幼 児 編  

Q 1 おむつがとれないで,困っています。
A 1 最近は,オムツのとれる年齢も遅くなりつつあります。
    また,失敗なく出来るようになる時期は個人差が
    大きく,2〜3歳と幅があります。オマルに座れるように
    なったらあせらず,おしっこの練習から始めてみてください。

    排便の時間は朝食後がよいでしょう。

    ゆっくりオマルに座らせて,話しながらさせてみましょう。 
    うまくいかなくてもよいという気持ちで取り組んでみてください。
    また,上手に出来た時はほめてあげることが大切です。
        

Q 2 何でも自分でやりたがって困ります。
A 2 こどもは3歳ごろになると,自我が芽生え,何でも自分でやりたがります。
    でもまだ,手やからだの動きが十分でないため,パジャマを着るのに
    時間がかかったり,ハミガキがうまくできないなど,能力はともなって
    いません。

    親がお手本になったり,少し手伝ってあげながら,気長に
    「自分でやれる力」をつけさせるようにしてみましょう。

Q 3 好き嫌いや遊び食べが多くて,困ってます。
A 3 離乳食が完了した頃から好き嫌いが始まったり,遊び食いの多くなる
    時期です。こどもの好き嫌いは,日によって変ることもあるので
    無理強いをしないようにしましょう。 

    また,2〜3種類の食品が嫌いな場合は,それがすぐ栄養障害に
    結びつくことはないので,お母さんがあまり神経質にならない
    ことです。

   ※ 好き嫌いをなくすポイン
     ・家族全体で好き嫌いをなくすように。
     ・おやつの時間を決めて甘いものは控える。
     ・空腹になるように元気に遊ばせる。
     ・苦手なものを食べたらほめてあげる。
     ・あじつけや切り方など調理法を工夫する。
     ・食事はおいしく楽しい雰囲気で。

Q 4 朝食を食べたがりませんが,食べなくてもよいですか?
A 4 健康のためにも,1日の活力源としても,朝食はきちんと食べさせるように
    してください。

    また,親が夜更かしをしているとこどもも宵っぱりとなり,朝,なかなか
    起きられず食欲もわきません。早寝,早起きを心がけ,朝食を
    食べられるようにし,3回食とおやつという食生活のリズムを整えましょう。
    もし,食が細いようであれば,卒乳を考えてみるのもよいでしょう。

Q 5 指しゃぶりのくせがなくならず,困っています。
A 5 指しゃぶりは,こどもが大きくなると,自然になくなっていくものなので
    あまり深刻にならないほうがよいと思います。

    寝入りばなや,遊びにつかれてぼんやりしているとき,また,気持ちのうえで
    欲求不満があるときなどに出やすいようです。

    気にせず,遊びや話相手になり,こどもを温かく見守ってあげてください。 
    無理にやめさせようとしたり,叱ったりは,逆効果になることがあります。
    4,5歳まで続くと,噛み合わせに影響が出ることもあるので,歯医者さんに相談
    した方がよいと思います。

Q 6 言葉が遅いのではないかと心配です。
A 6 こどもの言葉の発達は正常であっても個人差がかなりあります。
    1歳から1歳半くらいで,言葉が言えなくても,聞こえの心配がなく親や
    他人の言うことが理解できるようであれば,それほど心配ないと思います。

    「何か持ってきて」と言ったときに,まちがいなくそれができたり
    親のまねなどができれば,そのうちに言葉が増えてくると思います。
    周りの人ができるだけゆっくりとやさしくたくさん,話かけるようにして
    みてください。 
    
    また,こどもはこども同士のまじわりのなかから,言葉やいろいろなことを
    学んでいくものなので,できるだけ,同じ年ごろのこどもと遊ばせるように
    するとよいと思います。

Q 7 言葉をたくさんしゃべりますが,何を話しているのか聞き取りできず心配です。
A 7 始めから,うまくお話できるこどもはいません。
 
    あごの力がついてきたり,舌を上手に動かせるようになると変わってきます。
    少しづつ,うまく言えるようになってきますので,言いなおしをさせたりせず
    あせらず,待つようにしてみてください。

    親がこどもに話しかけるときは,早口にならないよう,はっきりとした言葉で
    話してあげて下さい。

Q 8 2歳半になった子です。 最近,言葉がつまり心配です。
A 8 一般にこどもは,2歳半から3歳ころにかけ,よく話すようになります。

    会話ができるようになると,一度に多くのことを話そうとして,あせって言葉が
    つまるようになることがあります。

    これは,生理的吃音(きつおん)といって,だれにでも,おこりうることです。
    親が気にして,言いなおしをさせたり,ゆっくり話すことを強制したり
    こどもを叱ってしまうなどのことが続くと,こどもは本物の吃音になることが
    ありますので,あせらず待ってあげるようにしてください。

Q 9 健診で,言葉が遅れていると言われましたがどうすればよいでしょう。
A 9 対応はできるだけ早いほうがよいと思います。

    親が話しかける言葉を,ほとんど理解しないような言葉の遅れの場合,
    聴覚の障害,発声発語器官の障害,知的障害,対人関係の障害,言語の
    環境問題などが考えられますので,保健所と相談しながら 
    こどもの状況にあった対応を一緒に考えていきましょう。

Q10 夜,何時までも起きています。
    早く寝付かせるにはどうしたらよいですか。
A10 生活のリズムが,大人と同じになっていませんか。
    夜遅く寝たからといって朝はいつまでも寝せておかず,
    また,夜は,8時ころには寝るようにするなど生活のリズムを
    つくるようこころがけてみてはいかがですか。昼間にたっぷり遊ばせ
    しっかり食事をとるようにすると,ぐっすり眠れるようになると思います。

Q11 母親のそばから離れず,友達の輪にはいって
    いけずにいるので心配です。 
A11 こどもは,いつもお母さんと一緒にいて,いっぱい甘えて
    いることで心が安定していますが,3歳くらいになると,自我が芽生え
    他のお友達への関心がたかまるようになります。まずは,お母さんが
    こどもと一緒に仲間にはいって遊び,楽しいという気持ちをくりかえし
    経験させてあげると,遊ぶことの楽しさを感じ,友達と遊べるように
    なると思います。

Q12 おねしょは,いつごろからなくなるのですか。
A12 個人差もありますが,6歳ごろまでときどき失敗することもありますので
    あまり気にしないほうがよいと思います。

    夜,ひんぱんに起こしたりせず,ゆったりと接してあげてください。

    6歳をすぎても毎晩のようにおねしょをするようであれば,小児科の
    お医者さんに診てもらったほうがよいと思います。
Q13 ハミガキをいやがります。無理に押さえつけてやってもよいでしょうか?
A13 1〜2歳の頃は,歯みがきされるのをとてもいやがる時期です。

    しかも,自分ひとりでは,上手にみがけませんので1日1回
    (できれば夜寝る前)は親がみがいてあげたいものです。 

    必要に応じて手足を押さえるのは止むを得ませんが,笑顔で
    手早くがコツです。

    「ほーら歯みがきスッキリ気持ちいい!」「虫歯のバイキン イヤイヤね」など
    歯みがきの必要性を声がけしながら,毎晩の習慣にしてしまいましょう。

Q14 歯のかみ合わせや歯並びが心配です。
A14 乳歯20本が全部生えそろうまでは,かみ合わせもはっきりしませんので
    下アゴをつきだして反対咬合のように見えていても3歳頃には 
    治ってしまうことがあります。

    また,乳歯のかみ合わせや歯並びが悪くても永久歯にはえ代わる
    (5〜7歳頃から)と治ってしまうこともありますので,乳歯の時期は
    様子をみましょう。



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