「結核」は「昔の病気」ではありません。

2018年9月20日
 

 

 

 

 

高齢者の「結核」が増えています。

 

肺

結核は、我が国最大の感染症です。

函館市では、毎年約40人の方が、新たに結核を発病されており、そのうち70歳以上の高齢者の占める割合は60%を超えています。

以前、「国民病」と呼ばれ、結核がまん延していた頃に感染した方が、高齢になり、体力や免疫力が低下して、数十年たった今、発病しているケースが多いと言われています。

反対に、若い世代の多くは未感染のため、菌を吸い込むと感染しやすく、比較的早い時期に発病する危険があります。

 

◆結核とは?

結核とは、結核菌によって主に肺に炎症を起こす病気です。重症の結核患者さんの咳などで結核菌が飛び散り、周りの人がそれを直接吸い込むことで感染します。何より怖いのは、自分が結核だと気づかずに周りの人々にうつしてしまうことです。 

 

◆肺結核以外の結核もあるの?

肺結核は、全体の8割を占めます。

でも、結核は肺だけではなく、全身のどこでも侵す可能性のある病気です。代表的な肺外結核には、頚部リンパ節結核、腎結核、脊椎カリエスなどがあります。肺外結核だけなら、他の人に感染させることはありません。

「感染」と「発病」は違います。

◆「感染」を知るための検査方法は? 

・ツベルクリン反応検査

・血液検査(IGRA検査) 

 

◆「発病」を知るための検査方法は? 

・胸部レントゲン検査

・喀痰検査

ただし、早期の患者さんや、重症でも薬を飲み始めた患者さんは、結核を人にうつす可能性はとても低くなります。

 

 

※ すべての結核患者さんが他の人への感染源となるわけではありません。

 

「感染」してもすぐに「発病」するわけではありませんし、感染しても必ず発病するわけではありません。通常は免疫により結核菌の増殖を抑え込みますが、抑えきれなくなると発病します。患者の約7割は、一生発病しないとも言われています。

 

このような症状が2週間以上続いたら,医療機関を受診しましょう。 

◆結核の初期症状

 

・2週間以上続く咳

・痰,血痰

・呼吸困難

・体重減少

・微熱

・寝汗

・全身のだるさ   など

 

◆結核のうつりかた

 

 

「結核」は、咳やくしゃみのしぶきから、「結核菌」を吸い込むことによって感染する「空気感染」です。「結核菌」は、話で1メートル、咳で1.5メートル、くしゃみで3メートルも飛びます。 

結核の治療方法は?

 

現在の結核治療は、抗結核薬と呼ばれる薬を使って、短期間で治します。複数の抗結核薬を、6~9ヶ月間、服薬します。治療で大切なことは、規則正しい服薬です。結核と診断されても、毎日きちんと服薬すれば治ります。

◆こんなことに注意しましょう。

・咳や痰といった症状が2週間以上続く
・強い疲労やストレス
・食生活の偏り、極端なダイエット
・大量飲酒、不規則な生活

周囲の人への予防は?

 

結核患者さん、特に痰の中に結核菌が出ている人が発見された場合、保健所では、同居家族や職場の同僚など周りの方に対して、健診を実施します。この場合の費用は無料です。

 

定期結核健康診断

年1回は、胸部レントゲン検査を受けましょう。

 

・ 結核の定期健康診断は、結核のり患率が高い者や結核を発病すると周囲に感染させるおそれが高い者等に対する健康診断の実施を義務付けることにより、結核を早期に発見し、集団感染を防ぐことを目的としています。 

職場などで健診を受ける機会のない方の健診(結核住民健診) 

・職場などで健康診断を受けられない65歳以上の市民の方(その年度中に65歳に達する方を含みます)は、特定健康診査実施時(特定健康診査のページはこちら)に胸部エックス線検査(無料)を受けてください。

 

事業所・学校・施設での健診

くわしくは、こちら

 

関係機関へのリンク

 

・厚生労働省   結核(BCGワクチン)
厚生労働省啓発チラシ(表)厚生労働省啓発チラシ(裏)

 

公益団法人結核予防会結核研究所 

 結核の常識

結核の常識2018

 

 電子資料館

 TBカーカイヴ

 

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保健所 保健予防課
電話:0138-32-1547