公開日 2026年06月22日
更新日 2026年06月25日
回答
受付年月日
令和8年5月25日
ご意見等要旨
「(仮称)函館寅沢町風力発電事業 環境影響評価方法書」について,事業者から正誤表が公表されたが,今回修正された内容は,単なる軽微な記載修正ではなく,事業計画の安全性および環境影響評価の前提に関わる重大な変更を含むものであり,住民として強い懸念と不信感を抱いている。
特に,「土砂災害警戒区域等は除外している」とされていた説明が「一部が事業区域に含まれている」へ変更されたことや,「植生自然度10」が対象事業実施区域内に存在していたことが新たに明記されたことは,住民が方法書を評価・検討するうえで極めて重要な情報であり,単なる誤記訂正ではなく,「当初説明されていたよりも災害リスクおよび環境負荷の高い計画であったこと」が明らかになった重大な修正である。
さらに重大なのは,当初の縦覧期間終了後に重要事項の修正が公表された点であり,既に方法書を閲覧し,意見書を提出した住民については,修正後の内容を確認しないまま意見形成を行っていた可能性が高い。
また,修正内容を踏まえれば,既に提出済みの意見についても再検討が必要となる住民が存在すると考えられるが,意見提出期限は当初のままとされており,住民側が修正内容を十分に確認・検討し,改めて意見を整理するための時間が確保されているとは言い難い。
環境影響評価制度は,住民や自治体が正確な情報に基づいて意見形成を行うことを前提とした制度であり,その根幹に関わる重要事項が当初縦覧終了後に修正されることは,制度への信頼性を損なうものであり,住民として極めて大きな不信感を抱かざるを得ないことから,以下の事項について函館市の対応を求める。
- 今回の修正内容について,事業者に対し詳細かつ丁寧な説明を求めること
- 土砂災害警戒区域および植生自然度10区域を含むこととなった経緯について,客観的かつ具体的な説明を求めること
- 住民が修正内容を十分に検討できるよう,意見提出期間について更なる延長を検討すること
- 方法書段階から防災・自然環境保全を重視した慎重な審査および指導を行うこと
市の回答
今回の環境影響評価方法書の手続きにつきましては,環境影響評価法の規定に基づき,事業者が経済産業省に確認した上で実施されたものでございますが,市では,事業者に対して,今回いただいた方法書の修正に関するご意見につきましても,事業者に伝えたところでございます。
今後におきましても,市のガイドラインに基づき,事業者に対しては,地域との良好な関係構築の観点から,必要な情報の提供や説明を行い,地域に十分配慮した誠実な対応を求めてまいりたいと考えております。
また,当該事業につきましては,水資源や森林,河川,動植物の生態系への影響のほか,災害リスクなどが懸念されおりますことから,市としては,環境への影響について適切な調査はもとより,環境や防災への影響を回避・低減するとともに,地域住民や関係者の理解が重要であると認識しておりますので,事業者に対し,地域に十分配慮した丁寧な対応を求めていきたいと考えております。
回答区分
対応済み
担当部課名(電話番号)
環境部環境政策課(85-8197)
回答年月日
令和8年6月22日