受付月日

平成28年6月15日

ご意見等要旨

【函館市のあり方】　函館の人口が減っているのに、市は何の対応を取っているのか。

市の回答

本市の人口減少は、高齢化による死亡者数の増加と出生者数の減少、また、進学・就職期における若年層の転出超過などにより、全国・全道より早く進行しており、人口減少対策は取り組まなければならない喫緊の課題となっています。　本市では、この課題に取り組むため、今後5年間の具体的な取組をまとめた「函館市活性化総合戦略」を昨年10月に策定しました。この総合戦略では、基本目標として「経済を元気にする」「子どもたちと若者の未来を拓く」「市民の安全・安心を守る」「まちの魅力をさらに高める」「広域連携を強化する」の5つを掲げ、これらを実現するための具体的な事業や数値目標を設定し、各種施策を実施しているところです。

具体的な取り組みとしては、本年3月の北海道新幹線開業の効果を最大限活かし、海外・国内の観光客誘致に向けたプロモーション活動、函館アリーナや函館フットボールパークを活用したコンベンション・スポーツ大会・合宿の誘致を強化するなど、観光客をはじめとした交流人口の拡大に積極的に取り組んでいます。また、地場産品のブランド力の向上や国内外の販路拡大の支援、企業誘致などと併せて、若者や女性への就労支援を行うことで、地域経済の活性化と雇用の拡大・創出を図り、若い世代が移住・定住したくなる環境の整備を進めています。　子育てに関連する取り組みとしては、昨年度、放課後児童クラブ（学童保育所）における保護者の負担軽減や事業者支援を拡充したほか、女性が抱えるさまざまな悩みの相談窓口として「マザーズ・サポート・ステーション」を開設するとともに、今年度は「子育て支援コンシェルジュ」を実施し、子育て世代の経済的・心理的負担の軽減を図り、安心して子どもを産み育てることができる環境の整備を進めています。また、高齢者の交流や憩いの場として、本年10月にオープン予定の「ふらっとDaimon」の整備など、誰もが健康で生きがいを持って暮らすことができるまちづくりに取り組んでいます。

担当部課名

企画部計画推進室新計画策定担当

回答月日

平成28年6月23日