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平成26年度 議会運営委員会行政調査

公開日 2014年08月07日

更新日 2021年12月14日

【議会運営委員会行政調査】

  平成26年5月12日(月)~5月14日(水)

○5月13日 会津若松市調査 ○5月13日 意見交換会傍聴

<所見>

 

 全国の議会改革をリードしている会津若松市議会の方々と、率直に忌憚なく議会改革について意見交換できたのは大変有意義であった。
 特に、前議長を務めた目黒章三郎議員は、会津若松市議会の議会改革の歩みについて、よどみなく自信にあふれて報告をされた。
 会津若松市は平成の大合併を通して、市域の拡大とともにさまざまな課題を抱えることにより、市民から議会への要望・苦情等が寄せられ、市民に理解される議会活動が求められることにより、議長選挙をきっかけに会津若松市議会の議会改革は始まった。
 さらに、市民の目線で議員報酬に値する議員活動について検証することにより、市民への説明責任を果たそうとした。目黒議員は、会津若松市議会の議会改革の中心となって推進してきた一人である。目黒議員は「議会からの政策形成~議会基本条例で実現する市民参加柄政策サイクル」(会津若松市議会編集/ぎょうせい)に巻頭言をよせている中尾修氏(東京財団研究員・元栗山町議会事務局長)の「会津若松市議会が考える住民自治−政策サイクルという回路−」の中の「議会基本条例の必須条件」である以下の3点を取り上げ、日々の議会活動に取り組んでいることを力説した。

 

  1.  議会報告会(意見交換会):議会が一体となって民意を汲み取り、その仕組みを市民が体験する機会となる。市民の信頼を獲得するためには、議会が市民生活の場に出向くことが不可欠であり、市民が議会を通して政策決定過程に関与する機会となる。
  2.  請願・陳情者の意見陳述:市民が抱える懸案について議会で意見を述べることを希望した場合、それを保証しなければならない。運営実態では慣例として行っている議会もあるが、市民の権利として条例に明記し、周知することが重要である。
  3.  議員間の自由討議:議論は議会の醍醐味。議会は意見をぶつけ合い、結論を導き出すところである。議決行為よりも決定に至る過程がもつ実質的意味を重視することで、議員・議会の存在が明確になる。


 長い引用となったが、会津若松市議会が上記の3点を意識しながら、営々と議会改革を取り組んでこられたことに心から敬服する次第である。
 また、夜の「市民との意見交換会」に参加したが、運営・進行の仕方、議員の班編制、市民からの意見の集約の仕方など、学ぶところも多く、大変参考になった。翻って、函館市議会の議会報告会の取り組みは緒についたばかりであるが、会津若松市議会から学んだことを次の本市の議会報告会に活かしていきたいと思う。さらに議会基本条例については、平成19年3月に取りまとめた「函館市議会議会改革報告書」を今一度全議員が確認した上で制定の機運を高めていくことが必要と思われる。
 今回の会津若松市議会の視察を機に、函館市議会の活性化を図り、議会改革の歩みを着実に進めていきたい。

  

 
 
 
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議会事務局 議事調査課
TEL:0138-21-3757