市長定例記者会見(平成30年4月26日)

2018年5月25日

定例記者会見

日時 平成30年4月26日 木曜日 午後2時

場所 市役所8階第1会議室


【会見事項】

 

幹事社質問

 

各社質問
 

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幹事社質問

 

(幹事社)

幹事社から2問、質問をさせていただきます。

まず、イオンが棒二森屋を閉店した後に、ホテル、マンション、商業施設の複合施設に建て替える方針を示した件について市長の見解をお聞かせください。

それと、まだ全容が明らかになっていませんが、市としてこの計画をどう支援していくのか、考えをお聞かせください。

 

(市長)

先月中旬にイオンのほうから、棒二森屋を閉店した後に、マンション、ホテルと商業施設の複合施設を整備していきたいというお話がありましたが、もともとはマンション等の単体という考え方があった中で、市の要請や商店街の思いを受け入れていただいて、真摯に検討いただいているということに、私どもとしても大変感謝をしていますが、できるだけ駅前の賑わい創出、そしてこれまで棒二デパートが果たしてきた役割を、全面的にではなくても、大門の活性化につながるようなものにしていただければと期待しております

そうした中で、まだ具体的な構想は明らかになっていませんので、支援策については、正式に受け止められる段階になったときに鋭意検討したいと思います。

 

(幹事社)

閉店時期についての検討はまだされていないということでしょうか。

 

(市長)

そのことについては、イオン側からも、全くお話はありません。

 

(幹事社)

2点目ですが、コンテ日吉の一部の高齢者施設の入居受け入れが延期となり、入居予定者や雇用者を含め各方面に社会的な影響が広がっています。市はこの問題に対して、今後どのように取り組む考えですか。

また、中核施設の特養を運営する善智会は、受け入れを2か月程度延期するとしていますが、現時点で開業のめどは立っているのでしょうか。

 

(市長)

コンテ日吉は、3月24日にエリア内の施設の開設セレモニーが開催され、その後3月27日に善智寿会から、大雪の影響によって、周辺のアスファルト舗装の仕上がりが悪く、再舗装したいということや、工事が完了するまでの期間は、安全面を考慮して、介護施設の入居開始を見合わせたいというお話がありました。

現在入居を見合わせている施設は、社会福祉法人善智会が運営する広域型特別養護老人ホーム1棟、それから株式会社ハーモニーが運営するサービス付き高齢者向け住宅2棟と認知症グループホーム1棟の計4棟であり、入居の延期期間は2か月程度と伺っています。

市としては、この入居の延期は、施設入居を希望していた方々や、法人職員の雇用の関係など、社会的な影響が大きいということで、4月4日に、善智会の理事および特養の施設長に対して、今後の方向性をどのようにしていくのか、理事会を開催してしっかり議論をしていただきたい、理事会には理事長も出席して、これまでの経過や今後の運営について説明をしてほしい、また、2か月間の受け入れ停止を踏まえた事業計画および収支計画を市に提出するよう要請したところです。

その後、4月8日に社会福祉法人の理事会および評議員会が開催され、理事長出席のもとで、事業計画等が議題として提出となり、いずれも承認されたとの報告を受けています。

ただ、今の時点でめどは立っておらず、2か月後にどうなるのかという問題でありますし、理事長から直接、開業のめどなどを含め、詳細な内容やスケジュールを、市に対し説明するよう求めていたところであります。

また、4月13日には善智寿会に対し、理事長から早急に直接の説明をしてほしいということと、理事会や評議員会の議事録などの関係書類の提出を求める内容の、理事長あての文書を出しました。これは、口頭のやりとりでは、後々さまざまなことが分からなくなることや、言った言わないということになりかねないので、文書でのやりとりを指示したものです。

ただ、一度出てきたのですが、内容に不備があるとのことで、再提出の申し出があり、現在、その回答をあらためて待っているところであります。期限を過ぎる前に一度出てきたのですが、不備があって再提出したいということで、再提出についても、文書で督促するよう指示したところです。

いずれにしても、地域包括ケアシステムを構築するモデル的なエリアとして、市が力を入れて取り組んできたところであります。日本版CCRCの全国10か所にも初認定される先駆的な取り組み、その中でも函館市は、日本版CCRCが言われる前から構想を持って、全国でもトップを切って取り組み、非常に注目されていただけに、予定どおり順調にスタートできなかったということは、残念に思っています。

当該事業者には、誠実、真摯に対応し、早期に軌道に乗せていただきたいと考えております。

建物が完成しても、稼働しないということになれば、待機者の問題も含め、これは介護保険事業計画に基づいてやってきたことですから意味がなくなると、市としても強い思いで、今後の対応をしていきたいと考えております。

 

(記者)

コンテ日吉の件ですが、めどとして2か月の延期という話ですが、市としては、さらに延期ということがあれば許容できるのでしょうか。

 

(市長)

理由如何になってくる気もしますが、今の時点でできるかできないかということではなく、先ほど申し上げたように、文書による回答、それから理事長に来ていただいての説明を求めているので、そうしたものが先決で、まずは、この2か月できちんとしていただくということを、私どもとしては強く申し上げていきたい。

その前にまず、きちんとした説明をしてもらわないと、今のように出てこないような状態では何も進んでいかないと思っています。

 

(記者)

善智会側の誠意がまだ分からないということですか。

 

(市長)

今の時点ではほとんど感じられないというところですね。いかがなものかなと思っています。

 

(記者)

善智会や善智寿会に対し、そこにやらせようと決めたのは市役所も含めた選定委員会だと聞いています。補助金もたくさん出ています。そうしたことに対しての責任は感じていますか。

 

(市長)

 ここありきで決めたわけではないし、第三者が入ったプロポーザルの選定委員会の中で決定したことで、資金計画や事業計画なども精査した中で決定したと思っているので、選んだこと自体に対して特別な問題があったとは捉えていません。

 

(記者)

今後も補助金を支出していくという予定があると思いますが、その支出はどうなっていくと考えますか。

 

(市長)

広域型の特別養護老人ホーム100床に対する補助金を市が支出することになっていますが、これは建設費補助なので、建物や設備が完成し、工事費も支払われているということが確認されれば、その補助金を止めるということは難しいと思います。建設費補助は運営費補助ではなく別のものなので、問題なく建設が完了していれば、支出せざるを得ないと現時点では考えています。

 

(記者)

今の補助金は、平成29年度の分だと思いますが、これを平成30年度に持ち越して支出するということもあり得るということでしょうか。

 

(市長)

確定的に申し上げることはできませんが、基本的には何を理由にしてやるかということ、繰り越しをせざるを得ないという理屈がないと思います。完成していない舗装などは補助対象外で、あくまでも建物と建物内の設備が対象で、その工事が終わって代金も支払われて、資金計画上の金融機関等からの資金もきちんとなされているのであれば、補助金を払わない理由がないということになりますので、平成30年度に延ばすのは難しいと思います。

ただ慎重に、後に、そのこと自体を批判されないように、できれば支出までには、いつオープンということがある程度決まった上で支出できればと思っています。支出の期限は、出納閉鎖が5月31日なので、平成29年度予算で支出するとすれば、そこがタイムリミットになります。それまでには、理事長にも来てもらって、きちっと説明をしていただきたいと思います。

 

(記者)

出納閉鎖となる5月31日までに、善智会の誠意ある対応がない場合は、補助金の支出もしないということでしょうか。

 

(市長)

 

そこまでがタイムリミットですから、支出しないということになると法的に難しい話になると思いますので、顧問弁護士とも打ち合わせて対応します。

 

 

 

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各社質問

(記者)

25日の朝に五稜郭の石垣が崩落し、サクラの開花宣言もあって、これから函館市内も観光客が多いシーズンとなりますが、市としてはどのような安全対策をとられますか。

 

(市長)

昨日、教育委員会から聞いて、ちょうど花見シーズンなので、花見客の事故が起きないようにということを指示しました。

当然、ロープでそこに立ち入らないようにする。それから五稜郭タワーの上からなども見るので、シートで覆うにしても目立たない色にするように、青色などで目立つものにしないようにと言いました。

それから、花見シーズンで人出が多いので、他のところで崩落しないか、点検をするように指示いたしました。

これは、市の一存で簡単に修理できるものではなく、文化庁との協議も必要になります。以前野外劇が行われていたところが崩れたときも、文化庁と打ち合わせて、数年かけて直しているわけで、今回も同じ手続き、手順になると思います。五稜郭の利用が一番多い時期にというのが残念でありますけれども、幸いにして、入口側の目立つほうではないので、直接的に大きな影響は生じないのかなと思っていました。

いずれにしても、来園者に危険が及ばないように万全を尽くしたいと思っています。

 

(記者)

今回の崩落箇所は、以前の市の調査では崩落の危険性まではないと判断されていた箇所だと伺っておりまして、今回そこは囲うようになっており、他にも目視で危ないところはロープなどを張ってあるということです。

ただ、目で見て分からない痛み具合もあるとお聞きしており、今はぐるっと全てを囲んでいるわけではない状態ですけれども、外国人観光客の方への分かりやすさも含めて、どのように対策をとられますか。

 

(市長)

英語でまで表示してないのかな、中国語も。そうした看板については、もしやっていないとすれば、教育委員会のほうに、日本語だけではなくきちっとするようにしてほしいと思います。

ただ、五稜郭はあれだけの広い範囲の石垣で、日本の他の城の石垣のように大きな石を使っていない。北国で急あつらえのものですから、石の規模が小さいということで、非常に崩れやすい状態で、しかも大がかりなものではなく、高さもかなり低く、そういう意味では気をつけなければならない石垣なんだろうと思っています。長年にわたってこういうことが繰り返されており、昨日、冗談半分で見えない裏側から接着するようなことはできないのかとも言っているのですが、なかなか文化財で難しいのかもしれませんが、いずれにしても安全には気を使っていきたいと思います

 

(記者)

小型クロマグロの大量水揚げについてですが、今年7月からの道内の漁獲枠が実質ゼロになる見通しで、今後、浜に大きな影響があると思いますが、市としての受け止めと今後の対応について教えてください。

 

(市長)

23日に渡島定置漁業協会の総会があって、混獲をした場合には逃がすという措置をとると、それから翌日には水産庁と北海道の説明会があって、北海道の来期の小型クロマグロの漁獲枠は実質ゼロ、混獲で数トン程度は何とかというような話ではありますが、実質的には、去年、大幅に獲り過ぎているので、かなり経たないと獲れる状態にはならないということであり、大変厳しい措置であります。

ただ、国際的な問題もあるので、自粛自体はしょうがないのかなと思っていますし、私どもは当事者の南かやべ漁協を抱えている中で、全国の定置網漁業の皆さんや松前をはじめとする管内で直接的に獲り過ぎていないところに、非常にご迷惑をおかけしているということは、市としても大変残念であります。

そういう中で一部に漁獲枠を少しでも認めてもらうような動きができないのかという話がありますが、私どもは原因を作った南かやべ漁協、定置網を抱えているわけですから、率先してそういうことを申し上げる立場にはないし、また、当方の漁業者もたぶん同じ思いだろうと思います。

そういう意味で、とりわけ、全国的な定置網の皆さんはそれなりの漁獲枠を確保できるわけでありますが、一番申し訳なく思うのは、やはり道内でマグロをとって生活をされている漁業者の皆さんに影響が出たということが、私としても大変申し訳なく、残念に思っています。

ただ、30キロ以上のものは制約されないので、できれば小さいもではなく大きいものに来てほしいと、個人的には思っています。大きいものがどんどん来れば、小さいものを獲らなくても採算上は合うのかなと思って期待しています。

一方で市ができる対策としては、混獲防止のために網を揚げないことで、他の魚も逃げて損害が出るといったことなどへの金銭的な支援は難しいのではないかと思います。まだ検討はしていませんけど、そう思います。

ただ、網を改良するなど混獲を避ける方法については、漁協と国際水産・海洋都市推進機構のほうで検討しているようですから、そうしたものについての支援は検討する余地があるのかなと思っております。

 

(記者)

余地があるということは、検討する方向だということですか。

 

(市長)

いいえ、まだどういう方法があるのかも分かっていないので、それを見極めないと現時点では何とも申し上げられません。

さほどお金をかけないでできるのであれば、コンブの漁業者とは違ってそれなりの会社規模でやっている漁業ですから、そういうことも勘案しながら決めていくということになると思います。

 

(記者)

網を揚げられないことに対する金銭的な支援は難しいということですか。

 

(市長)

それは難しいでしょうね。例えば、不漁だから市が補助するのかというのは難しいと思います。魚が獲れなくなったから漁業者に対して補助するというのは極めて難しい論理だと思います。

 

(記者)

明日で、市長の任期が残り1年となり、来年には市長選が行われます。

2期目を振り返って、その成果とまだやり残していてこれからやりたいと思っていることについて教えてください。

 

(市長)

いつも申し上げていますが、私は両手に余るようにいっぱい言ってきてるので、自分で何をやってきたのかということが分からないんです。そして、次のほうにしか進まないので、企画部で作るような資料がなければ、施設的なものは分かるのですが、教育や福祉などは、例えば子どもの貧困対策もやってきたし、さまざまなものに取り組んできてるので、取り組んだことについては、なかなかすぐに自分の頭の中には出てきません。

それらのことを誇ろうとも思わないし、それを実績だ実績だと言って歩くつもりもないし、問題は何をやるかということ、残された任期の中でやるべきことを自分としては前向きに取り組んでいくということしか今は考えておりません。

 

(記者)

残された任期では何をしますか。

 

(市長)

今まで打ち上げてきた、例えば、ガーデンシティもそうですし、あるいは子どもの貧困対策についても十分だとは思っていませんし、教育の向上、人づくり、私の場合は、1つ、2つではなく、さまざまなものがあります。

 

(記者)

3期目を目指して立候補を予定していますか。

 

(市長)

いや、こういう言い方になるのかな。私のような年代になると、もう半年、1年のスパンなんですよ。考える先は20年後、30年後のことも考えながらやっていますが、自分の身の振り方などになると、私はもう今年で69歳ですから、いつどうなるか分からない身の中で、確定的にこうしたい、ああしたいというのは言えない。もう1日1日の積み重ねです。

 

40代や50代だったらいろいろなことが言えると思いますが、とにかく元気で、まずは任期を全うしたいと思います。

 

 


※記者会見における質疑内容の要旨をとりまとめの上掲載しています。



   
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