【世界遺産】世界遺産について

2018年1月4日

世界遺産とは

 

 

人類にとって過去から現在へと引き継がれたかけがえのない歴史・文化・自然を,未来に向けて保全することを目的に,ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)において1972年に採択された「世界遺産条約」(正式名称:世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約)に基づいて登録された人類共通の遺産です。

 

世界遺産には,「文化遺産」,「自然遺産」,「複合遺産」の3種類があり,いずれも有形の不動産が対象です。

 

 ・文化遺産・・・記念物,建造物,遺跡など(集合体(群)を含む)

 ・自然遺産・・・地形や地質,生態系,絶滅のおそれのある動植物の生息(生育)地など

 ・複合遺産・・・文化遺産と自然遺産の両方の価値を有するもの

 

現在は世界中で,文化遺産832件,自然遺産206件,複合遺産35件の計1,073件が登録されています。

日本国内では,文化遺産17件,自然遺産4件の計21件が登録されています。

(平成29年12月現在)

 

 

日本国内の世界遺産

 

  文化遺産:17件

  ・法隆寺地域の仏教建造物〈奈良県〉1993年

  ・姫路城〈兵庫県〉1993年

  ・古都京都の文化財(京都市,宇治市,大津市)〈京都府・滋賀県〉1994年

  ・白川郷・五箇山の合掌造り集落〈岐阜県・富山県〉1995年

  ・原爆ドーム〈広島県〉1996年

  ・厳島神社〈広島県〉1996年

  ・古都奈良の文化財〈奈良県〉1998年

  ・日光の社寺〈栃木県〉1999年

  ・琉球王国のグスク及び関連遺産群〈沖縄県〉2000年

  ・紀伊山地の霊場と参詣道〈三重県・奈良県・和歌山県〉2004年

  ・石見銀山遺跡とその文化的景観〈島根県〉2007年

  ・平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-〈岩手県〉2011年

  ・富士山-信仰の対象と芸術の源泉〈山梨県・静岡県〉2013年

  ・富岡製糸場と絹産業遺産群〈群馬県〉2014年

  ・明治日本の産業遺産群 製鉄・製綱,造船,石炭産業

   〈福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・鹿児島県・山口県・岩手県・静岡県〉2015年

  ・ル・コルビュジェの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-

   〈東京都(他フランス・ドイツ・スイス・ベルギー・アルゼンチン・インド)〉2016年

  ・「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群〈福岡県〉2017年

 

 自然遺産:4件

  ・屋久島〈鹿児島県〉1993年

  ・白神山地〈青森県・秋田県〉1993年

  ・知床〈北海道〉2005年

  ・小笠原諸島〈東京都〉2011年

 

 

世界遺産登録への道

 

世界遺産登録の可否については,年に1回開かれるユネスコの世界遺産委員会で決定されます。そこで審査・登録されるには,文化庁が作成する世界遺産暫定一覧表[正式な国内の候補遺産リスト]に記載され,国からユネスコに推薦される必要があります。なお,平成24年以降は各国からの推薦は年1件に限られています。

 

日本国内の暫定一覧表

 文化遺産:8件

  ・古都鎌倉の寺院・神社ほか〈神奈川県〉

  ・彦根城〈滋賀県〉

  ・飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群〈奈良県〉

  ・長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産〈長崎県・熊本県〉※2016年推薦,2018年審査予定

  ・北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群〈北海道・青森県・岩手県・秋田県〉

  ・金を中心とする佐渡鉱山の遺産群〈新潟県〉

  ・百舌鳥・古市古墳群〈大阪府〉※2017年推薦

  ・平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-(拡張)〈岩手県〉

 

自然遺産:1件

  ・奄美大島,徳之島,沖縄島北部及び西表島〈鹿児島県・沖縄県〉※2017年推薦

  

 

世界遺産登録までの流れ

  

世界遺産登録に向けて,現在の日本では,以下のように進められています。

 

  1. 都道府県から,世界遺産にふさわしい候補について,国へ提出(文化遺産は文部科学省,自然遺産は環境省)
  2. 国で適当と認められた候補は,ユネスコの世界遺産委員会に提出され,暫定一覧表へ登録
  3. 都道府県および関係市町村は,必要要件を盛り込んだ推薦書案を作成し,国へ提出
  4. 国が提出された推薦書案について審査し,推薦候補として選定されれば,日本国としてユネスコに推薦書を提出
  5. 推薦書が提出された資産について,ユネスコの諮問機関であるイコモスの現地調査の結果と意見をもとに,ユネスコが世界遺産にふさわしいか判断
  6. ユネスコ世界遺産委員会(年1回開催)において,審議・決定し,正式な世界遺産として登録

 

函館市の大船遺跡と垣ノ島遺跡を含む「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」は,平成21年1月に世界遺産暫定一覧表に記載されています。

世界文化遺産への正式登録に向け,現在は国の推薦を得るべく,4道県と共同して取り組んでいます。

 

 

 

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お問い合わせ

教育委員会生涯学習部 文化財課
世界遺産登録推進室
電話:0138-21-3563
ファクシミリ:0138-27-7217