食品による子どもの窒息・ごえん事故に注意!
2021年2月3日
硬い豆やナッツ類などは5歳以下の子どもには食べさせないでください
厚生労働省の人口動態調査によると、食品をごえん※して窒息したことにより、子どもが死亡する事故が発生しています。
特に注意が必要なのは、奥歯が生えそろわず、かみ砕く力や飲み込む力が十分ではない子どもが豆やナッツ類を食べると、のどや気管に詰まらせて窒息してしまったり、肺炎を起こしたりするリスクがあることです。
消費者庁が豆類による窒息・ごえんについて解析したところ、口の中に豆類が入ったまま走る、寝転がるなどの運動を行ったり、リクライニングしながら食べたりすると咽頭に入り込みやすくなり、窒息・ごえんのリスクが高くなることや、豆類が小さかったり、呼吸中など気道が広がっていたりすると、喉頭や気管まで入り、窒息のリスクが更に高くなることが分かりました。
これらを踏まえ、窒息・ごえん事故防止のため、以下のことに注意しましょう。
- 豆やナッツ類など、硬くてかみ砕く必要のある食品は5歳以下の子どもには食べさせないでください。喉頭や気管に詰まると窒息しやすく、大変危険です。小さく砕いた場合でも、気管に入りこんでしまうと肺炎や気管支炎になるリスクがあります。
- ミニトマトやブドウなどの球状の食品を丸ごと食べさせると、窒息するリスクがあります。乳幼児には、4等分する、調理して軟らかくするなどして、よくかんで食べさせましょう。
- 食べているときは、姿勢を良くし、食べることに集中させましょう。物を口に入れたままで、走ったり、笑ったり、泣いたり、声を出したりすると、誤って吸引し、窒息・ごえんするリスクがあります。
※ごえん…食べ物または異物が気管に入ること。
消費者庁注意喚起全文
「食品による子どもの窒息・ごえん事故」注意喚起.pdf(1MB)
参考情報
【本件に関する問合せ先】
消費者庁消費者安全課
電話 03-3507-9137(直通)
>>過去の注意喚起情報はこちら

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