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市長記者会見(令和5年4月27日)

公開日 2023年05月18日

記者会見

日時 令和5年4月27日 木曜日 午後1時30分

場所 市役所8階大会議室




【会見事項】

 

市長就任あいさつ

 

各社質問



記者会見動画(YouTube 函館市公式動画チャンネル)

 

記者会見動画(発表事項,字幕付き)(YouTube 函館市公式動画チャンネル)

 

 

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市長就任あいさつ

(市長)

大泉潤でございます。

この度は,函館市長選挙におきまして,大変多くの方々からのご支持をいただいて,当選をすることができました。皆様の温かい応援,支援に心から感謝を申し上げたいと思います。

また今日は,お忙しいところ報道各社の方々にお集まりをいただき,ありがとうございます。

選挙戦の間訴えてまいりました,市民に温かく,寄り添う行政を,今後推進していくにあたりまして,やはり若い人たちに選ばれるまちにしていきたい。そのためにも都市のステータスを上げ,あるいは子ども,子育て,教育といった未来への投資にもしっかりと力を入れていきたい。そうしたことに全力で取り組みながら,何よりも高齢化率が高いまちであります。高齢者福祉をはじめとするさまざまな福祉行政,こちらについても当然のように全力を尽くさなければならず,あらためて身の引き締まる思いでございます。

今後は,市民の皆様,そして市議会議員各位に丁寧にご協力を仰ぎながら,全力でまちづくりに取り組んでまいりたいと思います。報道機関の皆様におかれましては,今後とも,適切な情報発信等につきまして,ぜひご協力をいただきますようよろしくお願いいたします。以上です。

 

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各社質問

 

(記者)

数多くの公約を掲げて当選されました。人口減少対策待ったなしということをおっしゃっていますが,スピード感を持って取り組んでいくために,まず着手するもの,6月補正に盛り込みながら1番に急いで取り組むものを教えてください。

 

(市長)

6月補正に,何を取り込んで何を取り込まないのかというところまで,今日踏み込んでお話できる段階ではないと思っております。

今日は初日ですから,さまざまな部局とお話をする中で,今段階でこれはやる,これはやりませんというところまで詰め切れてないといいますか,今言ってしまうと,変わるわけにはいかないと思っております。

ただ,公約云々ではないのですが,市民生活,特に物価高があまりにも急激で,それが市民生活を直撃しておりますので,まず何よりそれに対する対策を即決定して,実施しなければならないと考えております。

 

(記者)

今おっしゃった物価高の影響で市民生活を支援するということで,それについては以前からずっとおっしゃっておりましたが,もし,具体的にこういったものをこういった内容で支援したいというものあれば,教えてください。

 

(市長)

まだ,具体的に申し上げる段階ではありませんが,食料品もそうですし,エネルギーの価格も非常に上がっています。そうしたことで,本当に家計が苦しいといいますか,生活が苦しいという声を本当に多く聞きました。

その声に応えるような実効性のあるといいますか,支えられるような施策に取り組みたいと思います。

 

(記者)

今日から市長ということで,あらためて函館市をどのようなまちにしていこうというお考えかお聞かせください。

 

(市長)

行政を進めていく原点といいますか,1番大事なものは何かということを,この1週間,いろいろ回りまして,非常に考えさせられるものがありました。それは,やはり命と暮らし,そこに尽きると思います。そこに全力投球できないということであれば,地域そのものが大変なことになると強く感じました。

ですから,まず,市民生活に関わるもの,経済的なものもそうですし,市民生活に不可欠なインフラ,そういうものが当たり前に享受できるような,そういう地域にしていく,あるいは戻していかなければならないと思います。

それと,雇用,仕事です。特に,若い人から選ばれないということの一番の理由が,何といっても仕事であります。しっかりと足元を作っていく,そのための経済の回復を急がなければならない。

それから,これは何度も言ってきた言葉ですが,誇りを失いつつあるといいますか,函館にいてもしようがないのではないかという空気がすごく流れていました。一方で,そうではないという思いでまちづくりに取り組む人たちが増えているのも,また事実であります。こうした動きを退職する前から感じていましたし,今回の私にいただいた得票も,ぜひ変えてもらいたいという気持ちだと思いますので,地域に誇りが持てるような,そういうまちをめざす,これが3つ目であります。

 

(記者)

具体的なところは難しいとは思いますが,例えば選挙戦でもおっしゃっていました新小学1年生に10万円ですとか,第2子保育料無償化,そこら辺からになるのでしょうか。

 

(市長)

今おっしゃった第2子の保育料の無償化や新小学1年生10万円について,それを6月議会で議論するには,時間が足りなすぎると思います。来年度かなと,今ざっくり思っております。

 

(記者)

新幹線の乗り入れについて,これからできるのかできないのかを調査すると思いますが,調査は,いつ頃からめざしていきたいというものはございますでしょうか。

 

(市長)

まず,6月の政策予算に調査費を盛り込みたいというふうにイメージをしております。ただ,担当部局と話をしている段階でありませんから,確定的なことを申し上げられませんが,そういうイメージで進めていかななければ間に合わないと考えております。

 

(記者)

選挙戦の時に,公約に対する財源の話で,ふるさと納税と並んで,財政支出を聖域なく見直すというお話があったと思いますが,その財政支出の見直しについて,現段階でスケジュールであったりとか,どういった枠組みで見直していくのかっていうところがあれば,お教えください。

 

(市長)

いわゆる支出を抑えていくということは,ある意味行政の取り組みとして基本的に常にやらなければならないところだと思います。それに加えて,たくさんの公約,政策を打ち出したこともありますので,支出をカットすることに加えて,むしろ財源を獲得するということもまた,必要だということもありまして,ふるさと納税なども政策に盛り込んだところであります。

支出を押さえていくことにつきましては,これまでも行ってきた部分はあると思います。

ただ,そこにもう一段階上げていくといいますか,例えば,行財政の改革について,やはり数値目標を入れるべきだと思いますし,そういったことを関係部局に指示をしながら加速をしていきたいと思っております。

 

 

(記者)

数値目標を設けていくとかは,今年度中から始めていくのでしょうか。

 

(市長)

その手順とか,本当に詳細なやり方については,これから考えていきたいと思います。

 

(記者)

新型コロナウイルスが,来月8日から2類から5類へと対応が変わるということで,これまで規制されていた部分が緩くなる部分があると思います。一方で,最近函館では感染者数が増え始めてきています。ご自身が保健福祉部長であったという立場もありますが,今後の対応について率直にどのようにお考えでしょうか。

 

(市長)

新型コロナウイルスの影響というのは,初めの頃から言われていたように,社会経済活動と感染予防の両立で進んできたところがあります。それは今も変わっていないと思います。

これが,今5類になっていきますが,そういう扱いが変わったというだけで,経済活動を止めないといいますが,今どんどん回復をしてきているときでもあります。その一方で,少し感染者が増えかかっているいうところがあります。それをいかに調和させるのかということは,これまでも,これからも変わらないテーマだと思っています。

このことについては,北海道も非常に高い認識を持って施策を打たれていると思います。北海道の取り組みなどの情報収集をしっかりしながら連携をして,適切なバランスをとって,そして安心できる医療提供体制,市民に不安を与えないような取り組みを進めていきたいと思っております。

 

(記者)

確認ですが,保育料の無償化と10万円の給付は,来年度予算で行いたいという考えなのでしょうか。それとも来年度には給付を始めたいということなのでしょうか。

 

(市長)

これは,金額もかかるもので,しっかりと議論しなければならないものです。私が公約に書いたということですべてが進んでいくというものではなく,もちろん市議会の皆さんともしっかりと議論をしていくものです。今ここで,やりたいとかやるとか,イエスかノーかを答える場面ではないと思いますが,イメージというか目標としては,来年度からやりたいという気持ちはあります。

 

(記者)

新幹線についてですが,こちらについては今年度中に調査をして,そのうえで結果を出していきたいというお考えだったと思います。そこで,スケジュールの確認ですが,6月の補正予算で調査費用の予算を組みたいというお考えでしたが,調査費用の額は,どの程度を想定されていらっしゃるのでしょうか。

 

(市長)

現時点で,金額については想定していません。

 

(記者)

ふるさと納税を4年間で100億円を目指すというところも,注目された政策かと思います。返礼品の充実化を図るために,民間との協議を進めるというお考えでしたが,いつ頃から取り組んでいきたいというお考えでしょうか。

 

(市長)

民間との協議といいますか,そういうことについては今すぐにでも初めていきたい。今もやっているとは思いますが,より加速していかなければなりません。それは当然です。予算化が必要なものもありますので,それは6月補正に盛り込みたいと思っております。

 

(記者)

台湾便が5月12日から再開します。これに関連して,大泉市長がこれに乗じて一緒に台湾に行く可能性はありますでしょうか。また,今回の台湾便以外にも,海外との就航便の拡大というのを考えていらっしゃいますでしょうか。

 

(市長)

正直に言いますと,そこで誰かが訪問するという情報を私は知りませんでした。今の直感でいきますと,私が12日に台湾を訪れる考えはありません。今急に行って,何か成果が得られるものでもありません。

また,12日から運航を再開する台湾の航空会社とは別な会社にも飛んできてもらいたいと思っておりますし,もちろん台湾に限らず国内外の航空ネットワークの充実というのは非常に重要なポイントですので,全力で取り組みたいと思います。

 

(記者)

公約で移住担当専門のセクションを設けるというお話があったと思いますが,これも今年度中に取り組みたいという考えなのか,それとも来年度には設けたい考えなのか,時期を教えてください。

 

(市長)

セクションというのをどう捉えるかによると思います。移住というのは,取り組みが弱かったですから,それを強化しなければなりません。ただ,年度途中に何か新たに課を作るととなると,手続き的に難しいものがありますが,必要な人員を強化するということは,今年度内にはやれるかもしれません。課を作るとなると,来年度以降になると思います。

 

(記者)

台湾便の再開に関連して,工藤前市長は韓国便の誘致に力を入れていて,コロナの関係で立ち消えになったと話していました。大泉市長はこれを引き継ぐというお考えはありますか。

 

(市長)

どの国をターゲットにするかというご質問になろうかと思います。

これは,生き物みたいなもので,国といいますか,その航空会社の考え方とか,あるいはその会社の上層部の考え方もあるでしょう。もちろん,国全体の動向だとか,場合によっては体制が社会主義国家だったりすることもあるかもしれません。そういう意味では,国単位でターゲットを絞ったりすることもあるかもしれません。今後は,いろんなチャンネルで情報収集しながら,やっていきたいと考えております。

もし,韓国が今非常に有望なのであれば,もちろん韓国を攻略しようということになると思いますが,これからの検討課題だと思います。

 

(記者)

1度フラットにするということでしょうか。

 

(市長)

いいえ。そこは部局に確認をしますが,仮に韓国の航空便が相当詰めの段階まで来ているのであれば,それは一気に行くしかありません。ただ,このことについては,まだ聞いていません。

 

(記者)

細かい点も含めて確認したいのですが,新小学1年生に準備金として10万円を配りますということですが,来年春に入学する子どもたちを念頭に進めていきたいというお考えなのでしょうか。

 

(市長)

もし,来年の4月からできるようにするとなると,今年度の途中で補正予算を組まないとできないと思います。そういうふうにやれるものなのか,もう1年繰り下がるものなのかというところをしっかりと協議していかなければならないと思っております。

 

(記者)

あと,財政の関係で,今年度は骨格予算とはいえ,かなり大きな予算になっていまして,政策予算は数億円ということで限られています。場合によっては,予算組み直す作業であったり,事業取りやめるってことも念頭にはありますでしょうか。

 

(市長)

これから数字を見なければならないところもありますが,今のところその発想はありません。

 

(記者)

今ある予算で,どうにか実現できる政策を先に進めていければということでしょうか。

 

(市長)

そういう考えです。

 

(記者)

公約の中で,五稜郭の世界遺産登録をめざすというお話がありました。今年度中に例えば機運醸成に向けた活動ですとか何か動き出すものがあるのか,お考えを伺いたい。

 

(市長)

五稜郭を世界遺産にしたいと考えている方々もいらっしゃるので,そういう方々と連携しながら,例えばフォーラム的なものがいいのか,もっと市民に五稜郭の価値をわかってもらえるようなことについては,着手をしていきたいと思います。

やり方もあると思う。ヴォーバン遺跡に加えていくようなやり方もあるかもしれません。あるいはそれと関係なく,正面から五稜郭の価値を訴えていくやり方もあると思います。そういったところを情報収集して研究していく,これはすぐにでもさまざまに行わなければならないと思います。

 

(記者)

富裕層の観光需要を推進していくという話もあったかと思います。どのような形でどういった形でアプローチしていくのか,富裕層の観光施策について教えてください。

 

(市長)

これについては,多分やれていないのではないかと思います。富裕層へのアプローチをどうしているのか,うまくできているところがありますので,いわゆる先進地のやり方を参考にしていきたい。

独自の取り組みでなければならないみたいな考え方もありますが,特に地域活性化の取り組みについては,函館にフィットしない施策ではだめですが,良いことをやっている施策については,言葉は平たくなりますけど,まねていくことが本当に必要だと思います。

富裕層の誘致というのは,いろんなやり方があります。これまでの観光プロモーションとは全く違いますので,効果を上げているところのやり方を函館にフィットする限り,どんどん取り入れながら進めたいと思います。

 

(記者)

湯川団地の菊乃湯という銭湯について,今年の秋で運営している方が引退をしたいという話があります。この菊乃湯に対して,何か支援策は考えていらっしゃいますでしょうか。

 

(市長)

今,現段階で,菊乃湯さんと行政がどう関わっているのか,私には情報がありませんのでお答えできませんが,いずれにしても周辺の住民の方ほどお困りだと思いますので,何とか支援できるように菊乃湯さんとの関係をしっかりと研究しなければならないと思っています。

 

(記者)

工藤前市長のときは,市が委託するような形になるのではないかというお話もありましたが,何か支援の方法で具体的に考えているものとかはありますか。

 

(市長)

例えば,補助をするのか,あるいは委託するような形で続けていくのか。あるいは事業承継する方が出てきて,そこに対して何らかの支援をするのか,そのいずれかの枠組みになるのかと思います。

今,どのようなプレイヤーがいて,どういう選択肢の中でどこまで協議が進んでいるのかを聞きながら,適切に対処したいと考えております。

 

(記者)

政策的なことではないのですが,何か今日1日の大泉市長を見ていると,いつもより声が小さかったり少し動きがないように受けとめました。元上司であるような方々にも部下として働いていただかなければならないというところで,気負いであったり,緊張であったりということがあるのかということについて,お気持ちをお聞かせください。

 

(市長)

言おうと思っていたのですが,自分で少しエンジンブレーキをかけながらやっています。といいますのは,ともすると結構勢いよく喋りそうな自分が朝いました。先ほども職員への挨拶をしましたが,安全運転でいいのかなと感じながら,今の記者会見もやっています。あまり最初から飛ばし過ぎてもどうなのかということを思いまして,決して元気がないわけではありません。ゆっくりしっかり話しかけるように,そういう風に自分に言いながら,記者会見で答えている感じです。

 

(記者)

私の主観かもしれませんが,私の中で選挙戦の前から通じて,大泉市長が市長にどうしてもならなければいけないという発言をご挨拶とかされている中で,何かちょっとすとんと落ちないところがありました。色々選挙戦で,相手候補の方もいましたので,考えるところがあったのかと思いますが,今市長になられたこの段階で,何で自分がこの市を引っ張っていかなければいけないんだと思ったのかであったり,あらためて,今後,この街をどういうふうに導いていくんだという意気込みをお聞かせいただけませんでしょうか。

 

(市長)

私は,いわゆる住民と直接接するような基礎自治体で働きたかったというのが,本当に若い時期からありまして,それで市役所に勤め始めたというのがあります。それから,約30年経ちまして,一旦仕事は辞めましたが,選挙を経て今ここに立っているというのは,やはり最初と同じなんです。住民の皆さんに向き合いながら,ともに幸せを感じられるような社会を作っていきたい,そういう思いでいます。

市長選をめざしたということも,そういうことに対して,なかなか幸福度というのか,先ほどから誇りと言っていますが,そういうことも含めて市民が不安であったりとか,疲れているような状態だとか,何か希望を持てないような状態になっている。そのことが結果として,地域みんなで幸せを感じられるような,そういう社会から遠ざかっているというのを強く感じました。そこを何とかしたいという思いが,私が市長をめざしたというところの鍵になります。

意気込みということになれば,今あえていきなり初日からガンガン喋らないようにしようと思っているのは,過度な意気込みみたいな,まさに過度な勢いみたいなものが私自身にありすぎることで,最初のスタートがうまくいかないのではないかという気が,朝少ししました。

それで,少しおとなしめに話をしているということでありますが,頭の中では,この地域には課題が山積しており,それも待ったなしのものばかりで,とにかく早く少しでも前に進めたいという気持ちがものすごくあります。

情報収集をしっかりしながら,また,意見が違う方ともどんどん理解してもらえるように,協議を進めることをどんどんやっていきたいなという気持ちです。

 

 

※記者会見における質疑内容の要旨をとりまとめの上掲載しています。

 

 

   
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