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平成17年度 建設常任委員会行政調査

公開日 2014年03月27日

更新日 2021年12月14日

【建設常任委員会行政調査】

  平成17年10月11日火曜日から10月13日木曜日

北九州市調査の写真 下関市調査の写真 宇部市調査の写真

○北九州市調査

 

<所見>

 

「海辺のマスタープラン2010について」

 

北九州市は、関門海峡に面しているため、函館市も加わっている海峡フォーラムの一員であり、当市同様、早くから貿易など、海洋経済と海洋文化を持った都市である。人口は、100万人と当市とは規模が異なるが、今回は当市でも整備されなければならないウォーターフロントの整備で、早くからマスタープランを持っており、市民も参加しながら多目的な水際整備を行っている点を調査した。

「海辺のマスタープラン2010」は、「さまざまなニーズに応える多様な水際線を目指して」をコンセプトとし、1メリハリのついた整備や利用、PR2市民参加による施設整備や利用の検討を基本方針としている。

従来、海岸の整備は、官主導の整備が多いが、北九州市では、市民団体等で構成される「北九州市水際線利用協議会」で検討・提言される施策やワークショップの成果を水際線の整備に反映し、魅力ある水際線づくりを図っている。市民に愛され、市民が利用しやすい水際線づくりの方策として、市民参加型の整備は、その必要性、有効性は非常に高いと学んだ。

 


○下関市調査

 

<所見>

 

 「ポートセールスについて」

 

下関市は、アジア大陸に近く、関釜フェリーを持ち、コンテナヤードもあり、海外との交易の中継点となっている。今回の調査では、実際にセミナー等で使う DVDを見せてもらい、あわせて下関港の説明を受けたが、このDVDは、20分程度のもので、簡潔に港の位置と物流体制を説明するもので理解のしやすいも のであった。

九州各地や、中国地方各地でもコンテナターミナルの設置と航路の誘致は盛んであるが、下関港は釜山港から近く、さらに、国内の 物流網と直結している点を強調し、他港との差別化のポイントとしているとのことだった。さらに、下関港臨港地区を東アジアロジスティック特区と位置づけて、国際的海陸一貫高速輸送の先導的港湾物流システムの構築を目指しており、今年4月には、税関の臨時開庁手数料の軽減が実現している。このような市と CIQ関係官庁の努力により昨年は、貿易額、コンテナ取扱量とも過去最高を記録した。

当市においては、コンテナ航路が開設してばかりで、取扱量も少ないが、DVD等のセールスツールを活用したポートセールスの方法や、関係官庁との連携のあり方など参考とするところが多い調査であった。

 


○宇部市調査

 

<所見>

 

「地域高規格道路へのアクセス道路の整備について」

 

宇部市は、市域が南北に長く形成され、幹線交通網である山陽新幹線国道2号は、北部を横断しており、中心市街地と隔たっている。このため、南北間の交通と、 都市間交通網への連結が課題であったが、平成13年に山陽自動車道が開通して宇部市内にインターチェンジが設置されて利便性が向上した。

市内では通勤時の交通渋滞の緩和と交通事故多発地点の解消を目的に、宇部地区と小野田地区を結ぶ高規格道路の開設が望まれていたが、現在、この地域高規格道路は宇部湾岸線として整備が進められているところである。

今回の調査では、街路と本線が2階建てになっているダブルデッキ構造の橋梁や、全線開通の前に事業効果を発揮するため企業の専用道路を県道として使わせてもらい暫定的に供用する計画など斬新な手法を学ぶことができた。

 
 
 
 
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