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市長記者会見(令和5年10月24日)

公開日 2023年11月07日

記者会見

日時・場所

  • 日時 令和5年10月24日 火曜日 午後1時30分
  • 場所 市役所8階大会議室

会見事項

会見の様子(動画)

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幹事社質問

(記者)
 今月の2日から4日まで,市長自ら台湾の航空会社や旅行会社を訪問されましたが,感想や手応えなどがありましたら,お知らせいただければと思います。
(市長)
 10月3日に市や市議会,観光コンベンション協会,商工会議所,北海道エアポートの5つの団体で,台湾にセールスに行ってまいりました。台湾の航空会社3社と旅行会社5社を訪問してきたところであります。
 現地では2つの班にわかれて行動しましたが,私自身はエバー航空やスターラックス航空,タイガーエア台湾のほか,先日函館に来ていただいた旅天下聯合國際旅行社を訪問したところであります。
 エバー航空では,函館便の運航の再開を,スターラックス航空では,函館便の新規就航を,タイガーエア台湾では,運航再開のお礼と運行の継続をそれぞれ要請してまいりました。
 その中で,スターラックス航空からは,できるだけ早い時期の就航を希望しているとのお話をいただいたところであります。また,旅天下聯合國際旅行社では,秋冬のプロモーションに関しまして,有意義な意見交換ができたものと考えています。
 今回の訪問では,関係団体とともに函館市としての思いを伝えたところでありまして,この成果については,これからのさまざまな調整や取り組みによって結実するものと考えますが,引き続き,台湾の方から多くの方に来ていただけるように,地域一丸となって取り組んでいきたいと考えています。

(記者)
 スターラックス航空は,いつ頃函館の就航を目指しているという話があったのでしょうか。
(市長)
 できるだけ早く就航させたいという思いや考え方を強く持っていました。時期は,はっきりと明示することはできませんが,できるだけ早くということはおっしゃっていました。

(記者)
 市長は,以前グランドハンドリングが課題であるとお話をされていましたが,その課題をクリアするために行政がすることとして,補助や何かしらの誘致などを考えているのでしょうか。
(市長)
 グランドハンドリングが問題だということは,スターラックス航空もおっしゃっていましたし,もちろん訪問したすべての航空会社でもそういう課題を認識していますし,日本国内の,いろいろな所で起こっていると思います。
 このグランドハンドリングについては,国もさまざまな人手不足の課題について認識を深めており,取り組みを進めていると思いますので,国の動向も踏まえて,関係機関と協力しながら取り組んでいきたいと思っています。

(記者)
 台湾の国際便の話とも少し関連があるのですが,先日,香港航空がホームページ上で,函館に今年の12月中旬から来年2月にかけて季節運航便を飛ばしたいという発表をされました。現時点でグランドハンドリングの問題があって,非常に就航が難しい状況なのではないかというお話も出てきています。
 それについて,市長の受け止めをお聞かせください。
(市長)
 ネットニュースで今年の12月から2月までの間,函館・香港便を週4日開設するという記事を拝見したところであります。
 函館市として空港の関係者に確認をしましたところ,確かに香港航空から,函館便を開設したいという打診はあったようですが,運行内容の決定とかそういうところまでには至っていないと聞いています。

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各社質問

(記者)
 市長に就任されてまもなく半年を迎えられますが,振り返ってみての感想と,あと見えてきた課題や手応えとかありましたら教えてください。
(市長)
 半年といえば節目になるのかもしれませんが,感覚としてはまだ走り始めたばかりという印象を持っています。
 まずは,6月議会で市議会の皆さんにご提案した政策予算を議決いただいて,今それを実施しながら,少しでも市民の幸福度を上げるために取り組んでいるところであります。
 見えてきた課題については,部長職を務めてきた中で大まかに把握しているところもありましたが,全部局を俯瞰するような立場になりまして,あらためてさまざまな課題が山積していることを強く認識しました。
 正直に言うとまだ把握しきれていないものもあると思います。これから,市民の皆様との意見交換の場を多く設けていきたいと思っていますので,より声を聞きながら,しっかりと取り組みを進めるといいますか,求められることに税金を使い,それから求められるニーズに答えていきたい。
 そのためにも,これから広く声を聞くことをやっていきますので,そこに注力をしていきたいと思います。

(記者)
 棒二森屋跡地の再開発計画について伺います。先日,準備組合が修正案を示されまして,例えば,21階建てから15階建てになるとか,事業費や市の負担額が膨らんだりというような変更がありました。この修正案に対する市長の考えを教えてください。
(市長)
 当初出されていたものから,今月に修正された案が出てきたということでありますが,おそらく物価あるいは資材の高騰が想定以上だったということだと思います。以前からこうした話が来ていて,情報の交換はしてたと思いますが,今回修正された案が出てきて,それを受理したわけであります。
 いずれにしても,それについてはこれからさまざま精査をしている途中でありますので,それを踏まえて,いろいろと協議をして,判断していかなければならないものもあると思います。

(記者)
 その精査は,いつまでに終わる予定でしょうか。
(市長)
 終了のタイミングを今つまびらかに言うということではないですが,駅前の顔でありますし,重要なエリアであります。精査の方もしっかり進めるという一方で,迅速に行っていきたいと思っています。

(記者)
 市は,最終的にこの案を受け入れるつもりでしょうか。
(市長)
 現在,精査をしているところですので,今の段階で受け入れるとか受け入れないという段階ではないと思います。
 準備組合から出てきたものは,かなり変わっています。例えば,国や市を含めた補助金の額もそうですし,公共施設の部分も変わっています。小さく変化したもの,それから大きな変化したものなどが,いろいろ含まれていますから,そこのところをまずしっかり見るというところから始めなければならないと思います。

(記者)
 関連して函館市の公共施設機能があるフロアも検討されていると思いますが,現時点でどのようなフロアにするお考えでしょうか。
(市長)
 私が就任する前になりますが,その段階で議会の皆様と考え方をお示しして,あるいは委員協議会などで話し合ったという経過もあります。そこで出された意見ですとか,別に説明会を行った際に,市民の皆さんからいただいたご意見は,もちろん参考にするのですが,そのときには棒二森屋跡地のところに新しく公共施設を作るにあたっては,それに伴って複合化する施設についてもセットで議論されてきたところがあります。何かを閉めて棒二のところに何かを作るというようなことが,セットで話が進められてきたということがあります。
 今回については,棒二のところにあるべき施設は何なのか,先ほども言ったとおり求められているものは何なのか,何が市民の皆さんの満足度を高めて,あるいは回遊してくる,あるいは観光客の皆さんに喜んで,あるいは楽しんで,わくわくしてもらえるのかということがまず最初だと思います。
 そういうことを踏まえて,どのような公共施設を入れるのか,協議・検討していきたいと思います。

(記者)
 駅前の再開発について,市長はどんなビジョンを持っていらっしゃるのかお伺いしたい。市長は新幹線の函館駅乗り入れというのも視野に入れて駅前の開発を考えていらっしゃる思いますが,どういう駅前を思い描いていらっしゃるんでしょうか。
(市長)
 駅前というのは,おそらく東雲広路あたりまで入れた全体像のことをおっしゃっているのかと思います。
 新幹線乗り入れの調査を現在進めています。年度内には,その結果を得るということにしています。そこでいろんな議論がなされてきますし,また,市議会の皆さんとも協議することになると思います。もちろん,新幹線の函館駅乗り入れについては,駅前の再開発,あるいは駅前の顔となる部分に大きな影響を与えることは確かです。ただそのスケジュール感がまだよく見えてこない中で,これだけ函館駅前の賑わいを取り戻してほしいという声が多い中で,新幹線の話,それから駅前采配初の話をぴったりと完全にマッチさせて進めるということがすべてではないと思っています。
 駅前にどういう施設があるべきなのか,市民の皆さんの意見もいろいろあると思います。そういったことを踏まえながら,検討していきたいと思います。

(記者)
 先ほど質問が出ました棒二森屋跡地の追加質問になります。今回新しく計画の修正案が出されまして,現在精査している段階だということですが,市として特にどういうところに注目して,精査をされてるでしょうか。
(市長)
 提出された修正案の事業全体の収支について精査しています。特に何か詳細なこのポイントに注目して精査しているということではありませんが,補助金額の根拠など,そういったところの確認作業をさまざま行っているところでありまして,現在準備組合と協議をしているところです。

(記者)
 駅前地区の開発についても質問がありましたが,北海道新幹線の函館駅乗り入れについては現在調査中ですので,それは一旦置いておいたとして,函館市全体を活性化するためにまちづくりをしていくにあたって,市長は駅前のエリアについて,どういう場所にしたいのか,また,どのように開発していきたいのか,その考えを教えてください。
(市長)
 繰り返し申し上げていますが,駅の周辺,そしてかつて大いに賑わっていた大門地区,この地域がまさに,市民にとっても,観光客にとっても函館市の顔であると思っています。
 この函館駅前や大門地区の賑わいの創出というのは,定住人口や交流人口,そういったもののの拡大においても非常に重要な場所であって,市全体の回復の起爆剤にもなる,そういう場所だと思っていますので,市として事業の円滑な運営に向けてこれからも取り組んでいきたいと思っています。

(記者)
 話は変わりますが,北海道新幹線の札幌延伸が予定より遅れるという話が出てきていますが,これと現在行っている函館駅乗り入れの調査であったり,市長が考える乗り入れを目指すビジョンに影響はありますでしょうか。
(市長)
 まず,北海道新幹線の札幌延伸が遅れるという話は,私は直接どこからも聞いていません。できる限り2030年の札幌延伸に向けてしっかりやってもらいたいですし,大いに期待をしています。一方で,新幹線の函館駅乗り入れについては,まずは調査ですが,それについても取り組んでいきます。
 要は,札幌延伸が遅れることについて聞いてるわけではありませんので,それを前提に議論することはありません。

(記者)
 今月,上湯川町の菊乃湯が,廃業の可能性もありましたけども,リニューアルオープンして継続することとなりました。多くの世帯が住んでいる近くの団地の方々の生活の基盤となっていたところで,無事継続となりました。市長の受け止めを教えてください。
(市長)
 リニューアルするため一旦閉めて利用できなかった時期がありまして,それを経て今回何とか再開にこぎつけました。利用できなかった期間,非常に不便を強いたことについては大変申し訳なかったと思います。
 いずれにしても,湯川団地の皆さんは,お風呂について不安があったと思いますので,実際に再開して利用できるということで,安心感も増したのではないかと思っています。
 生活衛生というのは基本中の基本ですので,これについては当然やらなければならないことではありましたが,1つ区切りになったかと思っています。

(記者)
 一方,西部地区にあった大正湯が去年廃業となり,付近に住んでいるいわゆる風呂なし団地に住んでいる方々は,人数は少ないですが,そういう方々はバスを使って谷地頭温泉に行ったりしているらしいのですが,バス代がかかってしまっています。大正湯付近に住んでいる風呂なし団地の方々に対して,今時点で何か検討していることがあれば教えてください。
(市長)
 いわゆる入浴難民と呼ばれており,課題の一つだと思います。そういう問題が発生していない地域もあれば,多くのエリアで問題がある地域もあります。函館は,割とそういう問題がある地域が多い街ではないかと思っています。大正湯があった付近の方もそうですし,他にも入浴難民という,ちょっと言い方はきついかもしれませんが,そういった地域は増えてきていると思います。
 一方で,高齢になると,1人で住んでいる方など自宅にお風呂があったとしても,入浴が大変になってくることなど,そういった別な要素もあったりもします。
 ですから,生活の向上という意味で,入浴環境を向上させていくことは,考えなければならない新しい課題だと思っています。
 今すぐ何か具体的な施策を,例えば大正湯付近,あるいはその他のエリアに予算をつけてこうしていくということではありませんが,これからニーズを聞きながらですね検討していくといいますか,情報収集していく段階だと思います。
 何か一気に解決できるものではありませんが,きめ細かく聞き取りをしながら,検討していきたいと思います。

(記者)
 現状の対策としては,交通料金助成,現在年間6,000円が上限ですが,そういったものを活用していくしかないというところでしょうか。
(市長)
 もちろんできるだけ早い時期に,高齢者の交通料金助成はやっていくつもりです。それはある意味当然だと思っています。地域公共交通という視点からも当然ですし,これだけ一人暮らしの高齢者が多く,生活の不便がこれまでよりも格段に増しているという状況なので,それはやっていきます。これは多分市議会で反対なさる方はいらっしゃらないと思っています。
 ただそれは,手始めでしかないというか,やって当然だと思っています。1万円で足りるのかという議論もあるのかもしれませんが,高齢者の方や障がいを持っている方も含めて,市民全体の足をどう守っていくかについては,大きな課題だと思っています。

(記者)
 学校への冷房整備ですが,検討状況はいかがでしょうか。
(市長)
 私のところでも協議をしています。
 今年の夏は非常に暑かったわけで,お子さんもそうですし,それから教員の皆さんもそうですが,大変な思いをされたと思っています。
 現在,教育委員会の方でさまざま案を出しながら,対策を検討しているところであります。
 これから,議会の方とも話をしていくと思いますし,今の段階で私から何か申し上げることはありませんが,重要なことだと思っていますので,できるだけ早い時期に取り組んでいきたいと思っています。
 ただ,皆さんご存知のとおり,この件は,国の補助のあり方もそうですが,非常に課題が多いです。それから,どの町も一斉に対策を講じてくると思いますので,手が足りるのかなど,いろいろなことが出てくると思います。
 それらについても,いろいろと協議をしていきたいと思っています。

(記者)
 夏休みを延長するという話が道教委から出ていると聞いています。
 市長としてで結構ですが,今のところそのようなお考えがあるのかであったり,教育委員会になるのかとは思いますが,そのような話し合いが進んでいるのかどうかを教えてください。
(市長)
 今のところ具体的な協議が私のところに来ているわけではありません。また,北海道の方で夏休みを延長するかどうかという議論がなされているかどうかについても,大変恐縮ですが現在詳しく分かっているわけではありません。
 市の部局と教育委員会は違った立て付けになっています。暑さ対策と休みをどうするかについて,いろいろな論点が出てくると思いますが,教育委員会での議論の前に何か私の方から発信することは,ふさわしくないと思います。また,それだけの情報を持ち合わせていませんので,コメントはいたしません。

(記者)
 宿泊税の話ですが,コロナ前に函館市でも議論が一定程度あったと聞いています。
 今現在,市長のお考えがどういうところにあるのか,あらためて教えてください。
(市長)
 今は,北海道がたたき台を示して,市町村と協議を始めたという段階だと認識しています。
 コロナの前に,函館市,それから札幌市をはじめ,他にも課税を考えていた町と情報交換をしながら,総額で200円,また,その中で50円と150円に分けるといった案を当時検討して,函館市議会にも報告をしたということは確かにありました。
 ただそれは,新型コロナウイルスという世界中を揺るがすような大きな出来事の前に検討されたことでありまして,その後の観光を取り巻く環境や市民の皆さんの暮らしぶりについては,とにかく大きく変わったわけでありますので,そのときの案をスタートラインにして議論を始めるということではありません。
 今,北海道からたたき台が出てきています。これもいろいろな角度から検討しなければならない,多くのポイントを含んでいると思います。今,始まったばかりだと思いますから,特に,納税者,主に観光客になると思いますが,納税する方の負担感,それから,宿泊事業者,徴税する方といいますか,宿泊事業者の事務的な負担やその他さまざまな負担など,そういったことを踏まえて,また聞き取りもしながら北海道との協議を進めていきたいと思います。

(記者)
 棒二森屋の話ですが,準備組合の方は,時間がかかってしまっていて,これ以上先延ばしにすることを避けたいということで,函館市の方に今回案を提出されました。その案の中に,11月中旬にも返答いただきたいと書いてありますが,求められてる期日に間に合いそうなのか,もしくは間に合わせるつもりで検討を進めているのかどうかについて,教えてください。
(市長)
 先ほどもお答えしましたが,函館にとって非常に重要な場所です。それから,函館の駅前が観光客にとってシンボルの場所でありますから,これはしっかりとした議論をしなければなりませんし,そのために精査をしています。一方で,いたずらに先延ばしすることが良いわけではありませんので,できるだけ早く精査を進めていきたいと思います。
 11月中旬まで返答いただきたいと書いていたということですが,そこに間に合うのか間に合わないのかについて,今ここで間に合わせますという話ではありません。まず,しっかり精査をすることがすべてだと思います。一方で,できるだけ早く精査をする。それに尽きると思います。

(記者)
 ちょっと聞き方が足りなかったのかもしれませんが,間に合わない可能性もあるということでしょうか。
(市長)
 正直言いますと,そこのスケジュール感について詳しく部局とやり取りしているわけではありません。間に合わない可能性があるとかないとかを,今私が言うような段階ではありません。

(記者)
 市長はいろいろと市民の声を聞いて公約に掲げたことを推進されていらっしゃると思います。その一方で,函館市の財政状況について,物価高であったり,原油代金も高騰して,そこの基本的なところが底上げされてしまっている状況は,市民と変わらないと思います。
 そこで,いろいろある公約の中で,今このような物価高が進んでいて,財政状況はっどのようになっていると受け止めていらっしゃるのか。
 また,来年度に向けて,今いろいろと事業を進めるものであったり,新しくするものなどについて,ヒアリングなどをして進めていらっしゃると思いますが,財源がなければできないと思います。そこで来年度の事業に向けてなくすべきものをいろいろと考えていらっしゃるのか,どういうものだとか,またどれくらいのお考えで,事業の存廃を決めていくというイメージを持たれているのかどうか,この2点について教えてください。
(市長)
 事業をいろいろと見直しながら,増強するところは増強して,新たに作るものは作っていく,これはもう常にやっていかなければならないことです。PDCAサイクルを回して,そして効果を検証しながら,見直していく。
 それから,まずやってみるというような事業もいろいろ含まれています。実験的にやってみて,それがどうなるのかというものもたくさんあるわけでありまして,どの事業がとか,あるいはどの分野がというふうにまとめてお話するものではありませんが,当然縮小したりするものも出てくると思います。
 ただ,最初から何かを止めたり,潰したり,切るとか,そういうありきの議論ではありません。ただ,函館市の財政状況は厳しいです。硬直化している地方公共団体の部類に入ります。中核市の中でも非常に財政状況が硬直化をしています。だからこそ大切な財源を何に使うのかということについては,その財政状況を踏まえて,しっかりと議論しなければならないと思っています。
 一方で,これだけ少子高齢化が想像以上のスピードで進んでいて,市民の暮らしがダメージを受けて,大変な思いをされている方が多いわけであります。そこは本当に何とか工夫をしてでも財源を工面する。それから国や道からの補助金とか交付金とかそういったものをもっと活用すべきだと思います。そういう国のスキームにしっかり乗りながら,いただける財源を確保して,そのうえで必要な事業を講じていきたいと思っています。

(記者)
 例えば,2%とか3%とかシーリングを設けて,事業費をできるだけ圧縮してくださいというような指示を出すお考えはありますでしょうか。
(市長)
 具体的に分かっていませんが,確か,いわゆる予算の中でも恒常的な部分については,徐々に圧縮するような予算要求をさせる仕組みがあったと思いますが,本当の最後の出口で,何%削減するとか,そのようなやり方は考えておりません。

(記者)
 パートナーシップの宣誓制度が始まって1年半ほど経過しました。制度の利用とか制度を導入した他の自治体と連携されたりとか,そういった動きがあると思いますが,函館市の方で性的少数者との共生という意味での現状について市長はどう捉えていますでしょうか。また,今後の方向性について,考えている施策などお考えがあればお聞かせください。
(市長)
 パートナーシップ制度が始まりまして,そのことによって関係者の方々の受け止めが大きく変わったと思っています。いろいろな啓発のイベントは,市が主催するものもありますし,民間の皆様が率先して開催されているものもあります。それから,それ単体ではなく,他のイベントとセットで行われているっものをよく見かけます。
 そこがすごく大事なことかと思います。パートナーシップとかLGBTQのことだけを取り扱うということではなくて,この問題は既に市民生活の中に溶け込んでいる,当たり前のことだと思います。そういったことが多分いろいろなイベントと複合されてることに象徴されているのではないかと思います。
 これから,市としてもインクルージョンの政策を進めていくことになると思います。このことの重要な部分を占めてくるのは,LGBTQやパートナーシップ制度などのことだと思いますので,それについては要は誰も排除しない,誰も排除されない,そういう当たり前の社会をつくる中で,この問題についても,包摂的に扱っていきたいと思います。

(記者)
 インフルエンザの関係で,函館市は,現在全道の中で突出して流行しているわけではありませんが,小・中学校で学級閉鎖や学年閉鎖が出てきています。コロナが5類に移行して最初のインフルエンザになるかと思いますが,対策として考えていることとか,市民の方に啓発したいことなどあれば教えてください。
(市長)
 新型コロナによって,インフルエンザの流行の時期に少し流動性が出たのかと思います。従来であれば,この時期からインフルエンザが非常に増えてくる時期であります。もしかかれば,お子さんや高齢者の方,特に基礎疾患をお持ちの方は,重症化する恐れもありますので,ぜひこれまで同様にしっかりと予防に努めていただくこともそうですし,また,インフルエンザの予防接種ができる環境も整っていますので,そちらの方もご自身の体調やお考えに合わせて検討していただきたいと思います。

(記者)
 10月4日に文科省の方からいじめや不登校の件数が発表され,また,函館市の方でも発表があり,過去最多のいじめの件数や不登校の人数となりました。そこに対してどのようなお考えをお持ちであるかお伺いします。
(市長)
 いじめと不登校は,必ずしも一緒のことではないと思います。例えば,不登校のことについては,過去最多というのは多分これまでもずっと過去最多を更新してきているような傾向にいろいろな地域であり,全国的にもあるのではないかと思います。そのこと自体は,大変なケースを抱えているお子さんとか家庭が増えているということになりますので,それは憂慮すべきことですが,一方で,おそらくこれまで不登校と数えられなかったケースとか,正確に数字が把握されてきていることがあると思います。それはいじめも同じだと思います。
 この不登校のケースをどのように対応していくのかについては,今,社会の方が変わってきていて,そこに対処しつつあるようなときだろうと思っています。当然のことですが,選択肢があるべきだと思いますし,登校すればいいというものではないと思います。本人が登校したい,通えてた頃のように友達と遊びたいという思いが心の底にある場合には,それが解決策だと思いますし,そうではないケースもあると思います。
 そういったことを丁寧に寄り添ったうえで,答えを出せる。そのためには,いろいろな社会基盤というか社会資源をこれから整備していかなければならないと思います。まだまだそれは始まったばかりだと思いますし,しっかり取り組まなければならないと思っています。不登校に限ると教育委員会のことになりますので,しっかり教育委員会と連携しなければならないと思います。
 また,この不登校の原因の一つにいじめというのもあると思います。これは,本当にあってはならないことです。いじめというものが,あって当たり前みたいな時代があったと思います。いじめくらいはあるんだ,親にしてみれば多少いじめられたくらいで何なのといった意識の時代に僕が子どもの頃は育ってきましたが,とんでもない話です。私の親がとんでもなかったというわけではありませんが。
 いじめを行う子どもにしても,それを傍観している子どもにしても,それ自体がNOなんだということを,きちんと学校,あるいはコミュニティとして,みんなが分かっていて,みんながそれを伝えられるように変革していかななければならない,そういうときだと思っています。これについては,今具体的に対策が動いてるわけではないですが,教育委員会と連携をして,いじめ対策についても力を入れなければならないと思っています。

 

※記者会見における質疑内容の要旨をとりまとめの上掲載しています。

 

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