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平成26年度 議会運営委員会行政調査

公開日 2014年08月07日

更新日 2021年12月14日

【議会運営委員会行政調査】

  平成26年4月11日(金)~4月12日(土)

○4月11日 宝塚市調査 ○4月12日 議会報告会傍聴

<所見>

 

  宝塚市議会は、分権と自治の時代にふさわしい市民に開かれた議会の実現を図るため、議会運営の基本となる宝塚市議会基本条例を制定している。条例に従い改 革が進められており、具体的には、定例会ごとの議会報告会開催、委員会審査に議員間の自由討議を導入、議案の委員会審査終了後に一般質問を行う、議員の質 疑や質問に対する反問権を認める等、取り組みがなされている。

○議会報告会について
 毎定例会ごとに、全議員を3つのグループに 分けて、3会場で開催している。委員会で質疑の内容等が載っている委員会報告書を配付し、各委員会の担当議員が説明している。報告内容は、定例会で 何を 議論して何が決まったのか、どういう議論があったのかをお知らせし、その他何でも聞いていい時間を設けている。参加者が当初に比べると減ってきている、参 加者が固定化しており、市民が関心のある問題が出てきていないことが課題と認識しているとのことであった。

○議案審査における議員間討議ついて
 本会議の初日に提案説明を受け、委員会へ議案の付託を行い、その後、委員会を2回、委員協議会を1回行っている。
 一回目の委員会では、当局からの議案の詳細説明を受け、その後、委員協議会で、委員のみで論点整理を行い、その上で、2回目の委員会において、質疑、自由討議、討論、採決を行っている。
 実態は、質疑したあと、態度表明して、採決しており、目指す合意形成に向けての活発な委員同士の議論にならず、委員が、それぞれ自分の意見を言う、討論のようなものになりがちとのこと。
 
○議案の委員会審査終了後に一般質問を行うこと
 宝塚市議会では、行政全般について質問する一般質問と議会に示された議案について責任を持って議会が結論をだすこと、どちらも大事だが、市民生活に直結する議決責任の方が大きいと考え、当初の「一般質問→議案審査」から、「議案審査→一般質問」という順序に変えている。
 一般質問を先にやっていた時は、一般質問に全力投球してしまい、議案審査の準備がなかなか大変だったが、変更後は、棲み分けができるようになったとのこと。また、重要案件について審査日が予定より増えても、会期期間中での対応がしやすいという利点があるとのこと。


○最後に
 議案の委員会審査終了後に一般質問を行うきっかけになったのは、かつて函館市議会に調査で訪れたとき、学んだことをであるとのこと。
  平成19年3月策定の函館市議会議会改革報告書における、「議会の機能と権限を十分発揮するため、議案審査の手続きの一環である質疑と議案に関わらず行え る一般質問を明確に区分することとする。」に従った函館市議会の運営を見て、宝塚市議会として検討した結果であるとのことであった。
 今回の調査により得た知見にあわせて、函館市議会の先人が築き、他市議会に影響を与えている議会改革報告書を改めて検討し、今後の函館市議会における議論の参考に活用していくことが必要ではないかと感じた。
 また、議案審査における議員間討議については、個々の議員の議案の事前調査、それを踏まえた自由討議するための事前の論点整理がなされなければ、仕組みとして機能しづらいのではないかと思われる。

 
 
 
 
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お問い合わせ

議会事務局 議事調査課
TEL:0138-21-3757