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1 アサは、その茎から丈夫な繊維がとれるので、古代から繊維をとる植物として栽培・利用されてきました。しかし、その花や若い葉(大麻)には幻覚を引き起こす成分が含まれているため、法律で、一般の栽培や所持が禁止されています。
2 アサは、成長が早く、大きいものは草丈が3mにもなりますが、種子をつけた後は枯れてしまいます。
3 良く成長した茎は、主に四角く緑色で、浅いすじが通っていて、真直ぐに立ちます。
4 葉は、細長い柄の先に、3〜9枚の小葉が集まって手のひらのような形になっています。葉全体の大きさは10〜20cmくらいです。
5 雄花と雌花が別々の株につき、花は夏に咲きます。雌株は、葉のつけ根に穂状の雌花を多数つけます。雌花を摘むとねばねばします。
6 間違われやすい植物としてケナフがありますが、ケナフはオクラやトロロアオイのような黄色の大きな美しい花を咲かせます。
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けしの仲間(ケシ属植物)は、春から秋にかけて色あざやかで美しい大きな花を咲かせるものが多く、ガーデニングや切り花用の植物として人気があります。しかし、けしの仲間には、法律で栽培が禁止されているものがあります。これらは、外観の特徴から、園芸用のけしと区別できます。けしの仲間を正しく見分けましょう。
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@ケシ(ソムニフェルム種)(学名:パパベル・ソムニフェルム)
1 秋に種子をまくと翌年の春に、春先に種子をまくと初夏に10cmくらいの大きな花が咲きます。
2 一重咲きの花は、花びらが4枚で、色は赤、桃、紫、白などがあります。また多数の花びらがついた八重咲きの花もあります。
3 開花期の草丈は100〜160cmくらいです。
4 葉、茎、つぼみなどの外観は、キャベツの葉のような白みを帯びた緑色をしています。
5 葉、茎、つぼみの表面には、ほとんど毛がありませんが、つぼみの下の茎(花梗)や葉の裏の主脈(葉の中心にある一番太い葉脈)には、まばらに毛がつくことがあります。
6 葉は互い違いに茎につき、上部の葉は柄がなく、茎のつけ根で茎を巻き込むような形でついています。葉の長さは10〜50cm、幅は5〜20cmくらいです。
7 花が終わると雌しべが発達してふくらみ、だ円または球形で、上部が平たい皿のような形をした大きな果実(径3〜6cm、長さ3〜7cm)になります。
Aアツミゲシ(セティゲルム種)(学名:パパベル・セティゲルム)

1 秋に種子をまくと翌年の春に、春先に種子をまくと初夏に花が咲きます。
2 花びら4枚で、色は薄紫や赤があり、ソムニフェルム種よりも小形です。
3 開花期の草丈は50〜100cmくらいです。
4 葉、茎、つぼみなどの外観は緑色で、よく枝分れ(分岐)します。
5 ソムニフェルム種よりも毛が多く、つぼみのがく片やつぼみの下の茎(花梗)は毛で覆われています。
6 葉は互い違いに茎につき、上部の葉は柄がなく、茎のつけ根で茎を巻き込むような形でついています。葉の大きさはソムニフェルム種よりも小形です。
7 果実はソムニフェルム種よりも小形です。
Bハカマオニゲシ(ブラクテアツム種)(パパヴェル・ブラクテアツム)

1 花が終わり植物が枯れた後も根が残り、翌年も同じところから芽を出します。
2 初夏に、径10cmくらいの鮮やかな真紅の大きな花を咲かせます。花びらは4〜6枚で、基部に黒紫の鮮明な斑点があります。
3 花びらのすぐ真下に4〜6枚のハカマ(苞葉)があります。これは、果実が出来て、果実の下の茎(花梗)が枯れるまで残り、ハカマのように見えるので、「ハカマオニゲシ」の名前の由来となりました。
4 草丈は60〜100cmで、葉や茎全体が白く硬い毛で覆われています。
5 葉は緑濃色で、鳥の羽のような形に深く切れ込んでいます。地面に近い部分の葉(根出葉)は、長い柄(葉柄)があり、長さは柄を含め20〜25cmで蜜についています。
6 つぼみを覆う2枚のがく片の表面には、硬く伏した(寝た)毛が多数ついています。
7 果実は表面に毛はなく、青緑色です。
※ハカマオニゲシは、後述する「植えてもよいけし」の「オニゲシ」と、外観が非常に良く似ています。ハカマオニゲシの「鮮やかな真紅の花の色」、「花びらの基部に存在する鮮明ではっきりした黒紫の斑点」、「つぼみの表面(がく片の表面)の伏した(寝た)硬い毛(オニゲシの毛は直立している傾向がある)」は、二種の植物を見分ける手がかりです。
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@ オニゲシ

1 花が終わり植物が枯れた後も根が残り、翌年も同じところから芽を出します。
2 初夏に、径10cmくらいの橙〜朱色の大きな花を咲かせます。花びらは4〜6枚で、基部に黒紫色の斑点があるものとないものがあります。
3 花びらのすぐ真下に1〜4枚のハカマ(苞葉)がつくものがあります。このハカマは、ハカマオニゲシのものに比べて大きい傾向があります。
4 草丈は50〜100cmで、葉や茎全体白く硬い毛で覆われています。
5 葉は濃緑色で、鳥の羽のような形に深く切れ込んでいます。ハカマオニゲシに似ていますが、ハカマオニゲシに比べ、葉色は黄色味がかり、葉の幅は広い傾向があります。
6 つぼみを覆う2枚のがく片の表面には直立した毛が多数ついています。
7 果実は、表面に毛がなく、青緑色です。
Aアイスランドポピー

1 原産地(シベリア・モンゴル)では、花が終わった後、翌年も同じところから芽を出しますが、日本では、秋に種子をまき、翌年の春先から初夏にかけて花が咲き、夏に枯れます。
2 花はケシ、ハカマオニゲシに比べて小さく可憐で、径7〜8cm、色は赤、桃、橙、黄、白などで花びらは4枚です。
3 草丈は70〜80cmくらいです。
4 葉、茎、つぼみの表面には、長く粗い毛がついています。
5 葉は柄(葉柄)があり、長さは柄を含めて3〜15cm、色は緑色で、深い切れ込みがあり、菊の葉に似ています。地面に近い部分の葉(根出葉)の中心から長く伸びた花梗(花の下の茎)には葉がありません。
6 果実は、長さ1〜2cmで表面が毛で覆われています。
Bヒナゲシ(虞美人草)

1 秋に種子をまき、翌年初夏に、または春先に種子をまいて初夏に花が咲きます。
2 花は、ケシ、ハカマオニゲシに比べて小さく可憐で、径6〜8cm、色は紅、橙、桃色などで、花びら4枚の一重咲きと八重咲きのものがあります。
3 草丈は50〜80cmくらいです。
4 葉、茎、つぼみは緑色で表面は細かい多数の毛で覆われています。
5 葉には、長さ1〜2cmで小さく、表面に毛がありません。