平成24年、「石油給湯器（以下、ボイラー）」から出火した火災が連続して発生しました。
　　幸い「ボイラー」と建物の一部を燃やしたのみで、大きな被害はありませんでしたが、出火した
　　「ボイラー」は設置してから18年から22年経過しており、その間、点検整備等は一度も実施
　　されていませんでした。

　　　お話を伺うと、「普段から、臭いがきつい、点火し難いなど、調子はよくなかったが、お湯が
　　出ない訳ではないのでそのまま使用していた。」との事でした。
　　　今回は、発見や119番通報が早く、小さな被害で済みましたが、ひとつ間違うと建物火災に
　　なる等、人的被害や大きな損害を出す危険性があります。
　
　　　消費生活用製品安全法（消安法）では「ＦＦ式石油燃焼暖房機」「石油給湯器」「石油ふろが
　　ま」を「特定保守製品」として指定しています。

　　　メーカーでは、一般的に標準使用期間を10年として、それらの期間を目処として適切な点検
　　をするよう呼びかけています。

　　　「点火し難くなった」「点火時・燃焼時の音が大きくなった」「臭いが強くなった」「エラー
　　表示が頻繁に出る」等の症状が出たら、メーカー・販売店に点検を依頼してください。