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市長定例記者会見(令和4年11月28日)

公開日 2022年12月19日

定例記者会見

日時 令和4年11月28日 月曜日 午後2時

場所 市役所8階大会議室




【会見事項】

 

新型コロナウイルス感染症について

 

各社質問



記者会見動画(YouTube 函館市公式動画チャンネル)

 

記者会見動画(発表事項,字幕付き)(YouTube 函館市公式動画チャンネル)

 

 

                                                         【一覧へ戻る】

 


新型コロナウイルス感染症について

(市長)

私からは,函館市の新型コロナウイルス感染症の状況について,お話をさせていただきたいと思います。

その前に私が11月8日,新型コロナに感染していることが判明いたしまして,1週間,14日まで自宅で療養をすることになりました。この間,皆さんからご心配いただき,また,その後予定していた台湾の定期航空路の再開要請にも参加できず,ご迷惑をおかけいたしました。大変申し訳なく思っております。幸い軽症で,熱や咳の症状が現れなく,大事には至らず,15日から職務を再開しておりますので,よろしくお願い申し上げたいと思います。

それでは,函館市の新型コロナの新規感染者数等の推移からお話をさせていただきたいと思います。

年明けに第6波が来て,そして夏場に第7波が来ましたが,第7波は第6波に比べると倍くらいの人数になり,9月中旬以降,少し落ち着いてきましたが,11月近くになり再度,オミクロン株のBA.5により,感染の波が高くなりまして,11月23日には,これまでの1日の最多の感染者数であった8月18日の526人を100人近く上回る611人となったところです。

次に,10月2日から11月27日までの函館市の新型コロナ新規感染者数を日々表したものです。ピンク色がついてるところが,前の週よりも増加している日です。

10月上旬くらいまでは,前の週を下回っている日が目立っておりましたが,10月13日くらいから徐々に,前の週より上回る日が続いております。そして,10月16日の週から6週連続で,1週間の感染者数が前の週を上回っている状況にあります。ただ,先週あたりから,前の週を下回る日も少しずつ目立ってきておりまして,ピークに達しつつある状況ですが,未だ多い状況にあります。

月別感染者数でいいますと,これまで市内の延べ感染者数は約4万7,000人ですが,一番多かったのは8月,第7波のピークの頃で1万1,035人が最高です。その後,9月は3,600人,10月は2,500人と減少してきておりましたが,11月は,27日までで9,222人です。1日の感染者数が600人を超えるという非常に多い日もありましたが,1か月の数字でいうと8月よりは若干少ないと思っております。そういう状況が,現在第8波といわれる状況であります。

次に,年代別感染者数です。円グラフの内側が10月の数字で合計2,522人です。40代までが全体の約70%近くを占めておりました。円グラフの外側が11月の数字で,昨日現在までで合計9,222人です。40代までが66.4%で,約3分の2を占め,そして50代より年齢が上の方々が約3分の1の割合となっております。各世代で割合がそれほど大きく変わりませんので,感染が全世代に広がっている状況にあります。

医療提供体制等の状況です。レベルは北海道が決定します。今のところレベル2でありますが,病床使用率が非常に高くなってきました。11月25日現在,149床ある病床のうち98床が使われていますので,65.8%となっております。重症病床使用率は,重症病床10床のうち4床が使われているので,40%となっております。レベル2は,病床または重症病床の使用率が20%を超える場合でありますから,事実上レベル3にかなり近い状況にあります。

ちなみに,宿泊施設で療養されている方ですが,現在,受け入れ可能なホテルは2棟で166室を確保しておりますが,27人が療養されている状況にあります。医療体制が急激に厳しい状況になってきているところです。

次に,函館市における新型コロナウイルスワクチン接種の状況です。オミクロン株に対応するワクチンですが,函館市は22.2%,5万5,000人くらいの方が接種済みです。私も5回目の接種をしましたが,北海道や全国と比べて,函館市ではワクチン接種をしていただいている割合が高くなっております。また,1回目から3回目までの接種についても,函館市の接種率は,北海道と全国に比べて高くなっており,市民の皆さんにワクチンを打っていただいていると思っております。

私自身は5回目を接種して,おそらくその次の日くらいに感染しましたが,ほとんど無症状であったのは,やはりワクチンを接種した効果があったと思っておりますので,ぜひ体質的に難しいという方は別にして,積極的にワクチン接種をお願いできればと思います。

医療提供体制がかなり厳しい状況になってきております。病床使用率が60%を超えてきている状況であり,新型コロナ以外の患者や救急など,色々なものに影響が出かねませんので,市民の皆さんにはこれまでもご協力をいただいているところですが,現在の感染状況において,さらに対策を強化していただくことをお願いしたいと思います。

基本的な体制感染対策の再徹底ですが,おそらく皆さんもやっていただいていると思いますが,三密の回避や手洗い等の手指衛生,そして,北海道はもう寒いので,夏場に比べると難しいのですが,できるだけ換気を効果的に行っていただきたい。寒いですが,そこを少し我慢しながら,換気をしていただきたいと思います。現在,どちらかといえば西日本よりも東日本の方が感染が拡大しておりますが,寒さとともに換気の問題もあると思いますので,ぜひ気をつけていただければと思います。

それから,普段と異なる症状がある場合には,外出,出勤,登校,登園を控えるということです。私は,ほとんど無症状でしたが喉に違和感を感じて,こういう時期なので検査を受けたら陽性が判明しました。普段と異なる,以前であれば風邪気味のような症状が現れたら,ぜひ,外出や出勤などはしないでいただきたいと思います。

それから先ほども申し上げましたが,ワクチンの速やかな接種を検討していただきたい。

体質的に難しい方は別ですが,できるだけオミクロン株対応のワクチン接種を積極的に検討をしていただきたいと思います。

これから,忘年会や新年会のシーズンに入ってきます。大声を出して飲食したり,長い間飲食店で過ごすことは避けていただきたい。飲食を辞めてくださいということではありませんので,誤解のないようにしていただきたいのですが,十分注意をしていただいて,食べるとき以外のお話をする際は,マスクの着用を徹底していただければと思います。

また,混雑した場所への外出など感染拡大に繋がる行動,不要な行動は控えていただきたいということですが,前の緊急事態宣言のような行動抑制ということではなく,感染対策が難しいと思う場合,特に高齢の方々は控えていただければと思います。

いつまでこのような状況が続くのか見通せない中で,3年近くにわたってさまざまお願いをしてきました。コロナを克服するのは,今の状況でも見通せる状況にはありませんが,感染対策に気をつけながら,できるだけ平常な生活もあわせて追求していくことを,皆さんとともに私たちも考えて,取り組んでいきたいと思っておりますが,今はともかく,この寒い時期,暮れに向けて,医療が非常に厳しい状況にきておりますので,市民の皆さんには一段の感染対策ご協力をいただきますようお願いを申し上げます。よろしくお願いいたします。

私からは以上でございます。

 

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各社質問

 

(記者)

現在,病院でも結構クラスターが発生していると思います。医療が厳しくなっているのは,クラスターが発生しているということも影響しているのでしょうか。

 

(市長)

医療従事者が,感染または濃厚接触者となることで業務に従事できないと,病床を拡大することが難しくなるということもあります。

以前と違って,病院や施設で感染対策をとっても,非常に感染力が強いので,医療従事者の感染が避けがたいこともあり,そういう両面から医療が逼迫しつつあると,感染者数の拡大はもとよりですが,そのように受け止めています。

 

(記者)

市内の小・中学校でも学級閉鎖が多く出ています。学習時間の確保や学級閉鎖になったときの親御さんの対応が大変だという話を聞きますが,その影響の受け止めと,今後何か方策などがあれば教えていただけますでしょうか。

 

(市長)

学校閉鎖をした場合,どうしても両親,あるいはひとり親の方もおりますが,働きに出なければならなくて,子どもの面倒を見てくれる方がいない場合には,以前から学校で預かっております。気軽にご相談をいただければと思います。

それから,学童保育や保育園も含めて,できるだけ親御さんができるだけ困らないような対策を講じていきたいと思っていますので,担当部局の方に,主に子ども未来部になりますが,お問い合わせをいただければと思います。

 

(記者)

12月議会で提案する補正予算のことでお聞きします。燃料高騰を受けて光熱費が上がっているので,市役所や学校などの電気料金などを5億円くらい追加で補正しています。これは他の自治体でも同じように追加で補正予算を組んでやっているのですが,やはりこの影響は大きいと思いますが,どう受け止めていらっしゃいますでしょうか。

 

(市長)

非常に影響は大きいです。これは市役所や公共施設だけではなく,市民の皆さんの家庭,あるいは事業活動においても同じであり,函館市の施設だけということではありません。

いつ燃料代が下がるのか,あるいは電気代が下がるのかというと,今のところそのような希望は持てない状況でありますから,市役所としては財政上持ってるお金で,皆さんと同じようにカバーしていかざるを得ないと思っています。

早くコロナが明けて,あるいはウクライナの侵攻が終わって平穏な従前の形に戻ってほしいと思います。

 

(記者)

先日,市長は台湾には行けなかったのですが,リモートで先方とお話をしたということで,その台湾線の再開の見通しは,現在,どのようになっていますでしょうか。

 

(市長)

残念ながら私はコロナに感染したので,リモートで台湾の頼副総裁とお話をさせていただきました。

訪問した代表団から報告を受けました。函館へ就航していたのは,エバー航空とタイガーエア台湾の2社ですが,そのうちエバー航空は,毎日運航ということで,週7便運航をしておりました。向こう側の話としては,早期に再開したいということです。当然,週7便も運航していたので,それなりに利益が上がっていたと思いますから,早く再開したいというのは当然のことだと思いますが,受け入れ体制が課題であります。日本側のCIQ,あるいは地上支援業務,これは日本側が行っていますので,それらの再構築といいますか,この2年半コロナでこちら側も人員を減らしたりしているので,急激に戻せる状況にはないということ,そして,エバー航空としてもパイロットや資金繰り,これもコロナでかなり切ってきたので,それを数か月では戻せないということがあります。そして,おそらく羽田や成田,関空という日本で有数の空港から再開して,札幌や福岡,仙台の地方の中核の空港が2番手で,おそらく函館は3番手くらいの再開にならざるを得ない。それは,機材の関係やパイロットの関係,その他の職員の関係がさまざま影響しています。

そういうわけで,エバー航空の場合はこの春先から再開するのは難しいということであったようですから,夏場くらいから再開していただければと期待しておりますが,それはこれからの機材繰りや人員補充の問題など,さまざまな状況によって変わってきます。完全に再開するためには,おそらく1年くらいかかるのではないかと予想しております。週7便で運航するには,半年から1年くらいかかるだろうというのが,エバー航空の状況です。

もう1つのタイガーエアーについては,春節,1月末か2月くらいに週2便くらいで運行できないか,相手側と検討していくこととなっていたところですが,こちらも地上支援業務が完全にできるかどうかという問題もありますし,また,向こう側の色々な状況,機材繰りや人員の問題等もありますし,もう1つは,向こう側が週2便ではなく,週5便で運行したいという思いがある。ただ,週5便を運行させるためには,2月の春節の再開は無理で,ゴールデンウィークくらいを目処に再開するということになり,現在その辺を市と向こう側でさまざま検討していて,どちらになるかはまだはっきりしておりません。いずれにしても,インバウンドにおける函館での台湾の重要性は,定期航空路があったということが非常に重要でありますので,台湾便の再開に向けて,これからも努力をしていきたい。

 

(記者)

コロナの関係で,感染拡大をして,医療も逼迫してきています。観光者が増えているように思いますが,はこだて割を一時止めるなどをして感染者を減らすとか,防御の体制みたいなことは何か考えていることありますでしょうか。

 

(市長)

はこだて割についてですが,全国の旅行割についても,今止められておりません。新型コロナの発生状況が,旅行者によってうつされているとは考えておりません。旅行者を止めることが函館市民の感染者数にどれだけ大きな影響があるのかというと,市民同士が学校や職場などの中で感染が広がっていると考えております。おそらくホテルを利用されている方は旅行者が多いと推測されますが,その程度の人数ですので,はこだて割を止める考えは持っておりません。

 

(記者)

12月の定例市議会についてですが,来年度の予算に関係するような事業,子ども医療費の高校生以下の無料化であったり,債務負担行為で就学扶助費や学校給食の補助を行うことの提案が出ています。そのことについて,あらためて,今なぜこれをやる必要があるのかということと,議会の方で批判するような声が上がっていますが,そのことに対する反論があれば,お答えいただきたい。

 

(市長)

来年度予算といいますか,今年度のうちから用意するものを12月議会に提案して,新年度から利用されるものであって,新年度予算に計上するものではありませんので,そこを誤解のないようにしていただきたい。

それから,勝手に市長の専決でやっているわけではなく,きちんと議会に予算案の議案を提出し,議会の中で審議をいただく形になっているのに,何で批判をいただくのか私にはわからないというのが率直な気持ちです。

家計負担を少しでも軽減し,子育てを支援することは,今非常に対策が急がれています。そして,今この議会に提案している案件は,これまで議会から要請があったことでありまして,私の勝手な思い込みで,勝手に専決処分でやるものではありませんので,それは議会の中で議論いただけば良いだけの話だと思っております。

 

(記者)

ここ数年で団地の近くの銭湯が少なくなってきているという話があります。例えば,お風呂のない団地住民,高齢者がかなり多いらしいのですが,最近函館市でそれに対しての対策は何か考えていらっしゃるのかお聞きします。また,そういう方もいらっしゃることについて,市長としての受けとめがあれば教えてください。

 

(市長)

昭和50年代以降の住宅,あるいは40年代くらいから建設された住宅は,ほとんどお風呂がついて建設されていますが,それ以前のかなり古い住宅には,お風呂のない住宅があります。

公営住宅でも,昭和50年代の前半くらいまでは,エレベーターもなくお風呂もないものが建設されています。

今お尋ねなのは,湯川団地のところで,かなりの戸数がありますが建設されたとき近くに銭湯がありませんでした。湯川団地は,平屋もあり4階建てもありますが,そのすべてにお風呂がついていませんので,銭湯を設置したといいますか,やっていただいたという経過があります。

だから,他の地域とは違って市営住宅に入っていただいている方の利便性を考えると,経営している方は年齢のこともあるしそろそろ閉めたいということですが,市としては何らかの対策を考えて継続していかなければないらないので,鋭意検討を深めて,現在残す方向で取り組んでおります。

それ以外の地域ですが,とりわけ古い西部地区には,お風呂がない住宅が比較的にあります。谷地頭温泉はありますが,そこまで行くのに不便な方が結構いらっしゃる状況があります。これまでもそのようなご指摘を受けてきました。しかし,簡単に銭湯までの無料バスを出すということは難しいですし,あるいは銭湯を再開するのも厳しい問題があります。

今年初めてカートを使用して,無料で乗れて,手を上げて自由に乗れるものを実証実験でやってみましたが,そういうものを拡大していく形にしていかざるを得ないと思います。高齢者の多い地域でお風呂だけではなく買い物のことを考えれば,路線バスは採算性の問題があり難しいところがありますので,そういうものを利用できる方向で検討していきたいと考えております。

 

(記者)

今市長から湯川団地近くの銭湯を市としては残す方向でいきたいという話がありました。そこの経営者は身体的に大変だという話がありますが,もしその経営者が無理だとなった場合は,別の方に受け継いでもらうような見立てみたいなものはあるのでしょうか。

 

(市長)

今経営されている方はもう難しいということですから,それを市が借り上げて公設民営でやるのか,あるいはやりたいという方が出てきて,それを市が支援するのか,方法は考えられますが,今のところ具体的に話は詰めていません。今の経営者は来年の9月くらいまででやめるという話を言ってたような気がします。それまではちょっと時間はありますので,それまでに詰めていきたいと思っています。

 

(記者)

先ほどおっしゃったように,例えば他の自治体で,例えば室蘭市では無料バスとかを出していたりするらしいのですが,函館市でそういったことは現実的に可能なのでしょうか。

 

(市長)

なかなか厳しいと思います。室蘭とは,地形上も人口的にも違います。亀田地区の人口の多い地域は,後発の住宅地ですから,ほとんど自宅にお風呂があり,一方,特に西部地区は,昔ながらの建物でお風呂がない。そういう地域性をどう考えていくかということはあると思いますが,あちこちで無料バスを走らせることは難しいと思います。

特定の手立てをしなければ他に手段がないという地域については,そういうことも検討せざるを得ないかもしれません。先ほど言ったような自由に乗車できるカートのようなものの方がいいと思いますが,そうでなければ,地域的に何曜日と何曜日の何時に無料バスがここから出ますという方法しかないので,どちらがいいのか検討していきたいと思います。

 

 

※記者会見における質疑内容の要旨をとりまとめの上掲載しています。

 

 

   
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