公開日 2025年11月06日
ストーブとの程よい距離感が大切です
~「電気」「石油」暖房器具の事故を防ぐ4+1のポイント~
長く続いた暑い季節が終わり、そろそろ暖房器具の準備を始める時期となりました。暖房器具では、毎年多くの火災事故が発生しています。安全に冬を過ごすためには、シーズン始めや日々の点検が欠かせません。
独立行政法人製品評価技術基盤機構[NITE(ナイト)]は、暖房器具の事故を防止するために、点検方法や使用方法のポイントを紹介しています。

2020年から2024年までの5年間にNITE(ナイト)に通知された製品事故情報※1では、主な暖房器具※2の事故が596件ありました。そのうち、電気ストーブ※3・ファンヒーター(以下、電気暖房器具)と石油ストーブ・ファンヒーター(以下、石油暖房器具)の事故が約8割を占めています。
“電気”暖房器具および“石油”暖房器具について、使い始めや日々の「4つの点検ポイント」+使用中の「1つの注意ポイント」を確認し、事故を未然に防いで安全に冬を過ごしましょう。
(※) 本資料中の全ての画像は再現イメージであり、実際の事故とは関係ありません。
(※1)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故を含みます。
(※2)石油ストーブ・石油ファンヒーター、電気ストーブ・電気ファンヒーター、ガスストーブ・ガスファンヒーター、オイルヒーター、電気カーペット、電気こたつ
(※3)電気ストーブにはハロゲンヒーター、パネルヒーターを含みます。
“電気”暖房器具の4つの点検ポイント
- 電源コードや電源プラグが変形・破損していないか、コンセントがたこ足配線になっていないかを確認する。
- 本体に変色や変形等の異常がないかを確認する。
- 転倒時オフ機能(転倒時オフスイッチ等)が正常に作動するか確認する。
- 製品がリコール対象製品ではないか確認する。
“石油”暖房器具の4つの点検ポイント
- ほこりがたまっていれば取り除く。
- 対震自動消火装置が正しく作動するか確認する。
- 燃料は新しい灯油を使い、昨シーズンの灯油を使用しない。灯油とガソリンは別の場所で保管するなど、誤給油を防ぐための対策を徹底する。
- カートリッジタンクの給油口ふたが確実に閉まっていること、漏れがないかを確認する。
【+1】暖房器具使用中の注意ポイント
- 暖房器具と壁や可燃物との距離が十分に確保できているかを確認する(洗濯物は乾かさない)。
NITE(ナイト)プレスリリース発表資料
ストーブとの程よい距離感が大切です~「電気」「石油」暖房器具の事故を防ぐ4+1のポイント~(PDF形式:9.3MB)
(ポスター)1-86「物の接触に注意!」(PDF形式:2.3MB)
本件に関する問合せ
独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)製品安全センター
電話:06-6612-2066

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