ガス系の消火設備に係る安全対策について

2020年12月28日

令和2年12月22日,愛知県名古屋市で,二酸化炭素を消火剤とする消火設備の放出事故が発生し,死者1名,負傷者10名という人的被害が発生しました。 

原因については誤操作によるものとされているところであり,類似事故による被害を防止するためにも,ガス系の消火設備を設置している建物に関係する皆様におかれましては,以下の事項に留意するようお願いいたします。

 

ガス系の消火設備は厨房,駐車場,ボイラー室,電気室等に設置されている場合があります。

 

ガス系の消火設備には,二酸化炭素に限らず人体に有害なガスを消火剤として使用している場合があります。

 

 ガス系の消火設備付近における設備工事やメンテナンス時においては,誤操作・誤作動・誤放出等を防止する対策として,消防設備士(第三類)や消防設備点検資格者(第一種)等のガス系の消火設備に精通する方を,努めて立ち会わせるようお願いします。

 

1.建物の勤務・居住・利用等をされている皆様へ

 

 

  • 火災の場合以外には,消火剤放出用の手動起動装置に触れないでください。
  • 手動起動装置に誤って触れてしまい,音響警報装置が作動した場合は消防用設備の点検業者等に正常に復旧しているかの確認を依頼をしてください。
  • 消火剤が噴出される時は,音響警報装置が作動します。その際は,速やかに防護区画の外へ避難してください。(ガス系の消火剤が噴出される時は,火災部分を有効に消火するために,扉などの開口部を閉鎖し,区画を形成します。この区画を防護区画といいます。)
  • 消火剤放出用の手動起動装置を押した場合でも,あらかじめ決められた時間内であれば,手動起動装置の中にある停止スイッチを押すことで消火剤の放出を停止できます。(二酸化炭素を消火剤とするものの場合,最短20秒は放出されないようになっており,防護区画の規模に応じて時間が設定されております。)
  • 建物に勤務等をされている方は,音響警報装置が作動した場合に,防護区画やその周辺に利用者がいる場合,速やかに退避するように促すとともに,防護区画に近寄らないように周知してください。   
 
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2.建物の保守管理作業に従事する工事事業者の皆様へ

 

 

  • 厨房,駐車場,ボイラー室,電気室等がある建物に工事施工等する場合,必ず事前に建物関係者に確認して,ガス系の消防用設備等の設置状況や注意事項を確認するようにしてください。
  • 設置されている消防用設備等について不明・心配な点があれば,消防用設備等の点検を行う業者などに必ず確認してください。

 

 3.消防用設備の工事・整備・点検を実施する事業者の皆様へ

 
  • 工事を行う場合は,危険性や注意事項を建物関係者および利用者に周知するよう努めてください。
  • ガス系消火設備の機能・取扱い・設備が作動した場合の対応要領等について,消防用設備等点検などの機会に建物関係者に周知するようお願いいたします。

 

 

 

関連通知

 

消防予第410号 二酸化炭素消火設備の放出事故の発生について(令和2年12月23日)

 

 

 

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