Language

目的
から探す

注意情報
ヘッドライン
緊急情報
ヘッドライン
警告情報

公共建築物シックハウス対策について

公開日 2023年04月03日

シックハウス症候群対策について 

 シックハウス症候群とは,「新築病」とも言われています。 新築や内装をリフォームしたばかりの部屋にはいると,プーンと刺激臭があり,個人差はありますが,吐き気や頭痛など体調不良をおこす場合があります。 これは,室内を構成している建材等から発生する揮発性有機化合物(VOC)による空気汚染が原因と言われていて,特に発生源としては,建材の合板に使用されている接着剤の中に含まれているホルムアルデヒドや塗料に含まれているトルエン,あるいはキシレンがその一因とされていますが,室内の空気中には100種類以上の微量のVOCが存在すると言われています。

 

 

函館市公共建築物シックハウス対策指針について

 

 函館市公共建築物シックハウス対策指針

 

 函館市が発注する公共建築物の工事の内装材に使用する合板類,パーティクルボード,壁紙,ロックウール断熱材,フタル酸樹脂エナメル等については,ホルムアルデヒド(JISで定める「F☆☆☆☆」)やトルエン,キシレンの発散量の少ないものを使用し,VOC対策をしています。

 公共建築物の新築,増築,改築等の工事開始前および完了後,室内空気中のホルムアルデヒド,パラジクロロベンゼン,トルエン,キシレン,エチルベンゼン,スチレンの6種類の化学物質濃度測定を行い,厚生労働省が定める室内環境基準値以内であるかを確認しています。

 

建材から揮発する代表的な室内汚染物質

 

部材名 VOCの種類 人体への影響
合板類 ホルムアルデヒド 眼痛,呼吸器障害
塗料・接着剤 トルエン,キシレン,トリメチルベンゼン,エチルベンゼン,酢酸ブチル,n-ブタノール 頭痛,疲労感,吐き気
断熱材 ジクロロメタン 目,皮膚,気道の刺激
ナフタリン,フェンチオン 刺激臭,神経毒性
白蟻駆除剤 クロルピリホス 頭痛,神経障害
防虫剤・芳香剤 パラジクロロベンゼン 目,皮膚,気道の刺激
発泡スチロール スチレン 眠気,目まい

※クロルピリホスについては,国土交通省において,平成15年4月1日から使用禁止となっています。

 

 

建築材料の区分

 

建築材料の区分 ホルムアルデヒドの発散速度 JIS・JAS等の表示記号 内装仕上げの制限
建築基準法の規制対象外 少ない

多い
5μg/m2h以下 F☆☆☆☆ 制限なし
第3種ホルムアルデヒド発散建築材料 5μg/m2h超
20μg/m2h以下
F☆☆☆ 使用面積を制限
第2種ホルムアルデヒド発散建築材料 20μg/m2h超
120μg/m2h以下
F☆☆
第1種ホルムアルデヒド発散建築材料 120μg/m2h超 旧E2,FC2相当,無等級 使用禁止

※1μg(マイクログラム):100万分の1gの重さ。 放散速度1μg/m2hは建材1m2 につき1時間当たり1μgの化学物質が放散されることを示す。

 

 

 

 

 

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
このページの本文とデータは クリエイティブ・コモンズ 表示 2.1 日本ライセンスの下に提供されています。

 

  • 本ページに掲載しているデータは、自由に利用・改変できます。
  • 本ページに掲載しているデータを元に、2次著作物を自由に作成可能です。
  • 本ページのデータを元に作成したものに、データの出典(本市等のデータを利用している旨)を表示してください。
  • 本ページのデータを編集・加工して利用した場合は、データを元に作成したものに、編集・加工等を行ったことを表示してください。また、編集・加工した情報を、あたかも本市等が作成したかのような様態で公表・利用することは禁止します。
  • 本ページのデータを元に作成したものに、第三者が著作権等の権利を有しているものがある場合、利用者の責任で当該第三者から利用の承諾を得てください。