新年のごあいさつ

 

平成31年1月4日

 

市長新年あいさつ

新年明けましておめでとうございます。

平成31年の新春を皆様とともにお迎えできますことを心よりお喜び申し上げます。
 本年5月1日には、30年余り続いた平成から新元号への改元が行われます。平成の時代を振り返りますと、本市においては、平成16年に5市町村が合併したことにより、新たな函館市がスタートしたほか、平成28年には待望の北海道新幹線が開業し、第二の開港ともいうべき大きな転換期となりました。
 現在、本市には国内外から多くの方々に訪れていただいていますが、「ポスト新幹線時代」のまちづくりとして、今ある資源をさらに磨き上げ、まちの魅力を一層高める取り組みを重点的に進めています。
・ 住む人や訪れる人が見て、歩いて、感じて楽しいまちをめざす「ガーデンシティ函館」の取り組みとして、函館山遊歩道の整備や西部地区の道路の美装化など、デザイン性の高い美しい町並みの整備
・ 本市の食の魅力を生かし、国内外から多くの人が訪れるグルメのまちをめざす「食の産業化」については、食の担い手の育成やウェブサイトによる情報発信、はこだてフードフェスタの開催
・ 市内で日常的にイベントが開催され、賑やかで活気のあるまちをめざす「フェスティバルタウン」の形成に向け、イベントを体系化したウェブサイトによる情報発信 などの取り組みを進めています。

また、陸・海・空の交通を有機的に活用し、インバウンド需要の拡大を図るため、若松地区旅客船ふ頭の暫定供用や港町ふ頭のけい留施設の整備を行い、本年は豪華客船クイーン・エリザベスの道内初寄港をはじめ、昨年に引き続き道内最多となる50隻程度のクルーズ船の寄港が予定されているほか、国際航空路線については、経済界などとも連携し、LCCの新規就航を働きかけてまいります。
 本市においては、毎年3千人規模で人口減少が続いています。私は人口減少を悲観的に捉えるのではなく、正面から受け止め、これを前提として物事を進めていく必要があると考えています。人口減少のスピードを少しでも緩やかにし、まちの活力を維持していくため、安心して子どもを生み育てることができる環境の整備をはじめ、子どもの貧困対策や、IT企業を中心とした企業誘致のほか、高齢者が健康で生きがいを持って暮らすことができる環境づくりなどの取り組みを進めてまいります。
 また、人手不足の問題が全国的に深刻化しておりますが、本市においても医療や介護をはじめ、宿泊や飲食、運輸、建設業など多くの分野で人手不足が生じています。人手不足を解消するためには、女性や高齢者の潜在的労働力を活用するとともに、AIなどを導入し、労働生産性を高めていくことが必要となります。労働生産性を高めることは人手不足を解消するだけではなく、収益力の強化による所得水準の向上につながり、若者の地元への定着に結びつくものと考えています。
 国では、人手不足の解消を図るため、外国人材の受け入れの拡大に向けた取り組みが進められていますが、本市においても、技能実習生や留学生などが年々増えており、外国人観光客も増加しています。

函館は、幕末の開港から明治、大正にかけて、国の内外から多くの人が集まり、開拓者精神と気概をもって、まちを発展させてきました。

今日の人口減少時代にまちの活力を高めるには、まちも人も国際化し、日本人だけではなく、多様な人々が集い、多文化が共生する地域づくりが重要であると考えています。
 これからのまちづくりは、豊かさを人口に比例するような総量ではかる時代から、一人ひとりの充実感ではかる時代に変えていくことが必要です。私は、市民一人ひとりが元気で豊かに暮らしていけるまちづくり、そして住んでいる人も、訪れる人も、だれもがこのまちで過ごす時間を幸せに感じられるまちづくりを市民の皆様とともに進めてまいりますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
 結びにあたりまして、新しい年が皆様にとりまして、喜びと幸せに満ち溢れた年となりますことをお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。