ダイオキシン類について

2018年6月26日

 

 ダイオキシン類について

 ダイオキシン類は,物の焼却の過程などで自然と生成してしまう物質です。そのため,環境中には広く存在しますが,量は非常にわずかです。 

 平成12年に施行されたダイオキシン類対策特別措置法では,一定規模以上の施設を対象として届出や排出基準の遵守など必要な規制,措置等を定めています。
 また,都道府県知事や中核市の市長は、その区域に係る大気,水質および土壌のダイオキシン類による環境の汚染状況について監視を行い,その結果を公表することとなっているほか,特定施設を設置する事業者については,それぞれの基準の適用となる排出ガス・排出水について年1回以上測定し,その結果を都道府県知事(中核市の市長等)へ報告することが義務づけられており,知事(市長)はその結果を公表することとされています。

 

 平成28年度 ダイオキシン類環境調査結果(概要)  

 平成28(2016)年度におけるダイオキシン類の環境測定結果は次のとおりで,大気,水質,底質および土壌全てで環境基準を達成しました。 

 

区分

地点数

測定結果(範囲)

平均

環境基準

単位

大気

  0.0088

   ~ 0.014 

 0.011

0.6 以下

 pg-TEQ/m3

水質

  0.062

   ~ 0.14

 0.082

1 以下

pg-TEQ/L

底質

  0.22

   ~ 0.43

 0.33

150 以下

pg-TEQ/g

土壌

  0.024

   ~ 0.48

 0.18

1,000 以下

pg-TEQ/g

  ※地点毎の年平均値の範囲

 

 調査地点の詳細は調査地点図.pdf(613KB)を参照してください。

 

 各年度における環境調査および自主測定結果について 

平成28年度pdf(56KB)

平成27年度.pdf(115KB)

平成26年度pdf(116KB)

平成25年度pdf(106KB)

平成24年度pdf(107KB)

平成23年度pdf(44KB)

平成22年度pdf(47KB)
平成21年度pdf(47KB)
平成20年度pdf(48KB)
平成19年度pdf(43KB)
平成18年度pdf(48KB)

 

 ダイオキシン類とは?

 一般に,ポリ塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシン(PCDD)とポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)をまとめてダイオキシン類と呼び,コプラナーポリ塩化ビフェニル(コプラナーPCB,またはダイオキシン様PCBとも呼ばれています。)のようなダイオキシン類と同様の毒性を示す物質をダイオキシン類化合物と呼んでいます。

 平成11年7月16日に公布されたダイオキシン類対策特別措置法においては,PCDDおよびPCDFにコプラナーPCBを含めて“ダイオキシン類”と定義されました。これらは,結合している塩素の数や位置によっても形が変わるので,PCDDは75種類,PCDFは135種類,コプラナーPCBは十数種類の仲間があります。(これらのうち毒性があるとみなされているのは29種類です。)

 

 ダイオキシン類の発生源は?

 ダイオキシン類は分析のための標準品の作成などの研究目的で作られる以外には,意図的に作られることはありません。ダイオキシン類は,炭素・酸素・水素・塩素を含む物質が熱せられるような過程で自然にできてしまう副生成物です。

 ダイオキシン類の現在の主な発生源は,ごみ焼却による燃焼ですが,その他に,製鋼用電気炉,たばこの煙,自動車排出ガスなどの様々な発生源があります。ダイオキシン類は,主としてものを燃やすところから発生し,処理施設で取りきれなかった部分が大気中に出ます。また,かつて使用されていたPCBや一部の農薬に不純物として含まれていたものが底泥などの環境中に蓄積している可能性があるとの研究報告があります。

 環境中に出た後の動きはよくわかっていませんが,例えば,大気中の粒子などにくっついたダイオキシン類は,地上に落ちてきて土壌や水を汚染し,また,様々な経路から長い年月の間に,底泥など環境中に既に蓄積されているものも含めて,プランクトンや魚介類に食物連鎖を通して取り込まれていくことで,生物にも蓄積されていくと考えられています。

 

 ダイオキシン類の性質は?

 ダイオキシン類は,通常は無色の個体で,水に溶けにくく,蒸発しにくい反面,脂肪などには溶けやすいという性質を持っています。また,ダイオキシン類は他の化学物質や酸,アルカリにも簡単に反応せず,安定した状態を保つことが多いのですが,太陽光の紫外線で徐々に分解されるといわれています。

 ダイオキシン類の毒性は? 

 ダイオキシン類は,「青酸カリよりも毒性が強く,人工物質としては最も強い毒性を持つ物質である」といわれることがありますが,これは,日常の生活の中で摂取する量の数十万倍の量を摂取した場合の急性毒性のことです。

 しかしながら,ダイオキシン類は意図的に作られる物質ではなく,実際に環境中や食品中に含まれる量は超微量ですので,私たちが日常の生活の中で摂取する量により急性毒性が生じることはないと考えられます。 

 日常どのくらい摂取している?

 日本人の一般的な食生活で取り込まれるダイオキシン類の量は,厚生労働省の平成21年度の調査(一日摂取量調査)では,人の平均体重を50kgと仮定して体重1kgあたり0.84pg※1-TEQ※2と推定されています。

 その他,呼吸により空気から取り込む量が約0.0090pg-TEQ,手についた土が口に入るなどして取り込まれる量が約0.0042pg-TEQと推定され,人が1日に平均的に摂取するダイオキシン類の量は合計で,体重1kg当たり約0.85pg-TEQと推定されています。この水準は,許容一日摂取量(TDI)※3を下回っており,健康に影響を与えるものではありません。

 

※1 pg(ピコグラム)

1/1,000,000,000,000g(一兆分の1グラム)

※2 TEQ(毒性等量)

 最も毒性が強い2,3,7,8-TeCDDの毒性を1として他のダイオキ

シン類の仲間の毒性の強さを換算した係数。

※3 TDI(許容一日摂取量)

4pg-TEQ/kg体重/日

 

 この許容一日摂取量(TDI)は,生涯にわたって摂取し続けた場合の

健康影響を指標とした値であり,一時的にこの値を多少超過しても健康

を損なうものではありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

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