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令和元年度(平成31年度) 議会運営委員会行政調査

公開日 2020年04月10日

更新日 2021年12月14日

【議会運営委員会行政調査】

  令和2年2月12日水曜日~2月14日金曜日

○2月12日 東京都品川区調査

 

<所見>

 

 市民に開かれた議会を目指し、議会活動を市民へ伝えるだけでなく、意見交換を通じ市民の皆さまの意見を今後の議会や議員の活動に反映させることを目的に、議会報告会においてグループワークの意見交換の場面を設ける等先進的な取り組みを行っている品川区議会を調査した。
 品川区議会では、区内にある中高一貫校の品川女子学院の生徒と、区議会を身近に感じ、関心を深めてもらうことを目的に意見交換会を実施している。学院の「地域社会の問題を発表・討議する特別講座」というカリキュラムの一環として取り組まれているもので、生徒たちがクラスごとに設定・調査した地域課題をテーマに議員と意見交換を行っており、生徒たちの学習を深めるだけでなく、主権者教育という側面もあると感じた。函館市においても学術機関を有することから、若い世代との意見交換会を行うことで、議会への興味を持ってもらうきっかけづくりや、主権者教育、地域への愛郷心の醸成につなげていくことができるのではないかと感じた。
 また、品川区議会では、昨年度から高齢者クラブとの意見交換会を行っており、今後はPTAや町会など各種団体との意見交換会も積極的に行っていくということで、大変参考となり、有意義な調査であった。
 函館市においても、議会報告会や意見交換会を議会と住民をつなぐコミュニケーションツールとして位置づけ、議会と住民の両者がそれぞれ情報を出し合って、真摯に意見交換することが重要であると考えるし、また意見交換会を実施する際には、市民から意見を集めるだけでなく、その意見をどのように議会活動に反映させるかが課題となると考える。市民からの意見を常任委員会で協議し政策提言につなげるなど、どのように議会活動の中に位置づけていくのか検討していく必要がある。

 

 

 

 

○2月13日 埼玉県所沢市調査

 

<所見>

 

 議会基本条例の制定以降、市民が参加して、意見を聴くことに取り組んできた状況について詳しく説明をいただいた。市民から選ばれている私たち議員、議会にとって、「市民の声をどのようにお聴きしていくのか」ということは、どこの議員、議会においても共通の課題である。
 また、どこの議会においても報告会などの参加者の減少・固定化、若者世代の参加が少ないといった課題もまた共通していることを改めて認識した。その解決策として所沢市議会では議会報告会のチラシ、ポスターを製作し周知を図り、形式を変えてみたり、テーマを変えてみたりさまざまな修正や工夫を加えている。
 地域の状況や情報技術の発展などにより、市民が参加した意見交換会等の周知の方法や開催形式もさまざまであり、解決しなければならない課題も多いが、今回の調査で「参加者人数が少なくとも、やり続けることが重要である」との言葉に一番感銘を受けた。
 函館市議会にあった形で市民の参加した意見交換会等の開催に向けて議論を深めて参りたい。

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
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お問い合わせ

議会事務局 議事調査課
TEL:0138-21-3757