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戸井地区における無医地区化への対応および地域福祉バスの運用に関する意見

公開日 2026年04月03日

更新日 2026年04月09日

回答

受付年月日

令和8年3月23日

ご意見等要旨

函館市における東部地域の医療体制について,特に戸井地区の状況に関し,意見を申し上げます。

戸井地区においては,長年地域医療を担ってきた杉山クリニックが2026年3月末をもって閉院し,結果として同年4月1日以降,地区内に内科系医療機関が存在しない状況となります。これは実質的に無医地区化に相当する事態であり,地域住民,とりわけ高齢者にとっては生命・健康に直結する問題であると認識しております。

しかしながら,令和7年第4回函館市議会定例会にて,吉田市議会議員からの質問に関しての市の答弁においては,

  • 人口減少を主因とする説明
  • 医師不足や制度上の制約の指摘
  • 今後の検討および実態把握

にとどまり,具体的な対応策が示されていない状況にあります。

一方で,戸井地区の実情としては,

  • 高齢化率の高さ
  • 通院手段の脆弱性(バス運行間隔の長さ,実質的な通院困難)
  • 既存患者数の多さ

といった要因が重なり,「医療機関がないこと」と「他地域への通院が困難であること」が同時に発生しています。

このような状況下において,現行の

  • 外出支援サービスの周知
  • 路線バスの案内

といった対応のみでは,実効性に乏しいと考えます。

そこで,現実的な対応策として,戸井地域福祉バスの活用について検討すべきと考えます。

現行の運行要綱では,地域福祉バスは主に団体利用(10名以上)を前提とし,戸井地区内での活動に限定されている運用となっておりますが,恵山地区においては,地域福祉バスを活用し,市立恵山病院への通院支援が実施されている実態があります。

このことから,制度そのものではなく,運用の在り方に差が生じていると考えられます。

仮に,月1〜2回程度であっても,戸井地区から恵山病院への通院送迎を実施することができれば,

  • 通院困難者の負担軽減
  • 医療アクセスの確保
  • 無医地区化の影響緩和

といった効果が期待されます。

また,運行区域や法的制約,責任問題等について課題があることは理解しておりますが,

  • 市長の裁量による例外運用
  • 制度の見直し
  • 関係部局(福祉・交通・医療)の横断的調整

により対応可能な余地もあるのではないかと考えます。

現在の戸井地区の状況は,単なる人口減少の結果ではなく,医療・交通・福祉の各制度が個別に運用されていることによる「構造的な課題」として捉える必要があると考えます。

つきましては,

  1. 戸井地区の無医地区化に対する明確な危機認識の共有
  2. 通院困難者の実態把握の迅速化(時期を区切った対応)
  3. 地域福祉バスを含めた具体的な代替手段の早期検討および試行的実施

について,対応をお願いしたいです。

地域住民の安心・安全を守る観点から,実効性のある施策の検討をお願い申し上げます。

市の回答

戸井地区唯一の内科系診療所の閉院は,今後の地域医療を考えるうえで重要な課題であることから,この間,その対応について,関係部局と情報共有を図りながら協議してまいりましたが,その中でも,喫緊の課題として交通手段を持たない歩行困難な高齢者など,閉院後他の医療機関への通院が困難な方の医療受診機会の確保への対応に取り組んできたところであります。

具体的には戸井地区では,従前からこのような方を対象に自宅から医療機関を専用車両で送迎する「戸井地区外出支援サービス事業」を実施していたことから,この度閉院した診療所や社会福祉協議会とも連携して,当該事業の周知とともに新たな対象者を把握したところであり,希望された方について,本年4月から旧函館市域の医療機関および市立函館恵山病院へ送迎することとしております。

なお,本年4月から路線バスが減便となったものの,戸井地区から旧函館市方面へは,旧函館市域の医療機関の診療時間に通院可能な路線バスの運行がありますことから,引き続きバス時刻表の周知を図ってまいりたいと考えておりますが,今回お寄せいただいたご意見につきましては,今後の参考とさせていただきます。

回答区分

検討中

担当部課名(電話番号)

戸井支所地域振興課(82-2111)

戸井支所市民福祉課(82-2112)

回答年月日

令和8年4月3日

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お問い合わせ

企画部 広報広聴課
TEL:0138-21-3630