【重要文化財 旧函館区公会堂】保存修理工事について

2020年11月16日

重要文化財旧函館区公会堂の保存修理について

西部地区のランドマーク,元町公園の上にあります国の重要文化財「旧函館区公会堂」は,

明治40(1907)年の大火で町会所(および同所にあった商業会議所)が焼失したことから,

集会所や商業会議所事務所として明治43(1910)年に現在の場所に建てられたものです。

 

翌明治44(1911)年には皇太子(のちの大正天皇)の行啓の際の行在所として使用されたほか,

講演会や音楽会など様々な形で利用され,戦中戦後の混乱期を越えて市民に親しまれてきました。

昭和49(1974)年国の重要文化財に指定され,昭和55(1980)年から57(1982)年に大規模な保存修理を実施しました。

 

その後観覧施設として市内有数の観光名所となりましたが,風雪などの影響で各所に傷みが出ておりますことから

このたび約40年ぶりの大規模な保存修理を実施し,同時に建物の耐震補強も行うこととなりました。

今後,保存修理工事の進捗状況を随時公開するとともに工事現場見学会等につきましてもお知らせいたします。

 

 

 休館期間 

 平成30年(2018)年10月1日から令和3年(2021年)春まで(予定) 

 

 

          

 

 

重要文化財旧函館区公会堂(保存修理前)       [参考]修理現場から文化力(文化庁ホームページ)

 

 

 

旧公会堂の歴史や文化財の保存修理についてより深く知りたい方は

旧公会堂の歴史と保存修理(市ホームページ)

 

公会堂VRの公開について

現在保存修理工事のため長期休館中の旧函館区公会堂ですが,

修理前の公会堂がどのようになっていたのかを疑似的に体験できるように

360度カメラで館内を撮影したVR(バーチャルリアリティ)動画をYouTubeで公開いたします。

パソコンやスマートフォンなどで公会堂の上下左右の映像を自由に見ることができます。

公会堂VRの概要

(1)VR動画の視聴方法

  ・スマートフォンやタブレットでは,本体を上下左右に動かすか,画面をドラッグしてください。

  ・パソコンでは,左上のカーソルをクリックするか,画面をドラッグしてください。

(2)対応言語

  日本語・英語・中国語・韓国語 

(3)尺数

  1分58秒(各言語共通)

(4)視聴料

  無料(通信料は視聴者様の負担となります) 

(5)著作権

   配信している映像および音声の著作権は函館市に帰属します。

 動画リンク(YouTubeへつながります)

・日本語版

 【360度動画】旧函館区公会堂 (外部リンク)

 

 

・英語版(ENGLISH)

 [360 VR]Old Public Hall of Hakodate Ward/旧函館区公会堂  (外部リンク)

 

 

・中国語版(中文)

 [360 VR]舊函館區公會堂/旧函馆区公会堂 (外部リンク)

 

 

・韓国語版(한국어)

  [360 VR]구 하코다테 공회당/旧函館区公会堂 (外部リンク) 

その他

  旧公会堂工事現場前の撮影用写真パネル右下にあるQRコードを読み込むと動画に直接つながります。

 

   

 

保存修理工事の進捗状況 

令和2年(2020年)11月12日(金)

塗り直し後の公会堂外観(本館)

2階大広間の360度写真(外部リンク)


函館もここしばらくは冷え込む日も増えています。
 11月7日(土)に本館の足場を取り外し,約2年ぶりに公会堂の外観を見ていただけるようになりました。

退色していた外壁が塗り直され,鮮やかな青灰色と黄色のコントラストがよみがえりました。

館内では設備工事や内装の仕上げ作業を進めています。

リノリウムを敷き込んだ2階大広間を360度カメラで撮影しました。

リニューアルオープンは来年春頃となりますが,一足先に大広間の様子をお楽しみください。

 

 (閲覧方法)

 1.上の写真をクリックして外部リンクへ

 2.リンク先の画像をもう一度クリック

 3.表示された360度画像をマウスでドラッグして上下左右を回転させる

  (スマートフォン・タブレットの場合は指で画面をタッチして動かすか端末自体を動かす)

 

令和2年(2020年)9月29日(火)

リノリウムの敷き込み(2階大広間)

リノリウム敷き込み後の様子

雨どいの再取り付け(本館西側)


夏が終わり,次第に寒さを感じる季節になりました。

2階大広間ではリノリウムの敷き込みを行いました。

修理前は無地の塩ビシートでしたが,古写真や断片を参考に明治時代のリノリウムの色と柄を再現しました。
 屋外では雨どいの再取り付けを行い,塗装も施しました。

11月には外観を覆う足場を取り外す予定です。

令和2年(2020年)8月25日(火)

 2階大広間天井の360度写真(外部リンク)

 

 8月は快晴が続き,外壁の塗り直し作業を進めています。

 館内の漆喰塗りも順調に進んでおり,2階大広間の天井漆喰の補強と塗り直しが完了したので

 塗り直した天井を360度カメラで撮影しました。

 普段は見られない至近距離からの天井の様子をお楽しみください。

 

 (閲覧方法)

 1.上の写真をクリックして外部リンクへ

 2.リンク先の画像をもう一度クリック

 3.表示された360度画像をマウスでドラッグして上下左右を回転させる

  (スマートフォン・タブレットの場合は指で画面をタッチして動かすか端末自体を動かす)

 

令和2年(2020年)7月28日(火)

外壁の塗り直し(本館)

漆喰天井の塗り直し(2階大広間)

化粧直し後の漆喰レリーフ(2階大広間)


7月は雨の日もありましたが,天候をみながら外壁の塗り直しを進めました。

細かい細工や意匠の部分も塗り残しやはみ出しがないように丁寧に仕上げ塗りを行いました。

館内の漆喰天井もむらが出ないよう重ね塗りをして,十分乾燥させます。

演壇レリーフも補修が完了し,化粧直しを行いました。

令和2年(2020年)6月28日(火)

外壁の塗り直し(本館)

天井漆喰の補強(2階大広間)

漆喰レリーフの補修(2階大広間)


6月の函館は天気に恵まれ,外壁の塗り直しは順調に進んでいます。

青灰色の下地塗りが完了し,今後は仕上げ塗りに入ります。
 館内では大広間の天井漆喰の補強材の塗り上げが完了しました。こちらも今後は仕上げ塗りを実施します。

また,2階大広間演壇のレリーフ彫刻の補修も進めています。

令和2年(2020年)5月26日(火)

青灰色塗料の試し塗り

補強中の漆喰天井(2階大広間)

天井中心飾り(2階大広間)


冬の間はできなかった外壁の塗り直しに向けて,塗料の色の調整作業を進めています。

旧公会堂の外壁の色は昭和修理の際に青灰色と黄色に復元しており,今回の修理でもこの2色で塗装します。

青灰色は過去の塗装工事の際の色見本を参考に色を調整し,2種類の試作の色を作りました。

外壁に試し塗りをして,しばらく時間を置いて色が落ち着くのを待ち,今回の塗装で使う色を決定します。
 館内では2階大広間の天井漆喰の落下を防止するため,メッシュ材と接着力の強い塗料で補強しています。

非常に繊細な天井中心飾りの漆喰彫刻も,落下防止のため補強します。

令和2年(2020年)4月30日(木)

丸柱の取り替え(2階中央バルコニー)

手すりの取り替え(2階西側バルコニー)

古い塗料の除去(2階大広間)


旧公会堂の保存修理工事も3か年目に入りました。

現場では昨年度解体し修繕した部材の再取り付けを進めていて,傷みが酷く再利用ができない部材は新しいものに交換しています。

雪解け水や雨水が溜まりやすいためかバルコニーの手すりや柱は傷みが酷く,交換する部分が多くなっています。

5月頃からは外壁の塗装工事も始まります。

現在は,部材についている古い塗料をはがし,新しい塗料を塗る準備を進めています。

 

 

 ※昨年度以前の工事実績は下記リンクからご覧いただけます。

 

  【重要文化財 旧函館区公会堂】保存修理工事について(平成30年度分)(市ホームページ)

 

  【重要文化財 旧函館区公会堂】保存修理工事について(令和元年度分) (市ホームページ)

 


 

 
 
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