新年のごあいさつ

 

平成29年1月4日

 

 新年明けましておめでとうございます。
 平成29年の新春を皆様とともにお迎えできますことを心からお喜び申し上げます。
 昨年は,3月26日に北海道新幹線が開業し,本市にとりまして「第2の開港」とも言える記念すべき一年となりました。新幹線の利用者数は在来線時代の約8割増となり,東北や関東などから多くの観光客の皆様にお越しいただいたほか,フル・ハーフ同時開催となった「函館マラソン」や東北6県のお祭りが一堂に会した「はこだてグルメサーカス」など様々な開業記念イベントを実施するとともに,函館アリーナで多くの全国規模の大会などが開催されたことにより,まちに活気と賑わいが生まれています。
 また,10月には,函館駅前に親子向けの体験施設「はこだてキッズプラザ」と先端的な技術を活用した体験ができる「はこだてみらい館」を,さらに,棒二森屋アネックスには高齢者などの交流や憩いの場となる「ふらっとDaimon」を開設したほか,本年4月には,本町地区の複合ビル「シエスタ ハコダテ」に若者の新たな交流の場となる「函館コミュニティプラザ」をオープンするなど, 中心市街地の活性化に向けた取り組みを進めております。
 一方で,本市の人口は依然として減少を続けておりますが,人口減少対策である「函館市活性化総合戦略」により,定住人口の減少抑制と交流人口のさらなる増加に向け,各種施策に取り組むとともに,平成29年度から始まる新たな「函館市基本構想」では,「北のクロスロード HAKODATE~ともに始める 未来を拓く~」を本市の将来像に掲げ,行政はもとより,市民・企業・団体といった本市を構成するあらゆる主体の皆様とともに,函館の再生と持続的発展を図ってまいりたいと考えております。
 本市は,昨年の民間調査会社による市区町村の魅力度調査において3年連続全国第1位となりましたが,北海道新幹線開業の効果を一過性のものとすることなく,2030年度の新幹線札幌延伸を見据え,さらなる交流人口の拡大を図り,その効果を地域経済全体へ波及させる取り組みを進める一方,積極的な企業誘致や新産業の創出,起業化支援等による雇用の拡大や創出を図るとともに,高等教育機関の集積や陸・海・空の交通インフラの充実などの優位性を生かし,新幹線開業を追い風に,経済を元気にする様々な取り組みを加速してまいります。
 また,若い世代が安心して子どもを生み育てられる環境整備や医療と介護の連携による地域福祉の推進など,人口が減少しても,市民一人ひとりが安全で安心して生活を送ることができる地域社会の実現に向け,取り組んでまいります。
 函館は,これまで先人の遺産である歴史的な建造物やまち並み,豊富な水産資源,地形によってもたらされる夜景や交通の要衝であるといった優位性を生かし,まちづくりを進めてまいりました。
 今後は,こうした様々な資源をさらに磨き上げ,新しい価値を付加し,「魅力あるまち函館」をゆるぎないものにするため,歩いて楽しい美しいまち「ガーデンシティ函館」をはじめ,グルメのまち・美食のまちをめざす「食の産業化」,市内のイベントを体系化・組織化し,魅力を広く国内外へ発信する「フェスティバルタウン」などの取り組みを進めてまいります。
 これからも市民の皆様と力を合わせ,住んでいる人も,訪れる人も,だれもがこのまちで過ごす時間を幸せに感じられるまちづくりを進めてまいりますので,ご理解とご協力をお願い申し上げます。
 結びにあたりまして,新しい年が市民の皆様にとりまして喜びと幸せに満ちたすばらしい年となりますことをお祈り申し上げ,新年のご挨拶といたします。

 

函館市長 工藤 壽樹

 

 

 

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