通説編第2巻 第4編 箱館から近代都市函館へ


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第8章  金融界の近代化と整備・発展
第1節 金融機関の創設
1 明治初年の金融事情

贋金・贋札の横行とその処理

箱館仮札の発行

銭相場の変動

銭相場の変動   P953

 銭相場が各地で乱れたので、政府は金銭の相場に関して布達を出し、ひそかに時価を立てることを禁じ、明治2年7月に全国的に一般銭相場を金1両について10貫文(鐚(びた)銭−一般に精銭に対し品質の劣る銭)に定めたことを布告した(同前)。
 当時北海道においては、6貫800文をもって1両にかえる六八といわれる相場で、比率が異なっていた。そこで布告に基いて、これから北海道では一般に10貫(鐚銭)をもって1両にかえるように令達した。
 しかしながら、その後明治3年12月、各郡詰にたいして布達を発し、金1両について1貫文(文銭−単位文)で通用するように定めた。なお北海道における金銀銭の価格は、その後においてもなおきわめて煩雑をまぬがれなかった(『北海道金融史』)。
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