「磁石」や「吸水樹脂ボール」の誤飲に注意!
「磁石」や「吸水樹脂ボール」の誤飲に注意!-飲み込んだ後、開腹手術を要する事故が発生-
消費者庁が「磁石」や「吸水樹脂ボール(水で膨らむボール状の樹脂製品(玩具を含む))」などの事故について、事故防止の観点から誤飲した場合の注意ポイントをまとめました。以下の点について確認しておきましょう。
誤飲事故を防ぐ注意ポイント
誤飲した物そのものが尖っていたり、毒性がある場合はもちろんですが、「磁石」や「吸水樹脂ボール」のように、その特性や誤飲後の体の中での変化等により、子どもにとって非常に危険になるものがあります。子どもの身の回りにある物の危険性を認識することに加えて、子どもの発達や行動特性を知り、事故を防ぐための環境を作りましょう。
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3歳児の口の大きさは約4cm。これより小さい物は口に入ります。
子どもの口の大きさは3歳児で直径約4cm で、これより小さいものは子どもの口にすっぽり入るため、誤飲や窒息事故の危険があります。
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小さな子どもはつかんだものは、何でも口に入れます
特に3歳までの子どもは口に入れて調べようとする行動特性があります。手でつかめるようになると、身の回りにある物は何でも口に運ぶ可能性があります。
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子どもは手に持ったものを、落としたり、叩いたり、投げたりします
子どもの感覚、運動、認識能力の発達の過程で、手に持ったものに対して、様々な操作を行います。落としたり、叩いたり、投げたりすることは、典型的な行動の例の一つです。その際に、強度が不足していると、破損して誤飲のおそれがある小さな部品が外れる等、子どもにとって危険が生じる可能性があります。
このように、子どもが扱う製品は、大人向けの製品とは異なる使用状況が考えられますので、以下の点について注意しましょう。
- 玩具を購入する際は、子どもの発達や安全に配慮されたものを選びましょう
- 玩具の対象年齢に十分に注意しましょう
- 日頃から破損などがないか点検しましょう
- 設置や保管は手の届かない場所を選びましょう
- 中古品を入手する際には、製品の情報・状態をよく確認しましょう
誤飲時の対処法
子どもが誤飲した、もしくは誤飲の疑いがある場合は、下記の誤飲対処早見表を参考に、医療機関を受診してください。受診の際は、基本的に吐かせずに、誤飲したものと同じものが手元にあれば持参しましょう。また、同型品やパッケージ、インターネット通販での購入履歴などが残っていれば、受診の際に医師に見せてください。
子どもを事故から守る!事故防止ハンドブックより
消費者庁注意喚起全文
本件に関する問合せ先
消費者庁消費者安全課事故情報対応班 電話:03-3507-9137
>>過去の注意喚起情報はこちら
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