公開日 2025年08月14日
更新日 2025年08月19日
回答
受付年月日
令和7年7月15日
ご意見等要旨
函館マラソン開催時に市電が一部運休になり、代替輸送がなされました。
私は青柳町~湯の川間を利用しましたが、案内が不十分だと感じました。
(1)運休市電停留所の案内版が不親切
(2)市電の乗り継ぎ案内が不十分
(3)代替輸送バスへの誘導案内が不十分
(1)については、青柳町電停に掲示してあった案内板は確かに情報はしっかりしていました。
しかし、細かい文字で長く説明が書かれてあり、最後まで読み切らなければ内容が理解できず、更に掲載されてある地図はおそらくネットからの引用と思いますが、細かな路地まで書かれてあり、目を凝らさなければ理解が難しいものでした。
端的に「函館マラソン開催のため『電車運休中』9時から13時頃まで、代替バスあり」とだけ書き、掲示する地図は正確さよりも単純な略図にするべきだと思います。「電車運休中」の文字だけをワードで言えば文字の大きさは200ptくらいの朱書きにして目立させ、ぱっと見でわかるようにすることが必要ではないでしょうか。ぱっと見でわかるということは、子供でも、外国人でもわかりやすいということにつながると思います。
言葉を単純化すれば、外国語の表記もしやすくなるのではないでしょうか。
(2)については、函館駅前電停到着前に乗務員が「乗り継ぎの方はお申し出ください。乗継券をお渡しします」と案内がありました。しかし、この乗継券が問題です。五稜郭公園電停まで利用の乗客がこの乗継券が必要なのでしょうか。その案内がありません。実際、代替バスで五稜郭公園電停まで乗車しましたが、降車の際に乗継券の提示は求められませんでした。そもそも無料バスなのでこの乗継券は不要なのではないかと思われるのですが、それならば市電の車内で乗継券の案内をするときに「五稜郭公園電停より遠く、湯の川方面へ電車をご利用の方はお申し出ください。次の電車で使える乗継券をお渡しします」と案内し、乗継券の表記も函館マラソンだけ記載するのではなく、「(乗継)五稜郭公園→湯の川 電車降車時に料金箱にお入れください」と記載すればこの乗継券の意味合いがわかると思います。私は乗継券をもらいましたが、この切符で次の電車にそのまま乗れるのかわからなかったです。
(3)函館駅前電停に企業局の職員が立っており、電車が到着すると「電車代行バス運行中です。五稜郭公園方面は乗り換えです」としか案内せず、乗り場はどこかをこちらが聞くまで案内しません。乗り換えなのはわかっているので、案内係としては不十分です。また、もっとわかりやすく電停にも矢印(A4用紙横にいっぱいになるくらいの大きさ)で誘導看板は必要だと思います。確かに、交差点ですから横断歩道に置くわけにはいかないですからそこは工夫が必要です。その為の誘導員だったと思います。立ち位置がなぜか電停後方に立っており、場所が悪く、役割が果たせていない様子でした。シミュレーション不足かと思います。
企業局は基本的に案内、誘導は上手ではないように思えます。
案内板の形はきれいで立派ですが、肝心の伝えるということに関しては長年交通事業者として運営している割には知見が足りないのではないでしょうか。厳しいことを申し上げましたが、観光都市函館です。市電は街の顔となるものだと思います。もう少し気配りをしていただきたいと思い、応援の意味を込めて苦言を呈します。
市の回答
市電のご利用と代替輸送時の案内方法と運用について,ご意見をいただき誠にありがとうございます。
(1) 運休停留場の案内板につきましては,過去に情報が少ないとのご意見を受け,その都度,不足情報を追加しておりました。今回,いただいたご意見を参考にさせていただき,より分かりやすい案内表示について検討してまいりたいと考えております。
(2) 函館駅前からの乗り継ぎ案内につきましては,過去に五稜郭公園前から先の市電にご乗車されるお客様の中に放送を聞き逃した方がおりましたことから,トラブル回避のために再乗継のお申し出のないお客様にも乗継券をお渡しする取扱いとしておりました。再乗継に関しては,今回,いただいたご意見を参考にさせていただき,より分かりやすい案内用語の使用や券面表記について検討してまいりたいと考えております。
(3) 案内看板の設置につきましては,狭いホームや軌道内および横断歩道に看板を設置いたしますと,お客様や歩行者の通行の妨げとなりますことから,案内看板を設置せず,職員による案内,誘導を行っておりました。
また,誘導員の立ち位置につきましては,お客様が必ず通る場所として交差点側に2~3名を配置し,市電から降りられた方だけでなく,これから市電に乗られる方,運休を知らずに電停に来られた方なども含め,すぐにお声がけできるようにしておりました。ホーム後方の配置に関しましては,降車客対応のために配置しております。
今回,いただいたご意見を参考にさせていただき,お客様に寄り添ったより分かりやすい案内方法について検討してまりたいと考えております。
回答区分
検討中
担当部課名(電話番号)
企業局交通部電車事業課(52-1273)
回答年月日
令和7年8月14日