| 通説編第1巻 第1編 風土と自然 |
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第2章 地形・地質 川汲層/汐泊川層/松倉集塊岩層/寒川火山噴出物層/火成岩/プロピライト/粗粒玄武岩/石英斑岩/石英安山岩/石英粗面岩/黒岩安山岩/かんらん石玄武岩 立待岬溶岩/千畳敷集塊岩/高龍寺山溶岩/千畳敷溶岩/御殿山溶岩 |
立待岬溶岩 P55−P56 函館山地域には前述の中新世地層の寒川火山噴出物層を覆って各種の火山噴出物が分布しており、下位から上位に、立待岬溶岩、千畳敷集塊岩層、高龍寺山溶岩、千畳敷溶岩と御殿山溶岩という分布となっている。立待岬溶岩は立待岬付近に分布し、褐色がかった灰色の硬質安山岩である。この溶岩は溶岩流として流れた時に出来た流理構造がよく発達し、またそれに平行した板状節理の発達も著しい。緑色角閃石、シソ輝石、斜長石、石英が斑晶をなし、やや褐色を帯びた玻璃質の部分と微珪長質の部分との入り混ったものが石基を成している。 千畳敷集塊岩 P56 千畳敷集塊岩は函館山の南部海岸で懸崖を成し、安山岩あるいは石英安山岩の角礫と、その間を埋める黄褐色の凝灰岩より成り立っている。角礫の大きさは、こぶし大から人頭大のものが多く、時には1メートルに達するものもあり、かなり変質している。高龍寺山溶岩 P56 高龍寺山溶岩は北部の高龍寺山付近と寒川東方にわずかに分布する。青灰色を呈する硬質の石英安山岩で、径1〜2センチメートルの大きな斜長石斑晶を含むのが特徴である。千畳敷溶岩 P56 千畳敷溶岩は函館山南部の千畳敷と呼ばれる平坦台地を造る溶岩である。この溶岩は濃い灰色を呈し、やや黒っぽい部分と白っぽい部分とが縞目を成しているが、これはこの溶岩が流れた時の流理構造である。この溶岩は千畳敷集塊岩と同様、南に15度内外傾斜している。御殿山溶岩 P56 御殿山溶岩は函館山最高峰の御殿山を中心に分布している。濃灰色を呈し流理構造の発達した岩石で、流理面は非常にうねった形をしている。この溶岩は風化して全般にかなり白っぽくなって高龍寺山溶岩を覆っているが、千畳敷溶岩との関係は直接つかむことが出来ない。従って御殿山溶岩と千畳敷溶岩は一つづきのものである可能性もある(鈴木 長谷川 1963等による)。 |
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