(市長)
 私が聞いていたのは,函館のためになるのであれば応援したいというコメントだったと思います。たしか,負の遺産になるかもしれないという声がありますが,函館のためになるのであれば応援したいというコメントだったと聞いていました。いずれにしても,衆院選の話なのでしょうか。

(記者)
 そうです。そういった応援してくれるような政治家であれば,そちらの方を大泉市長も応援するとか,そういった考えはないですか。
(市長)
 衆院選で,私が誰を応援するかどうかの話ですか。まず,衆議院議員の任期は確か来年までではなかったでしょうか。まだ先のことになるでしょうし,もし衆議院が解散になって,近々衆院選があるということであれば,必ず解散の大義というか,国民に信を問う問題があると思います。そのときに,どのような政策を打ち出されるのか。候補者についても,お2人とはまだ限らないというか,まだそういう段階ではないのかと思います。何にしても,これだけ国も地域も今瀬戸際にあるときですから,日和見をしないで,明快な答えを出してくれる人が求められるのは,間違いないのではないかと思います。

(記者)
 新幹線の乗り入れを応援しますというような政治家を応援するということではないのですか。
(市長)
 まず,応援するという話になると,何か複雑なことになるのではないかと思います。つまり,地方自治体の公務ということでいえば,中立性とか公平公正がもちろん求められます。ただ,首長は一方で選挙をくぐってきた政治家でもありますから,そういう意味では,政党との関わりはもちろん出てくると思います。
 一方で,もし解散があったとして,私の連合後援会の中の人に誰を応援して欲しいとか,そういうことに何か縛りをかけるというつもりはありません。私自身が誰かを応援するのかについては,先ほど申し上げたように,まだなのかとな思います。もし解散があるのであれば,解散の大義は何なのか,そしてどういう政策を掲げる方が出てくるのか,もし任期満了ということであれば,まだまだ先の話で社会情勢も変わるでしょうし,単純に新幹線応援という方を応援するいうことではありません。

(記者)
 新幹線の件ですが,先ほどから先週のJR北海道の社長の発言に対するコメントについて聞かれております。まず,市議会に説明していくというのは前提にあると思いますが,今後これを実現に向けて進めていく際に,JRとの協議の必要性とか,協力の必要性というのはどのように考えていますでしょうか。
(市長)
 まず市議会ということを前提にして,そのうえであえて申し上げるとすれば,それは当然,この函館駅乗り入れの構想を進めるにあたっては,JRが非常に重要な関係機関になります。

(記者)
 乗り入れに向けて,どのような協力というか,どのような話し合いをしていきたいと考えていますか。
(市長)
 あまり具体的に言うとあれですね。まずは議会ということになるのかもしれません。近隣自治体,それから道庁とは,もちろん並行在来線のあり方で協議をしていきますし,そしてJRとは話し合いとか,情報共有や情報交換を行っていくことになるかと思います。それは重なる部分もありますが,一つまた違うラインの話かと思っています。

(記者)
 今回1年というタイミングですので,2年目に向けた予算を見ていると,やはりふるさと納税の関係が大きいかと思います。どうしても公約に100億円というものを掲げていますので。ふるさと納税を進めて寄付額を増やしていくことの重要性は,市にとってどのように考えていますでしょうか。
(市長)
 元々財源が偏在する,都市に集中してしまうということがあります。言ってみれば,函館市であれば,赤ちゃんが生まれて成人するまでの間,自治体として多くのコストがかかります。例えば,学校を建てたり,学校の先生の給料だったり,もちろんかかります。そして成人したら,東京とか大阪とか名古屋とかに転出して,そこに住民税を払うことになる。そういう都市の集中を何とかしたいということで,Uターン事業に取り組んだり,定住促進に取り組んだりしますが,それだけでは足りないということで,総務省が創設してくれたのがこのふるさと納税の制度で,函館にとっては本当にぴったりの素晴らしい制度だと思っています。これまで積極的に取り組んでこなかったこと,非常に有り体にいえば損をしてきたという思いが強くあります。ですから,この知名度や都市ブランドを120%生かして,ふるさと納税をまだ寄付いただけるまちだと思いますから,しっかりPRしなければならないという思いです。
 一方,就任して1年経ちましたが,実は,令和5年度は,ふるさと納税についてほぼやれていないと言っても良いくらいで,勝負は今年からです。というのは,令和4年度で11億円ちょっと寄付をいただいいますが,11億円ちょっと集めてる自治体のふるさと納税の業務は非常に膨大で,市の職員とか,あるいはその直営で,ふるさと納税の業務を行うのは,現実的にはちょっとナンセンスなんです。ですから,まして100億円を目指そうということになれば,包括的に業務を委託して,いろんなタスクとかプロモーションとかを,民間のプロフェッショナルの力を借りてやって初めて伸びていくものです。この令和6年4月から包括業務委託をしますので,ある意味で,この令和6年が函館市のふるさと納税の元年と言ってもいいです。今年からフルスロットルで頑張っていきます。

(記者)
 プール事業についてですが,去年はバスの運転手を確保できなかったので見送ったと思いますが,今年度はどういう状況で動いているのか,お伺いします。
(市長)
 最新の情報は,きちんと聞いていませんが,以前受けていた報告では,大丈夫であると聞いています。

(記者)
 できる方向ということでしょうか。
(市長)
 大丈夫かなと思います。かなり早くから取り組んでいるはずですので,問題なくプール事業に関してはやれるのかなと思います。

(記者)
 プール事業は,去年はできなかったですが,プール事業をすることの意義というか,重要性はどのように考えていますでしょうか。
(市長)
 単なるスポーツではないと思います。もし,水難事故に遭いそうになったとき,自分で泳ぐ力があれば生き延びられるということもあります。非常に大事なことだと思っていますので,今年度はプール事業をしっかりやるということ,意義があると思います。逆に去年,段取りが間に合わずにできなかったことは,非常に残念であったと思います。

(記者)
 今年の8月に,函館でフィンランド発祥のスポーツ,モルックの世界大会が昭和公園などを会場に開催されます。今年度函館市でも,大会への経費として予算を付けました。日本で初めての開催ということで,最近だいぶ人気が出ているかと思いますが,大会への期待とか,函館での盛り上がりをどう見ているのかについて,お話いただければと思います。
(市長)
 良いことです。3つくらい言いたくなります。まず,世界大会というのがすごいです。世界大会が地方都市で開かれることはまずありません。世界中の人が函館に来てくれるのだとすれば,ぜひ函館の魅力を楽しんでもらいたいと思います。あとはモルックの特性です。子どもから高齢者であるとか,あるいは障がいのある方もできます。本当に幅広くモルックを楽しめるという,このスポーツが広く普及するきっかけになることを,大いに期待しています。

(記者)
 モルックに関連しまして,3,000人規模の大会ということですが,それだけの国内外の方々を函館市の郊外の場所で受け入れられる余地はありそうでしょうか。
(市長)
 宿泊のキャパシティという意味でしょうか。
(記者)
 そうです。あとは移動の足の確保という点です。
(市長)
 3,000人規模のコンベンションということであれば,これまでも何度も開催されていますし,カバーできると感じています。

(記者)
 これまでの質問から推定されるのは,新幹線乗り入れという問題もありますが,新幹線乗り入れの奥にあるのは,人口減少かと思います。大泉市長が市長になろうとしたのは,人口減というのが非常に大きなものであったと思いますが,就任されて1年市政を運営されて,人口減少への認識について改めてどう危機感を持っていらっしゃるのか,それと先ほど,子育てなどの対策についてお話いただきましたが,人口減少への対策として,一歩前進できたと思うところと,もっとこういうことをやっていかなければという課題の2点について,意気込みを含めてお話しいただければと思います。
(市長)
 人口減少について,なぜ危機感を持ったのかについては,色々な要素がありますが,都市をランク別に見たときに,函館市が特に危ういところがあります。例えば,人口の多い政令指定都市では,人口は減ってきますが,ダム機能があったりしますので,人口減少のスピードは緩やかで,人口減少によって生じる問題に対して,対策することで社会を改善することが間に合うと思います。だから政令指定都市はまだ大丈夫だと思います。一方,限界集落のような本当に少ない村のような自治体では,函館市よりもさらに人口減少のスピードは早いでしょうから,大変だと思いますが,逆に言えば,空き家や空き地が増えるなど,函館市のような一定の土地の集積があるからこそ,人口減少により起こる厄介な問題が,起こりにくいというか,函館市のようにはなりにくいと思います。
 ですから,1番人口減少の難しい問題を抱えてくるのは,この中間の中核市のようなゾーンの都市だと考えています。つまり,一定の都市の集積があって空き家が爆増していき,その中で治安の面ですとか,もちろん賑わいも薄れてくるなど,そういったところが難しい都市になるはずです。中核市の中で飛び抜けて人口減少のスピードが早いのは,函館市です。そういう意味では,全国で1番最初に社会の歪みや問題が顕在化するのは,函館市ではないかと感じておりまして,公約に人口減少を中心に据えたところがあります。その思いは,今も変わっていません。というのは,人口減少の数は,年々増えていっていますし,生まれる子どもの数もとうとう千人を切ったという事態になっています。ですから,ますます,しっかりと取り組まなければならないという思いを新たにしています。
 あと,対策ですが,この分野が特に足りなかったということではないと思います。仕事の分野,移住の分野,それから子ども,子育て,教育の各分野に満足いくところまではいってませんが,一定程度の事業予算をつけて取り組んでいきます。どの分野がということではありませんが,当然まだ十分とは考えていませんので,色々な知恵や経営資源を総動員して,人口減少対策に立ち向かっていきたいと考えております。

(記者)
 自民党の長谷川岳参議院議員の件でお聞きします。北海道や札幌市の職員が威圧的な言動を受けていたり,出張をたくさんしていたり,予算成立時にお礼のメールを送っていたり,特別委員長就任時に祝電を送るなど,様々なことが明らかになっていますが,函館市にはこれらに該当する職員はいるのか,教えてください。
(市長)
 何か調査をしたわけではありませんが,例えば私自身とか,あるいは幹部職員とかで長谷川岳参議院議員から威圧的な言動を受けたという職員は,いないと認識しています。私ももちろんありませんし,そういう話を聞いたことは一切ありません。

(記者)
 例えば,港や空港を管轄している港湾空港部とか,GXを管轄している企画部とか,そういった部署も全くないという認識でよろしいでしょうか。
(市長)
 はい。今の2つの部であればきちんと確認しています。全くありません。

(記者)
 新幹線について質問します。以前の会見で,市民の方で反対している人は多分いなくて,できるかできないか分からない人ではないかということをおっしゃっていたと思います。議会にお話をしていくことは,もちろん今後の流れとしてあるとして,そういう住民の賛否というものを,どこかで何らかの形で声を拾うようなことを考えていますでしょうか。また,もし現時点でどういう形でそれを想定しているのかどうかも伺います。
(市長)
 先ほど他の記者からの質問にあったかと思いますが,ホームページに今回の調査結果を掲載したり,より分かりやすい形に噛み砕いて広報紙に載せたり,あと,必要に応じて,市民というか住民の皆さん,それから興味を持っていらっしゃる皆さんに分かりやすくどう伝えるのかについては,手法も含めてこれから検討していきたいと思っています。

(記者)
 情報をお伝えするっていうのもありましたが,ある程度お伝えした段階で,例えば,乗り入れについて,これだけの費用がかかるけれども賛成か反対かの調査を,どこかでされる考えはありますか。
(市長)
 まだそういう段階ではありませんので,今は考えていません。

(記者)
 60歳に達した職員が役職から外れる役職定年制度が,全国の自治体で導入が進んでいます。函館市でも条例改正して,導入されたと認識しております。そこで,役職が外れた職員の対応で,例えばそのような方に対して,管理職ではない新たなポストを設けるとかを検討または対応していることがあれば教えてください。
(市長)
 何か特別の施策をしているということはありません。役職定年になった職員は,非常に豊かな経験と,それからもちろんリーダーシップもありますし,周りの職員に対する良い影響を与えてくれる人材だと思っていますから,非常に重要だと思っています。しかるべきランクのポストで活躍をしてもらえるように,総務部を含めて様々な対応しているところです。

(記者)
 先ほど,札幌延伸と合わせて乗り入れを目指すという目標については変わらないとおっしゃっていたと思いますが,それは2030年の目標で変わりがないということなのか,それとも延伸が後ろ倒しになれば,それに合わせて目標も遅らせるという可能性も含めたことなのか,どちらでしょうか。
(市長)
 答えづらいのは,2030年の札幌開業が変更になったと,まだ公式に発表されていないからです。だから,私が開業時期が変更となった仮定で答えるような立場にありません。答えづらいのですが,いずれにしても札幌開業と同時に乗り入れを実現することによって,システム改修やその他も含め,その方が大きなメリットがありますので,それで今回の調査では,札幌開業と同時に目指すというスキームの調査になっています。

※記者会見における質疑内容の要旨をとりまとめの上掲載しています。

 

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