【重要文化財 旧函館区公会堂】保存修理工事について

2019年5月24日

重要文化財旧函館区公会堂の保存修理について

西部地区のランドマーク,元町公園の上にあります国の重要文化財「旧函館区公会堂」は,

明治40(1907)年の大火で町会所(および同所にあった商業会議所)が焼失したことから,

集会所や商業会議所事務所として明治43(1910)年に現在の場所に建てられたものです。

 

翌明治44(1911)年には皇太子(のちの大正天皇)の行啓の際の行在所として使用されたほか,

講演会や音楽会など様々な形で利用され,戦中戦後の混乱期を越えて市民に親しまれてきました。

昭和49(1974)年国の重要文化財に指定され,昭和55(1980)年から57(1982)年に大規模な保存修理を実施しました。

 

その後観覧施設として市内有数の観光名所となりましたが,風雪などの影響で各所に傷みが出ておりますことから

このたび約40年ぶりの大規模な保存修理を実施し,同時に建物の耐震補強も行うこととなりました。

今後,保存修理工事の進捗状況を随時公開するとともに工事現場見学会等につきましてもお知らせいたします。

 

 

 休館期間 

 平成30年(2018)年10月1日から令和3年(2021年)春まで(予定) 

 

 

          

 

 

重要文化財旧函館区公会堂(保存修理前)       [参考]修理現場から文化力(文化庁ホームページ)

 

 

保存修理工事の進捗状況

令和元年(2019年)5月17日(金) 函館工業高等学校建築科の皆さんが工事現場を見学しました


現在の公会堂外観


コンクリート基礎(1階廊下)


熱心に見学をする生徒の皆さん(2階ベランダ)


元号が変わり,函館の桜の季節も終わりました。

昨年度末と同じく壁や床の解体を進めておりますが,同時に床下基礎の補強も進めております。

公会堂は周辺の地盤が丈夫であるためこれまで大きな地震被害は出ておりませんが,

今後大規模な地震が起きた際に建物がすぐさま倒壊しないように,廊下や各部屋の床下にコンクリートの基礎を入れています。

重要文化財建造物は外観が損なわれないように表からは見えない部分に補強を入れていく必要があります。

このような状況の中,北海道函館工業高等学校の建築科の皆さんが授業の一環として工事現場を見学しました。

今後も市内の学校向けの見学会を実施していきたいと考えています。

 

 

 

 ※平成30年度(2018年度)の工事実績は下記リンクからご覧いただけます。

  【重要文化財 旧函館区公会堂】保存修理工事について(平成30年度分)(市ホームページ)

 

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