公開日 2024年05月13日
更新日 2024年05月14日
高齢者肺炎球菌ワクチンの定期接種について
感肺炎球菌染症とは
肺炎球菌感染症は,肺炎球菌という細菌が原因で引き起こされる病気です。
肺炎球菌は,主に気道の分泌物に含まれており,会話やくしゃみの際に唾液などの飛沫を介して,ヒトからヒトへ感染します。
日本では,成人の約3~5%の鼻や喉に常在しているといわれていますが,それが何らかのきかっけにより,気管支炎や肺炎,敗血症などの重い症状を引き起こす場合があります。
肺炎球菌ワクチンの定期接種
対象の方は,肺炎球菌ワクチンを定期接種(接種費用の一部公費負担)として,自己負担額4,000円で接種することができます。
詳細は,当ページまたは下記案内(PDF)をご覧ください。
対象者・接種ができる医療機関など
※過去に肺炎球菌ワクチンを接種している方は,今回の定期接種の対象となりません。
※対象者以外でワクチン接種をされる方は,各医療機関が定める料金全額を自己負担する「任意接種」となります。
対象者
函館市に住民票を有する方で,次の(ア)または(イ)に該当する方
(ア)接種日において年齢が満65歳の方
(イ)接種日現在で満60歳から64歳で,次に該当する身体障害者手帳1級に相当する方
・心臓,腎臓,呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される程度の障害のある方
・ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害がある方
接種期間
(ア)の方 65歳の誕生日の前日から66歳の誕生日の前日まで
(イ)の方 60歳の誕生日の前日から65歳の誕生日の前日まで
接種費用(自己負担額)
自己負担額 4,000円
※対象者(ア)または(イ)の方が,函館市と契約をしている委託医療機関で接種する場合に限ります。
※委託医療機関以外や函館市外の医療機関での接種費用は,各医療機関が定める料金となり,自己負担額の免除は受けられません。
接種ができる医療機関
函館市と委託契約を結んでいる委託医療機関で接種することができます。
※予約が必要な場合があります。接種を希望される方は,事前に医療機関へ直接ご連絡ください。
接種の際に医療機関に持参するもの
対象者(ア)の方
・年齢を確認できる書類(マイナンバーカード,健康保険証,運転免許証など)
・自己負担免除の方は,介護保険料納入通知書(介護保険料更正通知書)などの証明書
対象者(イ)の方
・身体障害者手帳(1級)または医師の診断書
・年齢を確認できる書類(身体障害者手帳を持参の方は不要です)
・自己負担免除の方は,介護保険料納入通知書(介護保険料更正通知書)などの証明書
自己負担額の免除について
対象者(ア)または(イ)の方のうち市民税非課税世帯に属する方は,接種時に自己負担額4,000円が免除されます。
※生活保護世帯の方は免除の対象外となりますので,自己負担額4,000円がかかります。
要件を満たす方は,必要書類を医療機関までご持参ください。書類の提出がなければ,免除を受けることはできません。
必要書類
対象者(ア)の方
1.介護保険料納入通知書(介護保険料更正通知書)の写し,または
介護保険料納入通知書兼特別徴収決定通知書(介護保険料更正通知書兼特別徴収中止通知書)の写し(所得段階が第1、第2、第3のもの)
※介護保険課では,肺炎球菌ワクチン接種費用の負担免除を理由とする各通知書の再発行は行っておりません。
通知書を紛失された方は,2の自己負担免除券を申請していただくようお願いします。
2.市立函館保健所保健予防課で発行する自己負担免除券(以下「対象者(イ)の方」参照)
対象者(イ)の方
市立函館保健所保健予防課で発行する自己負担免除券
自己負担免除券交付申請書(裏表)(232KB) 自己負担免除券交付申請書(表)(18KB) 同意書(裏)(17KB)
※交付申請には,個人番号の記入(職員による記載同意可)が必要です。
※代理申請の場合は,代理申請者への委任ならびに代理申請者の身元確認書類(公的証明書)の提示が必要です。
※当年1月1日以後に他の自治体から転入された方は,情報提供ネットワークにて地方税情報を確認するため「同意書」の記入提出をお願いします。
自己負担免除券の申請について
介護保険料納入通知書(介護保険料更正通知書)または 介護保険料納入通知書兼特別徴収決定通知書 (介護保険料更正通知書兼特別徴収中止通知書)を紛失した,あるいは届いていない方には,自己負担免除券を発行します。
※申請する時期によって免除券の有効期限が異なります。接種日を確認のうえ申請していただくようお願いします。
・1月から6月の申請 有効期限 当年7月末日まで
・7月から12月の申請 有効期限 翌年7月末日まで
※郵送等での対応は行っておりません。直接窓口までお越しください。
申請場所
市立函館保健所保健予防課(3階)
※東部4支所管内の方は,東部保健事務所(椴法華支所内)でも申請することができます。
持参するもの
本人が窓口に来られる場合
・マイナンバーカードおよび健康保険証
代理の方が窓口に来られる場合
・申請書に接種者(委任状)記載(代筆時接種者押印)
・接種者の健康保険証
・代理人(窓口に来られる方)の身分証明書(運転免許証・健康保険証等)
※確認後その場で,もしくは時間がかかる場合は後日免除券をお渡しします。
函館市内の委託医療機関以外で接種を受ける場合
函館市内の委託医療機関以外で接種を受ける場合は,依頼書発行の手続きが必要です。
依頼書を提出することで健康被害の救済対象となりますが,接種費用は全額自己負担です。
詳しくは 「高齢者肺炎球菌感染症予防接種依頼申請書」についてのご案内 をご覧ください。
肺炎球菌ワクチンQ&A
Q1 ワクチン接種はどこで実施していますか?
A1 委託医療機関で受けることができます。保健所では行っていませんので,ご注意ください。
令和6年度の委託医療機関は,次の医療機関一覧(PDF)をご確認ください。
医療機関一覧(PDF)
また,市外の医療機関や,市内の委託医療機関以外の機関で接種されますと,助成を受けることはできません。ご注意ください。
Q2 肺炎球菌ワクチン接種による副反応はありますか?
A2 ワクチン接種後は,接種部位が赤くなったり腫れたりすることがありますが,おおよそ一過性の症状でおさまります。
気になる症状が出たり長引いたりする場合は,医師に相談してください。
Q3 肺炎球菌ワクチンを接種してはいけないのはどんなときですか?
A3 肺炎球菌ワクチン接種が不適切と考えられるのは,
・明らかな発熱(通常は37.5℃を超える場合)
・重篤な急性疾患にかかっているとき
などです。
また,以前に肺炎球菌ワクチンの成分によってアナフィラキシーショックを起こした方や
医師が不適当な状態と判断された方は,接種を受けることができません。
Q4 肺炎球菌ワクチン接種後の注意点はありますか?
A4 アナフィラキシーショックなどの重篤な副反応の大半は,接種後30分の間に起きる場合が多いです。
そのため,接種医療機関にとどまるか,接種医にすぐに連絡をとれるようにしておきましょう。
接種当日は激しい運動を避ければいつもどおりの生活でかまいません。
また,発熱がなければ入浴をしても差し支えありませんが,接種部位はこすらないようにしてください。
Q5 新型コロナワクチンとの接種間隔はどれくらい必要ですか?
A5 原則として,新型コロナワクチンとその他のワクチンの接種は,13日以上の間隔をおくこととしています。
(新型コロナワクチンと高齢者肺炎球菌ワクチンは,互いに片方のワクチンを受けてから2週間後に接種できます)
関連サイト
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