●●●●函館の水道●●●●
   
 函館市は,安政6年(1859年)横浜・長崎とともに
日本最初の貿易港として,世界に門戸を開き,
西洋文化が流れ込む国際都市になりました。
その反面,当時の函館は水の便が悪く日常の
飲料水にも恵まれませんでした。
また,津軽海峡に突き出た地形のため年中風が
強く,ひとたび火災が発生するとたちまち大火と
なり,さらに、明治19年(1886年)に発生した
コレラの猛威により,多くの市民が犠牲となりました。
 
 
 このような環境から,水道開設の要望が市民の間に高まり,幾多の曲折を経て明治22年(1889年)
横浜に次いで我が国2番目の近代水道として,また,日本人による設計・監督として初めての
水道施設が完成しました。

 その後,水需要の増大に対して,6回の拡張事業を行い,現在では計画給水人口308,000人,
計画1日最大給水量154,000m3の規模となっております。

水道施設の概要
 函館市の水源は,主に市内を流れる3河川から水道水の原水を取水しており,亀田川からは
新中野,笹流の2つの貯水池より70,000m3/日,松倉川および汐泊川からは,堰堤を設け
河川表流水を直接取水しており,それぞれ40,000m3/日、45,000m3/日の取水が可能です。
この他,地下水による4,000m3/日を併せ、計159,000m3/日の取水能力を有しています。

 浄水場は3つあり,赤川低区浄水場(緩速ろ過)では,65,000m3/日,赤川高区浄水場(急速ろ過)
では35,000m3/日,旭岡浄水場(急速ろ過)では50,000m3/日の浄水能力を有しています。これと
地下水(消毒のみ)の4,000m3/日を併せ,計 154,000m3/日の浄水能力となっております。

 配水施設としては,32面57池の配水池を有しており,総有効容量は,68,988m3と なっています。
また,配水管の延長は1,226,901mとなっています。

 平成16年12月1日,旧戸井町・恵山町・椴法華村・南茅部町と合併し,4つの地域の簡易水道
事業を引き継ぎました。

 戸井地域の水道は,昭和29年弁才町から浜町までの簡易水道事業から始まり,昭和60年東部
(弁才〜原木)瀬田来・西部(小安〜汐首)がまとまり現在に至ります。

 恵山地域の水道は,昭和27年日浦・豊浦・女那川・古武井・恵山・御崎の7つの水道組合から
始まり,昭和45年頃,町に水道がまかせられ後に柏野まで延びました。
 また,昭和58年高岱〜古武井に水道管が通り現在に至ります。

 椴法華地域の水道は,大正11年頃木製水道管が浜町地区まで完成し,昭和25年には椴法華
全域に給水が始まり,平成12年浄水場が完成し現在に至ります。

 南茅部地域の水道は,昭和10年臼尻簡易水道の完成を皮切りに,古部,尾札部,木直,大船
簡易水道が昭和51年まで順次完成し現在に至ります。

給水状況 (平成23年3月31日現在)
  
行政区域内人口 280,035人  1日最大給水量 113,972m3 
給水区域内人口 A 280,017人  1人1日最大給水量
408g
給水人口      B 279,549人  1日平均給水量 96,396m3 
普及率  B/A×100 99.83%  1人1日平均給水量
345g
年間総給水量   C 35,184,625m3  年間総有効水量 E 32,786,667m3 
年間総有収水量 D 31,317,382m3  有効率 E/C×100 93.18% 
有収率  D/C×100 89.01%   

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