【重要文化財 旧函館区公会堂】保存修理工事について(平成30年度分)

2020年7月31日

重要文化財旧函館区公会堂の保存修理について

西部地区のランドマーク,元町公園の上にあります国の重要文化財「旧函館区公会堂」は,

明治40(1907)年の大火で町会所(および同所にあった商業会議所)が焼失したことから,

集会所や商業会議所事務所として明治43(1910)年に現在の場所に建てられたものです。

 

翌明治44(1911)年には皇太子(のちの大正天皇)の行啓の際の行在所として使用されたほか,

講演会や音楽会など様々な形で利用され,戦中戦後の混乱期を越えて市民に親しまれてきました。

昭和49(1974)年国の重要文化財に指定され,昭和55(1980)年から57(1982)年に大規模な保存修理を実施しました。

 

その後観覧施設として市内有数の観光名所となりましたが,風雪などの影響で各所に傷みが出ておりますことから

このたび約40年ぶりの大規模な保存修理を実施し,同時に建物の耐震補強も行うこととなりました。

 

このページでは平成30年度(2018年度)の保存修理工事の状況をお伝えいたします。

 

※令和元年度(2019年度)の保存修理工事の状況は下記のページをご覧ください。

  【重要文化財 旧函館区公会堂】保存修理工事について(令和元年度)(市ホームページ)

 

 

※現在の工事の進捗状況は下記のページをご覧ください。

 【重要文化財 旧函館区公会堂】保存修理工事について(市ホームページ)

  

 

 休館期間 

 平成30年(2018年)10月1日から令和3年(2021年)春まで(予定) 

 

 

          

 

 

重要文化財旧函館区公会堂(保存修理前)         [参考]修理現場から文化力(文化庁ホームページ)

 

 

平成30年度(2018年度)保存修理工事の進捗状況 

平成31年(2019年)3月21日(木・祝) 工事現場見学会を開催しました


見学に並ぶ参加者の列


学芸員による解説


時折歓声が上がっていました


工事により長期休館中の旧公会堂ですが,現在の工事の状況を知っていただくために現場見学会を実施いたしました。

現在は壁や床の解体を進めており,壁の内部や柱の部材など普段は見ることができないものを見ていただきました。

お天気は良好とはいえず冷たい風が吹いておりましたが,約60人の市民等の参加がありました。

今後も折を見て見学会を開催していきたいと考えております。

 

平成31年(2019年)3月7日(木)


現在の公会堂外観(本館正面)


床・腰板の解体(1階縁側)

  
漆喰壁の解体(2階大広間)


3月になり春めいた暖かい日もありますが,旧公会堂周辺はまだ雪が残っています。

旧公会堂外観はほぼシートで覆われていますが,

一部は透明のパネルにしていますので正面入り口周辺は囲いの中を確認することができます。

館内では着々と床や腰板および壁の解体が進んでいます。普段は漆喰で覆われている部分(木摺り)が表に出てきました。

大広間の壁の木摺りは斜め向きに打たれていることが遠目からでもわかります。

 

平成31(2019)年1月18日(金)


現在の公会堂外観(本館正面)


保存修理説明看板


カーテン調査(2階御座所)


新年を迎えました。足場の組み立てが無事完了しましたので,足場にシートをはり始めました。
 これから夜間ライトアップは休止となりますのでご了承ください。

また,旧公会堂の保存修理についての説明看板を掲示いたしました。

 隣には保存修理前の旧公会堂の大判パネルも設置してありますので,写真撮影の際はぜひご利用ください。
 館内ではカーテンの状態確認を行いました。現在の旧公会堂のカーテンは昭和修理の際に整備したものですが,
 一部破損や汚れが出ているものがありますので,状態を確認して対応を検討していきます。 

 

 

平成30(2018)年12月28日(金)


夜間ライトアップ(本館正面)


 保存していた古い部材(2階大広間)


 照明器具取り外し中(2階大広間)


年末になり,函館にも雪が積もりました。組み立て中の足場は本館の屋根近くまで到達しました。
 現在もまだ外観が見えるため夜間ライトアップを実施していますが,

年明け後に足場をシートで覆った後はライトアップは休止しますのでご了承ください。

館内では小屋裏で保管していた古い部材を下ろし,シャンデリアなどの照明器具を取り外しました。

建築当初の貴重な部材や保存修理後も使用する照明器具は専用の保存小屋で保存修理期間中も大切に保管します。

 

 

平成30(2018)年12月5日(水)


足場組立中(本館正面)


天井構造調査中(2階音楽室)


天井構造調査中(2階大広間)


12月に入り,足場の組み立ては順調に進んでいます。

館内では専門家による天井の構造調査を実施しました。

旧公会堂の天井は漆喰で塗られており,明治当初に塗られた部分と昭和修理で塗り直された部分があります。

今回の調査では天井漆喰の状態を調べて,強度を確認しています。

 

 平成30(2018)年11月27日(火)


館内備品を運び出した後(1階大食堂)


足場組立中(本館正面)


足場組立中(附属棟)


 

 

旧公会堂は平成30(2018)年10月1日から閉館し,館内の家具や備品の搬出など保存修理のための準備を進めました。
これまではまだ外観のみは見ることは可能でしたが,11月中旬から建物の周りに工事用の足場を組み始めました。

今後足元から屋根まで足場を組み立てていき,建物全面が覆われるのは12月中旬~下旬になる予定です。

 


 

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