函館の保育所の魅力

2021年10月15日

この街で、様々なことを感じながら、

子どもたちの健やかな心と体が

育まれていく。

子ども

その経験、保育士たちとの関わりが、

この街の成長を支えています。

 

 

1 こんなこともやっている「函館の保育所・認定こども園」

 

函館の保育所や認定こども園では,子どもたちの成長のために必要な保育や教育とは何かをいつも考え,工夫しています。

各施設が取り入れている,保育,教育に関する各種メソッドや取り組みについて,代表的なものをご紹介します。

 

■ さくらさくらんぼ保育

  • 斎藤公子先生という方が築いたメソッドであり,斎藤公子メソッドとも呼ばれます。
  • こちらを取り入れた保育では,水と土と太陽のもとでたっぷりと遊んで育つ子どもたちが,毎日のリズムあそび(リズム運動)で体も心も解放され,様々な体験を通して日々成長していきます。好きな時に,描きたいように,描きたいだけ描く子どもたちは,自分が体験したことを全て絵に描いていくようになります。
  • また,「金魚」「どんぐり」「両生類のハイハイ」「ちょうちょ」「側転」など,たくさんの種類がある独自のリズムあそび(リズム運動)は,生物が進化した過程を丁寧に繰り返すことで,触覚,視覚などの感覚神経と,手や足などを動かす運動神経を発達させ,就学を可能にする脳の発達を促す土台となります。
  • 「人間の”自然”の発達を存分に促し,その自由を拡大させることによって,ヒトの子を人間として発達させることができる。」「子どもは絶え間ない自発的運動の中で自らを育てていき,遊びと労働が子どもの発達を保証する。」さくらさくらんぼ保育は,そういった理念のもと,長年の研究と実践に裏付けられた,子どもたちの全面発達をめざす保育です。

 

■ モンテッソーリ教育

  • モンテッソーリ教育は,医師であり教育家であったマリア・モンテッソーリ博士が考案した教育法です。「子どもには、自分を育てる力が備わっている」という「自己教育力」の存在がモンテッソーリ教育の前提となっています。
  • モンテッソーリ教育の目的は,「自立していて,有能で,責任感と他人への思いやりがあり,生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てる」ことです。
  • その目的を達成するために,モンテッソーリは子どもを科学的に観察し,そこから得た事実に基づいて独特の体系を持つ教具を開発するなどして教育法を確立していきました。その教育法の確かさは,現代の大脳生理学,心理学,教育学などの面からも証明されています。
  • モンテッソーリ教育では,0歳から6歳までの乳幼児期を,発達段階の特徴から,0歳から3歳までの前期と,3歳から6歳までの後期に分けて考えています。そして,それぞれの発達段階にあらわれる敏感期を背景に教育環境が用意されています。

(日本モンテッソーリ教育綜合研究所ホームページから,要約)

 

■ ヨコミネ式教育法

  • 「すべての子どもが天才である。ダメな子なんて一人もいない。」「すべての子どもが天命をうけてこの世に生まれてきた。その天命を最大限に発揮させたい。」
  • この教育法は,そんな理念のもと「自ら考え,自ら判断し,自ら行動・実践する」自立を目的として,子どもに「読み・書き・計算・体操・音楽」を通して,「学ぶ力」・「体の力」・「心の力」をつけさせ,生まれ持っている「可能性」を最大限に引き出します。

(ヨコミネ式教育法 OFFICIAL WEB SITEから,要約)

 

■ ピラミッドメソッド

  • ピラミッドメソッドは,1994年にCito(オランダ政府教育評価機構・1999年に民営化)によって開発された幼児教育法であり,「自分で選択して決断できる力を養うこと」に重点を置いています。
  • 「あなた自身とその意思」が認められていること,決断をあたたかく見守ってもらえるオランダならではの教育法です。
  • 養護の土台の上に教育が成り立つという子どもの発達のビジョンを持ち,「子どもの自主性(やる気)」「保育者の自主性(働きかけ)」「寄り添うこと(nearness)」「距離をおくこと(distance)」という4つの基本概念が相互に関連し合い,活動の「基礎石」となる役割を担っています。

(子どもと育ち総合研究所ホームページから,要約)

 

■ ボードフォリオなど,保育のドキュメンテーションの取り組み

  • 保育のドキュメンテーションとは,「保育の見える化」とも呼ばれ,子どもの写真に言葉を添えて記録する取り組みであり,近年,積極的に取り組む園が増えています。
  • 子どもの遊びの中での経験が可視化されるため,保育内容の振り返りや保育者同士の情報共有とコミュニケーションの促進につながるとされています。
  • また,写真とコメントを組み合わせた壁新聞のような形で保護者の目につくところに掲示することで,遊びの中での子どもたちの経験が保護者にもわかりやすく伝わり,我が子の成長への理解が促されるとともに,園と家庭のつながりを深める効果も生まれます。

 

■ 文化の多様性を背景にした特色ある保育,教育

  • 函館には,仏教やキリスト教の精神に基づいた活動を行うなど,様々な文化や歴史を基礎にして,特色ある保育,教育を行っている園が数多くあります。
  • そのほかにも,様々な研究結果などを取り入れ独自の方針で取り組んでいる園や,目新しい取組みや評判のメソッドに頼らずとも長年培ってきた経験をもとに日々しっかりと子どもたちの健やかな成長を支える園など,それぞれの園が,特色ある幼児教育・保育に取り組んでいます。
  • この街では,多種多様な教育・保育の取り組みが,子どもたちの成長を支えています。

 

(参考)

 

 

2 保育所の保育士の処遇 

 

函館の保育士は,どのような条件で働いているのでしょうか。その一端として,保育所等の人件費についてご説明します。

 

■ 保育士の平均賃金等について

保育士には,フルタイム勤務だけでなく,パートタイム勤務など,様々な雇用形態で働いている職員がいますが,令和元年賃金構造統計調査によると,全国の保育士の平均賃金については次のようになっています。

  • 年収換算 363.5万円(月収換算 30.3万円)

保育の現場・職業の魅力向上検討会(厚生労働省)資料より(出典:令和元年賃金構造統計調査)

 

■ 人件費など保育所等の運営費は,公費でまかなわれている

保育所等の運営費は,利用者が支払う費用と,国や自治体が支払う公費でまかなわれます。

公費を計算する際に国が算定する運営費を公定価格と呼びます。なお,この額は地方によって金額が異なります。

 

■ 公定価格で人件費に加算される額

公定価格では,さらに次のような加算を行い,各施設への給付を行うことで,保育士の賃金の処遇を改善しています。

 

(1) 処遇改善等加算I

定期昇給とは別の上乗せとして賃金改善が行われるよう,職員の平均経験年数等に応じた金額が加算されます。

人件費において,8%~19%の加算が発生します。

※法定福利費を含みます。

 

(2) 処遇改善等加算II

副主任保育士,専門リーダー,職務分野別リーダー等の役職に就き,キャリアアップした保育士への処遇改善を促すための加算です。

これらの役職には一定の経験年数が必要なほか,特定の研修を受ける必要があります。

給付における加算額は次のとおりです。

  • 副主任保育士,専門リーダー職の場合: 1人当たり月額4万円
  • 職務分野別リーダー等の役職の場合: 1人当たり月額5千円

※ただし,処遇改善等加算IIは,園の利用定員数などによって,加算額を計算するうえでの対象人員数に上限があります。

 

 

3 子どもたちの安心・安全を守るために 

 

保育所と市は,子どもたちが笑顔で健やかに成長するための最善な環境づくりに取り組んでいます。

 

■ 研修について

(1) 保育所が行う研修

保育所では,どの園も,子どもたちのためには何が必要なのかを常に考えながら,外部講師による研修や園内での職員研修など,毎年多くの研修を行い,保育の質の向上に取り組んでいます。

 

(2) 市が行う研修

市においても,安定した子どもたちの保育環境の確保と質の向上を図る観点から,市内の幼稚園,保育所,認定こども園,認可外保育施設,子育てサロンなどの職員を対象に,毎年一回,講演形式の研修会を開催しています。

内容は,次の5つの視点に関係するものの中から,共通の課題として最も重要な事項をテーマに選んでいます。

  • 保育所保育指針の内容と保育の実施に関すること
  • 子どもの発育と発達に対する関わりに関すること
  • 子どもの安全の確保に関すること
  • 保護者への関わりと子育て支援に関すること
  • 法改正や制度変更に関すること

 

■ 監査・巡回について

市では,各施設の保育内容や保育環境が適切であるかを確認するため,年一回,市内すべての幼稚園,保育所,認定こども園,認可外保育施設を巡回し,指導・監査・助言等を行っています。

監査・巡回の際,基準を満たしているかどうかだけではなく,子どもたちのために何ができるのか,どうしたらもっと良くなるのかを園と一緒に考えながら,最善の環境づくりに努めています。

 

 

■ 子どもたちの未来のために地域一体となって

市は,函館保育協会,函館市私立幼稚園協会と常に協力,相談し合いながら,地域の幼児教育・保育に関する課題に取り組んでいます。

保育所や幼稚園,認定こども園,そして市が,ともに協力し合い,地域一体となって,この街の子どもたちの健やかな成長を支え,子どもたちにとっての最善の環境づくりに努めていきたい,私たちはそう考えています。

 

 

 

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子ども未来部 子どもサービス課
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