市長定例記者会見(平成25年7月8日)

2014年2月20日

定例記者会見

日時 平成25年7月8日(月)

場所 8階大会議室


【会見事項】

 

幹事社質問

 

各社質問
 

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幹事社質問


(幹事社)

原発問題に関してですが、先週、福島原発の周辺自治体の実情をごらんになりたいということで視察に行かれましたが、その経験を踏まえてお聞きします。

本日、原子力規制委員会の新しい原子力発電の規制基準が施行されました。この規制基準に関しての御感想、評価というのをまずお聞かせいただきたいということと、大間原発の建設凍結の訴訟に関しては、この新しい規制基準が出てから次の動きというのを決めるというお話をされていたと理解しているのですが、今日、この状況に至っての今後の進め方などをお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。

(市長)

まず、福島原発の事故のあった周辺自治体、南相馬市と浪江町を視察させていただいて、立地自治体だけではなくて、事故前は私たちと同じように、きっと相手にもされていなかった周辺自治体が、この事故によって非常に大変な目に遭って、浪江町の場合は、まさに町が崩壊をして、全く帰れないという状況であります。

また、南相馬市においても、小高地区を視察させていただきましたけれども、日中しか戻れないというような状況で、この先、数年なんという単位ではなくて、場合によっては、10年、20年、あるいはもっとそれ以上、もとの状態といいますか、住めるようになるまでには、かかるような自治体も出かねないなということで、改めて事故の大変さというものを認識したところであります。

そういう中で、規制委員会が新しい規制基準を今日から施行するということになりました。田中委員長でしょうか、世界で最も厳しい基準をつくったというように自負しているようでありますが、御自身も魂が入らなければ意味がないのだというようなこともお話をされているようであります。確かに、活断層の40万年前以降だとか、あるいは防潮堤つくりますとか、いろんな強化策というのを打ち出しているようではあります。ただ、私はどんなに厳しい基準を作っても、事故を100%無くするということにはならないわけでありまして、どんな事故が起きるか、その可能性は全く排除できるものではないと思っています。

そういう中で、字面だけ幾ら並べ立てて、世界一の基準ですよと言っても、そこに気持ちが入っていない、思いが入っていないとだめなのです。
原子力規制委員会だけではなくて、政府やあるいは事業者において、あの福島原発の反省とか教訓だとか、そういうものが得られて、文字だけではなく気持ちの中でそういうものがあるのかどうかということを、私はある意味では疑問に思っています。

どんなに厳しい字面で作っても、だんだんなし崩し的に、あるいは無視されて、元の黙阿弥になりかねない危険性はあるというふうに思っております。それは今回、あの福島を我々が見に行って、その自治体が加害者であると言っている東電が、周辺自治体、立地自治体をあんな状況にしておきながら、舌の根も乾かないうちに柏崎刈羽原発再稼働のやり方を見ると、新潟県知事が怒り心頭になるのは当たり前の話でありまして、あれを見ると、東京電力でさえ全く反省も何もない、やっぱりお金優先だというふうに見ざるを得ないわけでして、地方の住民の命、財産というものが軽視されている、その気持ち、そこが、思いが変わらない限りは、どんなものを作っても危ないなというふうに思っています。

この3.11前の原子力安全保安院だとか原子力委員会だとか、結局は、事業者とべったりくっついて、いいかげんなことをやってきたわけでありますから、そこら辺の気持ちや意識が、本当に規制委員会だけではなくて、関連する人たちが変わらない限りは、私としてはなかなか、すとんと落ちると、理解できたというふうにはなっていないというところであります。

そういう中で、大間原発の建設凍結については、前から申し上げていますとおり、新しい規制基準が出て、再稼働の動きが出てくれば、立地自治体ではやってやっての話になるでしょうけれども、周辺自治体ではいろんな声が出てきます。また、国民の中でも、いざ、再稼働に向けた具体的な動きが出てくれば、これもいろんな動きが出てくる。実際にもう新潟で出てきているわけですから。泊でも4町村だけではなくて、周辺の30キロ圏域の市町村は、やっぱり同意を得てほしいというようなお話もしておられるようですから、そういう動きが全国さまざま出てまいりますので、そういうものを見きわめた中で、ベストのタイミングを選択していきたいというふうに思っているところであります。

(幹事社)

GLAYの野外ライブに関してです。あと二十日ということで、二日間で観客5万人と、たくさんの方が函館を訪れるということで、受け入れる側の函館市として、市長から函館に来られる方へのメッセージなんかがありましたら、一言お願いします。

(市長)

函館に、2万5千人の2日ですから5万人の方が一挙に入ってこられるということは、多分今までないのかなというふうに思います。観光シーズンでも、そんなには、一気には入ってこなかったろうと思うわけでありまして、そういう意味では、GLAYの皆さんが、ふるさとのために、その振興のために、一肌脱いで函館で最大の野外ライブをやってくれることになったことには、本当に感謝しておりますし、また、我々市役所だけではなくて、地元のいろんな皆さん、民間の皆さんも、協議会をつくったりして、取り組んでおられますから、GLAYの聖地、生まれ故郷・函館ならではの歓迎を申し上げたいというふうに思っています。それは、他の地域とまた一味違った、ファンの皆さんをお迎えする体制を組みながら、心のこもった歓迎ができればなというふうに思っています。

そういう中で、和光ビルの壁面に広告を出したり、あるいはコンビニの店舗にGLAYのラッピングが施されたり、それからまたテーマソングが流されたり、そのうちフラッグなんかも出てまいりますし、また、雑誌「GLAYウォーカー」なんかも発刊されたようでありますし、チケットのほうも完売したと聞いておりますので、ちょうど、参議院選挙を投票していただいて、投票日の1週間後の土日ということで、これはもう全市を挙げて盛り上げて、ぜひ1回目のライブというものを成功させたいし、また、函館に来ていただいたファンが、GLAYのライブもよかったけれども、函館のまちもよかった、そして、歓迎ぶりもよかったと、また2回目、3回目のライブにはぜひ来ようと思っていただけるような、そういう取り組みを、あと間もなくでありますが、進めていきたいというふうに思っています。

(記者)

福島の視察の際にも市長はおっしゃられていたのですけれども、仮に大間原発の建設差し止め訴訟を起こされて、さらに函館市がUPZに入った場合、防災計画はつくらないとおっしゃられていますけれども、そのあたりについてのお考えというのを改めて伺ってよろしいでしょうか。

(市長)

私は建設に納得をしていないのに、強制的に30キロ圏内だから防災計画をつくりなさい、避難する方法を考えなさいと、納得していないのに、こんなことできるわけがないということは申し上げてきましたし、同意も理解も得に来ないのに、原子力防災計画だけつくりなさいという、こんな理不尽な話あるのですかということも申し上げてきたわけです。建てるときには無視してですね、全く説明にも来ない中で、でき上がったら、さあ、危ないですから、原子力防災計画、ぜひ地域の計画作ってくださいと、こんな虫のいいというか、いいかげんな話ありますかねというのは私のもともとの考えです。

今の状況では、建設の凍結が目的ですから、そのような計画をつくる気はないというふうに思っています。したがって、裁判になれば、当然、そういうようなものをつくりなさいと、完成してつくりなさいと来ても、今は係争中ですよという話になるし、それまでに司法的な結論が出ていれば別ですが、出ていないのであれば、係争中のものに、建設を、稼働を容認するような形で、地域の防災計画をつくるということには、これはもう理論上も理屈上もならないというふうに思っています。

(記者)

GLAYのライブについて、先ほどいろいろ函館市らしい用意をしたいとおっしゃられているのですけれども、具体的に今発表できる内容といいますか、こういうおもてなしをしたいという具体的なアイデアがございましたら、今まで出ているものも含めて改めて教えていただければと思います。

(市長)

ほかの地域でもGLAYのコンサートがあるというだけで、まちを挙げて歓迎はしてくれるでしょうけれども、フラッグを立てたり、テーマソングを流したり、あるいは、ホテルや旅館等でも歓迎のグッズをつくったりまではしていないようであります。函館は、駅や空港も含めて、GLAYのふるさとなんだなと思っていただくようなことで考えています。だからといって、特別なことをしようということはありません。ただ、タクシーの運転手さんなんかも、GLAYの由緒ある場所めぐりだとか、いろんな工夫をされておりますし、また、GLAYが好んだ飲食店だとか、あるいは楽器屋さんだとか、さまざまなところも個別に活動している。

まち全体が、このGLAYで包まれる、そういう雰囲気が、ファンが入ってくるこの二日間だけではなくて、その前後の1週間ぐらいで盛り上がって、そして、全国からファンを迎え入れることができればなというふうに思っています。

それは、単純に形だけではなくて、やっぱりおもてなしといいますか、心のこもった迎え方ができるかどうかというのがやっぱり一番で、そこが、ほかのところとやっぱり違ったねと言ってもらえることが一番だなというふうに思っています。とりわけ、ホテル、旅館、飲食、物販の皆さんが、GLAYのふるさとであるという意識を持って接していただければというふうに期待をしています。

(記者)

GLAYに関連して、交通機関ということで、市電の増発だとか運行の延長というのは予定されているのでしょうか。

(市長)

私はまだ具体的には聞いていません。確か増便もそれから時間延長も調整中で、まだ決定はしていません。

7時半か8時ぐらいにコンサートが終わって、それから緑の島を全員出るのに、また2時間ぐらいかかると思うので、それから食事に出られたりということで、私は、この中心市街地というか、西部地区と駅前、大門の飲食店等には、できれば12時ぐらいまでは最低でもやってほしいということはお願いしています。市電についても、できるだけ遅くまで運行するように調整をさせたいと思っています。

(記者)

今年の港まつりの目玉なり、来ていただきたいというところがもしございましたら、御紹介いただきたいと思います。

(市長)

港まつりで、例年と一番違うのは、やっぱり1日の花火大会に合わせて、青森ねぶたの海上運行をやるというのが、今年の目玉だろうと思います。去年は、ディズニーランドのミッキーなど7人のキャラクターに来ていただきましたが、今年は青森ねぶたの海上運行というのを、青森市以外では初めてのことでありますから、ある意味では歴史的な運行ですので、ぜひ市民の皆さんに、花火とのコラボを楽しんでいただければというふうに思っています。

また、海上運行だけでなく、実際のお祭りの中でも、十字街、大門コースでねぶたは運行します。青森ではお祭りに参加して、最後に海上運行をするのですが、うちは最初に海上運行したねぶたを、2日のワッショイはこだての中で、ねぶたとして通常運行します。だから、ねぶたを海上と陸上と2回見られるということです。



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各社質問


(記者)

観光の繁忙期に差しかかったわけですけれども、先週の土曜日にJRが八雲町でまた事故を起こして、ちょうど、特急も今8便かな、運休しているわけで、函館にも非常に影響があると考えられますが、どのように今お感じになっているでしょうか。

(市長)

結構、何か頻繁というわけでもないですが、折々、事故だったりあるいは大雪なんかでも運行できなかったりということがあるようで、JR北海道さんには、やっぱり安全の面できちんと対応をしていただきたいなというふうに思います。

私だけでなくて、道民のイメージとしても、何となく続いているなということを感じられている人が多いのではないでしょうか。そういう面では、車両の点検だとか、きちんと今まで以上に力を入れていただいて、安全運行というものに心がけていただきたいと思います。やっているのでしょうけれども、車体が老朽化しているのか、ちょっと私には具体的なことはわかりませんけれども、そのことによって、この観光シーズンに、せっかく楽しみにしておられる観光客の皆さんが、途中で断念をされたりということになるということは、当市の観光にとっても非常に大きなマイナスの要素になりますので、そういったことも頭の中に入れていただいて、きちんと対応していただければというふうに思います。

(記者)

新幹線についてお尋ねします。平成27年度の開業まで、あと1,000日を切ったところなのですが、いよいよ近づいたというようなことを、市長はどのように感じているのかをお伺いしたいのと、もう一つは、駅名の正式名称がまだ決まっていないわけですけれども、これをどのようにして決めていくのか、何かしらのアクション、市長のほうからこういったことをしようだとか、お考えがありましたらお聞かせいただきたいと思います。

(市長)

開業まではあと2年半ぐらいでしょうか。いよいよ期待も高まっていますし、来年ぐらいになると、もう線路等は完成して、多分新幹線の試運転が始まるので、実際に走るところが見られる状況になってくるのかなというふうに思います。もちろん、まだ開業していないので、客は乗せませんけれども。多分ここは、トンネルのすれ違いで、余り練習というか、そういうのに時間がとれないので、少し長いスパンで研修が必要だというようなことも聞いていますので、来年の早々ぐらいには走り出すのかなというふうに思っています。新幹線が実際に走る姿が見えてくれば、なおさら実感が湧いてくるのかなというふうに思っています。

一番期待しているのは、やっぱり観光客が増えるだろうと予測もしています。また、青森県側の3市と観光都市会議を作って、具体的に4市のポスターなんかももうでき上がって配付しています。それから、道南でも連携の動きが強まっています。今、胆振管内の室蘭、苫小牧、登別、伊達、この4市からも、ぜひ函館市長に来てもらいたいという話がありまして、多分、秋にも出かけていって、新幹線の連携のお話をすることになると思います。

実は道南市長会という、北斗市も入って6市の会議があるのですが、昨年登別で予定していたのが、当日すごい暴風雪のために停電で中止になったのです。それで、実は、今年の7月1日か2日にやろうとしたのですが、私は福島に行くので、副市長になりますと言ったら、函館市長が来ないのでは意味がないというので、どうしてと言ったら、今回、どうしても新幹線のことでいろいろ函館からお話を聞きたいということでして、私の都合で秋口に延びました。

そういうこともあって、この胆振管内の市町村は、もう随分、函館との連携というものをお考えになって、具体的に取り組んでいきたいという考えをお持ちのようですから、そういう地域と地域をつなぎながら、函館が中心になって、北海道新幹線の活用というものについて、先頭を切って頑張っていきたいなというふうに思っています。

それから、新駅については、この前の議会でも申し上げて、複合的な名前ではだめだということ、函館ブランドを傷つけかねない、損ねかねないということで、シンプルな名前でいくべきだということは申し上げています。

函館の名前は、せっかく全国的に地域ブランドとしても、たしか京都、神戸、横浜、札幌、函館のはずですし、魅力度調査でも、今回、京都に抜かれて3位になったようですが、札幌、京都、函館というような順番です。先日、日経さんのこの夏訪れたい坂でも、全国でうちの八幡坂が1番になりました。それだけのブランドを誇るまちでありますから、函館何とかとか、何とか函館とかとなると、函館が合併したのか、あるいはどうなったのだろうというような、そういう曖昧な名前では、とても理解されないと思っています。

あとはJR北海道さんが、来年の夏過ぎですか、社長さんが決めたいと言っているようです。JRに決定権がありますから、我々が決められることではありませんので、見守っていきたいなというふうに思っています。

(記者)

市長は、以前、原発自体には反対するものではないということをおっしゃっていたと思いますけれども、今回視察されて、原発に対する認識、心境、何か変わったことがあれば、お尋ねします。

(市長)

私が、原発自体反対するものではないというのは、個人的な思いと個人的な考えは別にして、この大間原発の建設を凍結するためには、これに専念するという意味で言っているのです。だから、私が、反対なのか、脱原発なのか、推進なのかということには、個人的なものは持っていますよ、だけれども、反対してくれという人たちに対してそれはしません。一方では脱原発だとか、反対まではしなくても、再稼働はよくても新設はだめだとか、いろんな人を束ねていきたい、そういう意味での反対をしていないということですから、御理解をいただきたいと思います。

(記者)

以前、提訴するにあたって、訴訟費用を全国の原発に反対するような方々から何か費用を集めたいというようなことをおっしゃっていたと思うのですけれども、それについてはどのようにお考えですか。

(市長)

それについても変わりません。今、訴訟を起こしていないのに、さあ、御寄附をお願いしますとか、御支援をお願いしますということにはならないので、起こした段階では、そういうこともあり得る。できれば、きちんとそういうお願いもしていきたいというふうに思っています。市民の中にも訴訟費用を応援しますよという人たち、我々もお金出しますという人が結構いるのです。これは、函館だけの話ではないわけですから、全国に広げていきたいと思います。

(記者)

呼びかける場合、市長が原発に対して、大間原発だけではなくて、原発全体に対してもっと踏み込んだ発言をされたほうが、そういった賛同はもっと集まるのではないかなというふうに思えるのですけれども、それについてはどうですか。

(市長)

それは、私なりの原発に対する考え方というのはあるのですけれども、それと、この大間の原発の建設とごちゃごちゃにしてしまうと、一方についてしまいかねないことも危惧されるので、曖昧にしているのとはちょっと違うのですけれども、あくまでも大間の建設凍結に専念するということです。ともかく二、三十年は、このままにしておきましょうよと言っているわけです。それに賛同する人たちが、渡島の11市町、官民挙げて同意というか理解をいただいております。市内においても、政治的な心情、あるいは原発に対するさまざまな思いを別にしながら、まとまっていただいているのかなというふうに思っていますので、従来どおりの考え方でやっていきたいというふうに思っています。

(記者)

北海道新幹線の駅名について、先日、立柱式があったときに、高橋知事が我々が汗をかいて間に入って調整するということをおっしゃったのですけれども、それについて期待するところですとか、お任せするとか、そういうところはございますか。

(市長)

調整するということですが、北海道には何も決める権限はないわけで、あくまでも、これはJR北海道です。どういうお考えで言われたのか、私は直接聞いているわけではありませんので、具体的にお聞きしない限り、期待も何も特別どうのこうのというのは、今の時点ではありません。

 
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