明治天皇御上陸記念碑

1935(昭和10)年9月7日

場所 大町(基坂下、海上自衛隊向)
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碑文

(表)
明治天皇御上陸記念碑

(右側)
昭和十年七月十六日建立

(裏)
蝦夷開拓ハ 皇威隆替ノ関スル所
一日モ忽ニス可ラス汝直正深ク国家ノ重
ヲ荷ヒ身ヲ以テ之ニ任センコトヲ請フ其憂
国済民ノ至情朕嘉納ニ堪ヘス独恐ル
汝高年遂ニ殊方ニ赴クコトヲ然レトモ
朕之ヲ汝ニ委ス始テ北顧ノ憂ナカラン仍
テ督務ヲ命ス他日 皇威ヲ北彊ニ宣
ル汝方寸ノ間ニアルノミ汝直正懋哉
明治二年己巳六月四日

解説

 赤御影石の地球儀の上に、青銅の鳳凰が羽を広げた碑は、明治天皇が明治9(1876)年、東北・北海道巡幸で来函の際、旧税関桟橋への上陸を記念したものである。同14年に再び来道の際、小樽から陸路函館へ巡幸し、ここから乗船して青森へ向かった。
 明治9年の下船・乗船と同14年の乗船で、計3回となることから、三蹤碑(さんしょうひ)とも呼ばれている。この碑は、函館出身の彫刻家梁川剛一の作で、裏面の銅板に刻まれた碑文は鍋島直正に下された勅書である。昭和10(1935)年7月16日、地鎮祭が開催され、9月7日に除幕式が開催された。
 なお、昭和16年に7月20日を「海の記念日」が定められたのは、明治天皇の明治9年の巡幸の際、7月18日に離函し、20日に横浜に帰着したことを記念したものである。平成8(1996)年から国民の祝日「海の日」となった。

参考文献

「いしぶみ」西部編(函館市役所土木部公園緑地課 1982年)、「函館市史資料集」第27集(函館市史編纂委員会)、昭和10年7月19日・9月7日付け「函館新聞」、「目で見る函館のうつりかわり」(函館市 1972年)

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管理:函館市中央図書館   更新 2008.4.1