| 通説編第1巻 第3編 古代・中世・近世 |
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第5章 箱館開港 種痘の普及/水腫病対策/薬物と売薬行為 |
種痘の普及 P682
水腫病対策 P682−P683 蝦夷地に越冬する和人が、水ぶくれになり、顔がむくみ、腹が太鼓のようになって苦しみ死ぬという奇病は、水腫病といわれ、寒気よりくるとか、野菜の欠乏からくるとかいって恐れられたが、安政3年箱館奉行はこれが対策に乗り出し、宗谷詰調役梨本弥五郎の案をいれて、入港した英国船にならって箱館の職人にクワヒルというものを22個作らせて奥地に配分した。クワヒルとはオランダ語で、いまのロストル付きの石炭ストーブのことである。またコーヒーを取り寄せ、各場所に配布するなど、越冬方法の改善に努力している。薬物と売薬行商 P683 アイヌは野生の草根木皮を経験によって薬に使用したが、和人は種々の薬物を発見し、幕府の採薬使がしばしば派遣され、天明元(1871)年の『松前志』には、132種もの薬物が出ている。人参・附子(ぶし)・イケマ(毒消し)・エブリコ(落葉松に寄生する菌(きのこ))・膃肭臍(たけり)・熊胆・鹿角・オクリカンキリ(ざりがにの石)など有名であるが、別に箱館近在の薬草として、川 |
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